トリノ五輪出場とは? わかりやすく解説

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トリノ五輪出場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 01:29 UTC 版)

髙橋大輔 (フィギュアスケート選手)」の記事における「トリノ五輪出場」の解説

幼少時性格的に弱く、心配した両親少林寺拳法野球アイスホッケーなどさまざまなスポーツやらされたが、痛いことや怖いことが嫌いでどれも長続きしなかった。体操気に入ったが、岡山市内の体操教室に通うことが難しく断念9歳のとき、家のすぐ近くにあるウェルサンピア倉敷厚生年金健康福祉センター)のスケートリンクフィギュアスケート始めた決し裕福とは言い難い家柄ながらも家族一丸となって支え、また地元商店街の人々有志募金箱大輔ボトル呼ばれた)を設置しカンパを受けるなど、非常に愛され育ってきた背景がある。また、自身お年玉全てスケート代に充てていた。 全国有望新人発掘合宿野辺山合宿)で素質見出され髙橋は、1999年倉敷市立連島中学校2年)から、長久保裕佐野稔コーチがいる宮城県仙台市スケートリンク(現・アイスリンク仙台)に出向いて指導受けていたが、佐野仙台離れることになったため、プログラム作成依頼され長光歌子仙台初対面した。同年に初の国際大会となるトリグラフトロフィー優勝2001年全国中学校大会2連覇達成し全日本ジュニア選手権制す2002年には世界ジュニア選手権日本男子として初めての優勝飾った2002-2003シーズンから本格的にシニア参戦するが、国際大会での成績伸び悩み気味だった。1年間渡り長光とともにアメリカ、カナダロシア訪ねて有名コーチ指導仰いだが、成果得られなかった。 2004-2005シーズンには、大学入学に伴う環境の変化プレッシャーや、シーズン前半のアジア選手権右足首の神経の炎症起こしたことによりモチベーション低下しスケートやめたいとさえ思っていた。しかし、全日本選手権で6位に沈んだことで気持ちがふっきれ、年明けユニバーシアード優勝四大陸選手権では3位となった世界選手権では、ともに出場した本田武史予選演技中の怪我途中棄権したため翌年2006年トリノオリンピック日本男子出場枠髙橋1人順位にかかる大きなプレッシャーの中で演技することになったショートプログラム(以下、SPと略)までは7位と健闘したものの、フリースケーティング(以下、フリーと略)では冒頭の4回転ジャンプ転倒皮切りにことごとく失敗連発してしまい、総合15位に終わる。この結果トリノオリンピック日本男子出場枠最小1枠となる(総合10以内なら2枠だった)。シーズン終了後コーチ振付師ニコライ・モロゾフ変えるとともにトレーナーのカルロス・アビラ・デ・ボルバにつき、フィジカル面とステップ強化に力を注ぎ始めた2005-2006シーズンスケートアメリカISUグランプリシリーズ初優勝果たし本田に続く日本人男子2人目のGPシリーズ優勝者となった。続くNHK杯では3位終わったが、SPではシングル選手として世界で初めステップレベル4(最高難度)を獲得した初め進出したGPファイナルでは銅メダル獲得して日本人男子として初の表彰台に立ち、全日本選手権SP2位から逆転して初優勝、僅か1枠トリノオリンピック男子シングル日本代表の座を掴み取ったトリノオリンピックではSPで5位につけたが、フリー冒頭の4回転ジャンプでの失敗ザヤックルール違反などで得点伸びず9位、総合8位入賞に留まった。

※この「トリノ五輪出場」の解説は、「髙橋大輔 (フィギュアスケート選手)」の解説の一部です。
「トリノ五輪出場」を含む「髙橋大輔 (フィギュアスケート選手)」の記事については、「髙橋大輔 (フィギュアスケート選手)」の概要を参照ください。

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