ヒャッハー

実用日本語表現辞典

ヒャッハー

「ヒャッハー」は、無法・無秩序の状況で欲望のままに振る舞うさまを示す俗な表現、もしくは、最高潮の気分の高揚を示す快哉の叫びである。

「ﾋｬｯﾊｰ!!」のように単独で感動詞的に用いられることも多いが、応用的に「ヒャッハー状態」「ヒャッハーする」といった言い回しで用いられることも多い。

ヒャッハー！の語源

ヒャッハーの語源・由来・元ネタは、原哲夫と武論尊によるマンガ作品「北斗の拳」で、物語の冒頭に登場する賊が丸腰の民に襲いかかる際に発した狂乱の叫声である。ただし厳密にいえば、作中では「ヒャッホー」や「ヒャッハッハッ」といったセリフが登場するものの、「ヒャッハー」という字句そのものは用いられていない。

同作に多数登場する名もない暴徒は、俗に「モヒカン」あるいは「雑魚」などと呼ばれている。暴力に物を言わせ、調子に乗って暴れまわるが、主人公ケンシロウをはじめとするメインキャラクター達にはまるで歯が立たない。しかしながら同作品には必要不可欠な憎めないキャラクターとして現在でも多くの人に愛されている。

（2020年11月20日更新）