トリノ五輪編後に登場する人物
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「銀盤カレイドスコープ」の記事における「トリノ五輪編後に登場する人物」の解説
オスカー・ブラックパール 2006年に渡米したタズサが氷上仮面舞踏会で出会った青年。19歳のペアスケーター。ブラックパールの名の通り、黒真珠のような緑がかった黒い瞳を持つ。理由あってペアのスケーティング経験が全くないタズサと組むことになる。律儀で一度決めたことを途中で投げ出せない性格。タズサより一歳年上だが意外と純情なところがあるため、彼女からよく「ボーヤ」呼ばわりされる。 主な戦績は、2008年世界選手権ペア銅メダル、2010年バンクーバー五輪ペア6位。 シンディ・ストラップ オスカーのパートナーの少女。18歳。明るい性格でタズサとは出会って間もなく親友同士となる。交通事故により右足を負傷し来シーズンの出場が叶わなくなってしまったため、その代役をタズサが引き受けることとなる。 主な戦績は、2010年バンクーバー五輪ペア6位。 シャナハン・スタージェス オスカー、シンディ、そして渡米したタズサが所属するアイスリンク「ベルベットLAシルバーコート」のコーチ。口数が少なく、必要最低限のアドバイスで選手を指導することができる世界的に有名なコーチ。普段は落ち着いているが極度の恐妻家であり、妻に呼び出されるととたんに大慌てする。 ゲイリー・ハイアット タズサに対抗してペアに転向したドミニクのパートナーとなった男性。オスカーより遥かに高い実績を持ち、世界選手権の銀メダルを獲得したこともある。 高島 瞳(たかしま ひとみ) 声 - 田中千秋 トリノ五輪後に結婚した高島コーチの新妻。旧名は矢野瞳(やの ひとみ)。コンピュータ関連企業でシステムエンジニアとして働くキャリアウーマン。タズサ、ヨーコにとって母親もしくは歳の離れた姉のような存在でもある。 高島コーチとの出会いは友人の結婚式(彼女が新郎の、高島コーチが新婦の友人だった)。 新婦が投げたブーケが明後日の方向に飛んで行き、それを追い走ったがブーケは高島の胸元にすっぽり収まってしまい、彼女は高島を押し倒してしまう。 そこで高島に「俺と結婚する?」と聞かれたことがきっかけで結婚することになった(この話をタズサにせがまれ話したときは彼女に大爆笑されていた)。 アニメ版では、高島コーチとタズサの熱愛報道を否定するためにトリノ五輪前に登場した。 ジョン リアの代理人。リアが信頼を置く数少ない人物の一人。リアのことをまるで娘か孫のように思っている。 執事然とした佇まいだが、タズサにお金の使い道がなくて困っていると相談するなど意外と気さくな性格。 遠山 秀悟(とおやま しゅうご) クリスタルガーデンに所属する少年でヨーコのアイスメイト。ヨーコより3歳年上の15歳(2008年時点)。タズサに強く憧れている。やや生意気で軽い性格だが割と頭は良く、ヨーコに勉強を教えたり、ある程度英会話もできる。ヨーコは6歳のとき初めて秀悟と出会い、そのときから彼のことが好き。 神尾 来夢(かみお らいむ) 2008年日本のノービスクラスで最高の実力を誇る少女。ヨーコと同い年の12歳(2008年時点)。アイスリンク「パレット赤羽スケートクラブ」所属。大会ではいつもヨーコを負かせている。 最初は事情がありヨーコとの仲が悪かったが、打ち解けたあとは良きライバルとなっている。 主な戦績は、2008年東京選手権女子シングル(ノービス)金メダル、2008年全日本ノービス選手権女子シングル金メダルなど。 三枝 竜二(さえぐさ りゅうじ) 来夢のコーチで、日本スケート連盟の大物。タズサに好感を持っていない「良識派」の一人。来夢を将来タズサに取って代わる存在にすると宣言した。 坂本(さかもと)さん 東京クリスタルガーデンに所属するスケーター。通称ガーデンのアネゴ。 キャンドル・アカデミア 2008年世界ジュニア選手権女子シングルのチャンピオンにしてイギリスが誇る15歳の世界的アイドル。愛称はキャンディ。小説版の第5巻の主役の一人。芸能活動のために訪れた京都で偶然タズサと出会って意気投合し、高島邸に滞在することとなる。目立ちたがり屋で周囲から注目されることに無上の喜びを感じる。 価値観の相違からタズサにスケート勝負を挑んだが惨敗し、その後プレッシャーや恐怖を覚えて2009年の世界選手権では精彩を欠いたものの、2010年のバンクーバー五輪では復活して上位入賞する。 主な戦績は、2008年世界ジュニア選手権女子シングル金メダル、2010年バンクーバー五輪女子シングル6位、2010年世界選手権女子シングル6位。 エアー・ウッド 22歳の人気ロックミュージシャンにしてキャンディの義理の兄(母親の再婚相手の息子)。テレビ番組の収録中に出会ったタズサに一目惚れする。 デイブ・ピガロ キャンディの元コーチ。キャンディが7歳の頃、その才能を見出した。以来長く彼女を指導してきたが、キャンディの過剰な芸能活動に反対し、シニアグランプリシリーズへの出場を許可しなかったため一時期はキャンディとの師弟関係は解消された。 しかしタズサに負けて色々考えたキャンディに請われ、再び指導することになる。 ジェニー・ミケルソン キャンディの中学時代の同級生。当時13歳の若さにして売れっ子の女優であり、学校一の人気があった。彼女への嫉妬からキャンディは芸能界デビューを決意した。 ヤナ 本名は不明。日本のライターで、キャンディの取材をしている。 至藤 妙子(しとう たえこ) 元フィギュアスケーターで至藤響子の母親。旧姓は小金沢。自分はそこまで有名な選手ではなく、鳴かず飛ばずのまま引退した。しかしその夢を娘に押し付けて虐待同然の練習をさせていた。 赤坂 京介(あかさか きょうすけ) 神楽坂アイスアリーナのコーチで、長年響子を指導していた。 谷村(たにむら)先生 響子の小学生時代の担任。練習で遊ぶ暇もない響子を修学旅行に行かせるために尽力した。 ゴリラ 本名は不明。響子の小学生時代のクラスメイトでガキ大将。修学旅行で響子に枕で叩かれてから女性恐怖症になったが、彼女のことが割と好きで今でもファン。大人になると小学生時代とは打って変わってハンサムになった。 サトラ・グローバー 1998年長野オリンピックの女子シングルで銅メダリストのフィギュアスケーター。ドミニクに「神は努力したものを救う」と言って彼女の人生に大きな影響を与えた。引退後は各地を精力的にまわり、子ども達に夢をあたえている。現役時代はボニーに師事していた。 レイチェル ドミニクの恩人である運送会社の運転手。のちに社長になる。 ボニー・レイニオ 至藤響子が渡米してからのコーチ。以前はサトラやドミニクのコーチもしていた。 選手の成績・才能の優劣に関係なく分け隔てなく接するコーチングで評価が高い。 マット・ジェイコブス ドミニクがボニーの元を離れてからのコーチ。 ボニーと違い、成績が優秀な選手にコーチングの時間を割く。 桑 早百合(くわ さゆり) 至藤響子以前の日本フィギュア界のエース。 安友 鞠(やすとも まり) かつて至藤響子と五輪代表を争ったフィギュアスケーター。ベテランになってからもフィギュアに対する情熱的な姿勢が好まれ、日本では未だに人気が高い。 ジェームズ・ボイド 月刊スケートピアのスケーターインタビューなどを担当している有名ライター。別名「タブー知らずのジェームズ」。キャンディのファン。 フィギュアスケーターとも友好関係が広い。空港で迷子になったタズサを「タズサ・ノーウェイアウト・サクラノ」と風刺したため、タズサにその30倍イヤミを言われた可哀想な人。 堂島 瑞樹(どうじま みずき) タズサの代理人で40代の女性。 ホストクラブが大好きでいつも莫大な額を散財している。タズサをからかうのが趣味で、それにキレたタズサにクビをちらつかされた回数は数え切れない。 愛炉(あいろ) 堂島お気に入りのホスト。堂島にホストクラブナンバー1に育ててもらったことで恩義を感じている。 タズサに70万貢がせたこともある。 キプコスケイ ケニア人のマラソンランナー。堂島の冗談を真に受けてタズサに惚れている。 マイヤ・キーフラ リアのコーチ。モデルはロシアの元フィギュア選手で現コーチのタチアナ・タラソワ。リアが5歳の頃から教えていたが、リアが独立した後は隠居した。のちにタズサに請われ、そのコーチとなった。 求めるレベルがとても厳しく、クロカンコースを50分以内に走って帰って来ないとスケートの練習すらさせてくれない。 森永 麻紀(もりなが まき) タズサと響子のおかげで3枠に広がった日本のバンクーバー五輪出場枠の最後の1席を獲得した新進気鋭のスケーター。クリスタルガーデンに所属するタズサの後輩で、タズサとも仲がよい。 試合前にトイレに篭もる習性がある。 サーシャ マイヤの元で特訓を始めたタズサが出会ったユリスク町に住む12歳の少年。本名はアレクサンドル・コランスキー。 バンクーバー五輪でどん底に落ちたタズサを最後まで励ました人物。タズサに惚れている。 ターニャ サーシャの友達衆で一番背が高い女の子。本名はタチアナ・ブギナ。 サーシャのことが好きでクリスマスに告白したが、タズサが好きだと言われ断られる。 オクサナ、アリーナ、イワン サーシャの友達。 ロブコフ知事 ヴォログダ州の州知事。ユリスク町営アイスリンクの取り壊し反対に来たタズサの対応に当たった。 融通の利かない性格をしているが、取り壊しが決まった町営アイスリンクの跡地に、州立アイスリンク「アイランド・オブ・プリンセスタズサ」を建てるなど小粋な計らいをする人でもある。
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