セクシーコマンドー部(ヒゲ部)部員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 07:52 UTC 版)
「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」の記事における「セクシーコマンドー部(ヒゲ部)部員」の解説
劇中では校長の策略で、モエモエを除く全員が2回留年している。 花中島マサル(はななかじま マサル) 声 - 上田祐司(現:うえだゆうじ) 本作の主人公。2年7組。セクシーコマンドー部(ヒゲ部)部長にして、廃部寸前の空手部をセクシーコマンドー部にした実質的な設立者。部のユニフォームや主題歌、シンボルマークなどもほとんど自分の独断で決めた。 あらゆる格闘技を習得したが、ある日道端で見つけた雑誌をきっかけにセクシーコマンドーを知り、セクシーコマンドーこそ自らが求める格闘技だと確信。山籠もりの末、習得に至る。 傍若無人な性格に加え、常人には理解不能な言動を繰り返すため、校内では変人と思われているばかりか、マサル以外の2年7組の生徒全員までもが「変態クラス」の誹りを受けている。常に上半身は紳士用肌着のみを身に着け、さらに両肩には謎の輪チャームポイントを装着している。また、彼の血液には謎の物質ノッホソが含まれており、今朝食べた何らかの物質と混ざり合うことによって痺れ薬が効かなくなる。 無類のヒゲマニアでもある他、倒して気絶している相手の額に「肉」の字を書くことが多い。また、変なあだ名を付けることが得意。しばしば奇妙な歌を自作しては歌っている。ヨロシク仮面の熱狂的ファンであり、最強の男と呼んで尊敬を捧げている。 子供時代は母の影響から夢見る乙女チックな美少年で、たくましく育ってほしいがゆえに厳しい態度を取っていた父をあまり好いていなかった。しかし、家族旅行で訪れたサバンナにて頭を思いきりライオンに噛まれ、そのライオンを倒した父を尊敬するようになる。 高校卒業後は旅人になると決めている。 誕生前、「マサル」以外の名前候補として、「マサイ」「マサノリ」「マサノレ」「ヌサル」「マセル」などがあった。 藤山起目粒(ふじやま おこめつぶ) 声 - 金丸淳一 通称フーミン。2年7組に転入してきたが、転入初日にマサルに目をつけられ、親友かつツッコミ役となる。無類の猫好き。 今まで転校を繰り返していたため、友達を100人作るという目標を持っていたが、マサルとつるんでいるせいで常識人であるにもかかわらずクラス内ではマサルの同類と見なされており、留年に巻き込まれて以降はさらに浮いた存在と化している。本作は彼の視点で描かれる事が多い。兄・妹・弟2人・海外に姉と、兄弟が多い。 初期稿ではあだ名は「マチコ」になる予定だったらしい。マサルが藤山のあだ名を決める際にも候補として登場したが、結局「フーミン」と「げろしゃぶ」の2択に絞られた。 近藤真茶彦(こんどう まちゃひこ) 声 - 一条和矢 3年生。通称マチャ彦。スーザン(校長)からは「近藤(こんど)っち」とも呼ばれる。マサルが以前に所属していた空手部の部長だったが、マサルが入部して早々部員全員を倒してしまったせいで廃部寸前となり、部を再建しようとするうちにいつの間にかセクシーコマンドー部の部員にされた。 比較的良識はあるが、「男」というフレーズに弱く、「卑怯」「男らしくない」と指摘されると露骨にショックを受け、くじけると主に関西弁が出る。フユミという美少女に恋心を抱いたこともあったが、奇行と自身の書いた意味不明なラブレターによって玉砕した。 アニメ版では、マチャ彦のテーマ曲として近藤真彦のヒット曲『ギンギラギンにさりげなく』をパロディ化したBGMが使用されていた。アレンジもアップテンポなものとバラード風なものがあった。 磯辺強(いそべ つよし) 声 - 長島雄一(現:チョー) 2年生。通称キャシャリン。あだ名の通り華奢な体格の上、体を軽く叩かれるだけで脱臼するほど脆弱。それをネタに同級生からパシリとして扱われており、強い男になって見返すためにセクシーコマンドー部に入部した。普段は語尾に「~ッス」と付け、誰に対しても腰が低い。 中学まではまともな体であったが、マッチョに憧れて自ら調合した怪しげな薬・つよしスペシャルを飲み続けた結果、体が衰えてしまった。つよしスペシャルを服用するとトランス状態に陥り、「オクレ兄さん!」と叫んだり変な夢を見たりする。たまにマッスルの神様(略称「マ神」)を召喚する。 中学時代は野球で有名なダビデ二中に通っており、1年生の頃からエースであった。現在もわかめ高校野球部のエース・川島の球を1球で見切り打ち返すほどの実力を保持している。 連載後半には宇宙人に捕まり、洗脳コントロール用の角を移植される。角は皮膚と繋がっており、頭の中から直接生えるような形になっているため取り外すことができなかったが、本人も気に入ったため以降そのままになった。 田中スーザンふ美子(たなか スーザン ふみこ) 声 - 井上和彦 赤い覆面を被っている謎の生徒。通称スーザン。その正体はわかめ高校校長・さかきばらのぶゆきその人で、マサル以外の人間には正体が知られている。最初は3年生と言っていたが、後に2年生だと誤魔化している。アフロ君入部以降、部員が揃ったためかほとんど登場しなくなる。また、大会に参加しなかった件は「祖父の三回忌」と言って誤魔化していた。マスクはスイス製らしく、学校指定の制服屋で購入している。 佐藤吾次郎(さとう ごじろう) 声 - 内藤玲 1年生。通称アフロ君。天才的な頭脳を持つ優等生だが、女子生徒にプロポーズして冷淡に断られたことからモテないのは外見や言動にインパクトが無いからだと思い込み、変人のマサルに相談した結果、髪型を七三分けからアフロヘアーに変えられる。その後、部活を見学し入部を決めた。なお、アフロにされる前のあだ名は「めがね君」。 当初は嫌がったアフロにも愛着を持つようになったが、全国大会中に綾茂高校の闇討ちでアフロをちぎられ、ナイトキャップらしきものを被り隠したものの、マサルにあっさりと外され、「アフロ…?君」という新たなあだ名を付けられてしまった。 温泉旅行では男宿名物「べっとり・ザ・アグネス」に負けて入口で脱落した上、帰り際にトレパンと一緒に放置された。 嫌いな食べ物はピータン。理由は、かつて父親がピータンに夢中になっていた頃、毎朝毎晩ピータンの混ぜご飯を食べさせられていたから。実家は大金持ちらしい。 北原ともえ(きたはら ともえ) 声 - 小西寛子 2年生(後に進級)。通称モエモエ。マネージャーで、部のアイドル的存在。演劇部と掛け持ちしており、そこでの友達からは「もえ」と呼ばれている。 見た目も性格も至って普通の女子高生だが、美容師兼ヒゲ師であった亡き父親の影響でヒゲに異常なこだわりを持つ。マサルとはヒゲを通じて意気投合し、セクシーコマンドー部を「ヒゲ部」に変えるきっかけを作った。 おっちょこちょいなところがあり、よく物を紛失する。ヒゲッパという名前の犬を飼っている。好きな男性のタイプは、「断トツで」サルバドール・ダリ。 尚、「モエモエ」のイントネーションは「カーテン」や「ラーメン」と同じで上がって下がる。 メソ… 声 - 南央美 謎の生物。「めそ」または「メソ」とも呼ばれる。本当は「メソ」の後に何か言葉が続くようだが、その部分を知っている人間はマサルのみ。モエモエの父が生前追い求めていた伝説の青いヒゲとも関係があるかどうかは定かでない。 マサルたちが山に遊びに行った際、洞窟の中にあった謎の空間で発見。見た目の可愛らしさからマサル以外の全員が連れ帰ってペットにしようとし、マサルも当初こそ「立派な青いヒゲを生やすだけ無駄なところ(眉)に生やしているから」と難色を示したものの、結局は許可した。以降、セクシーコマンドー部、ひいては本作のマスコットキャラクターとなる。 一見可愛らしい小動物だが、その外見は着ぐるみであり、背中にはチャックがついている。舌が割れていたり、突然体が膨張したり、チャックを内側から閉めることもできるなど、とても怪しい。中に何がいるのかは分からないが、2匹の生命体であるらしい。基本的に鳴き声は「モキュ」だが、気を抜いた時や焦っている時に「チェストー!!!!」「はよせな」などといった言葉を発する。 『武士沢レシーブ』では、国本ちはるの部屋の目覚まし時計として登場している。 ボナンザ 野球勝負でマサルが用意した助っ人。その正体はシンバルを持ったサルの玩具。マサルによれば「君たち(セクシーコマンドー部)はただのオモチャか何かと思ってるんだろうが、こいつはそんなヤワなもんじゃない」「やる気まんまん」らしい。 なめられていると感じた川島にボールをぶつけられて壊れ、8対8で試合が行われた。たった数コマの短い登場だったが、人気投票では10位になる。 作者によると、名前の由来は『COMIC BOONANZA』(リイド社)という成年漫画雑誌からで、名前が面白いという理由で取られた(ウ元ハ王版2巻)。
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