シンシアと友人達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 01:47 UTC 版)
「CYNTHIA_THE_MISSION」の記事における「シンシアと友人達」の解説
シンシア・ロウ(中国名:羅 麗靑) 都立粟の花高校1年B組に留学中で15歳の少女。推定身長130cmの幼女体型。 代々暗殺者を輩出してきた羅一族の後継者。好物はマンゴープリン。低身長の上に異様に生え際の後退したデコと横暴すぎる姉が悩み。幼少時から様々な戦闘技術と毒物に対する耐性を仕込まれ、13歳から香港伍龍会の暗殺者として活動する。しかし日本で果苗など友人たちと接するうちにその仕事に疑問を持つようになり、組織を抜け追われる身となった。 周囲の友人たちには、自分のことを華僑の社長令嬢だと偽っていたが、シベールの襲撃により隠しきれなくなり、素性を明かすことになる。ただし阿頼耶やほたるは、それ以前に実戦的な技の使い方から彼女の実態を見抜いていた。組織を抜けてからは久我家に居候中。 高野果苗(たかや かなえ) 都立粟の花高校1年B組に在学中の15歳の少女で、シンシアの友人。推定身長163cm。作中随一の巨乳の持ち主。 内気で気弱な性格の持ち主で、運動が苦手。そのせいか中学・高校で、同級生からいじめを受けている。幼い頃から両親に虐待されながら暮らしていたが、六年前に謎の殺人者によって父母を殺されてからは孤児院で育てられる。一時、極道組織神宮会の高野國緒会長に引き取られるも、そのわずか一ヶ月後には香港伍龍会の刺客によって養父を殺されてしまい、現在は再び施設暮らしとなっている。高校では、席が隣のシンシアを「友達」として懐き慕っている。 実は幼少期に受けた虐待のストレスのせいで二重人格(多重人格障害)者になっており、「弑・四方犠」という人格を持つ。果苗自身は、弑を別の肉体を持った別人という幻覚として認識している。危険な時に助けてくれる弑を「王子さま」として慕っており、彼に会うために無意識のうちに自ら危険に近づいてしまう傾向がある。 弑・四方犠(しい・よもぎ) 幼少期に虐待を受けていた高野果苗が生み出した、もう一人の人格。性別は男。 性格は果苗と正反対のサディストで、知能も身体能力もずばぬけている。果苗を守ることを最優先事項としており、そのためなら殺人をも厭わない。果苗に虐待を加えていた両親を殺したのも彼である。また、果苗を守ることを存在意義にしているためか、善意を持って果苗に近づくものも遠ざけようとする傾向がある。 「東日本で最高の成功率を誇る殺人代行業者」の異名を持ち、殺し屋としても活動中。得意技はワイヤーを使った攻撃で首を切断するほどの威力を持つ。あらゆる状況から果苗を守るために飛行機の操縦・合気道・ボクシングまで身に着けており、その戦闘能力は作中トップレベル。徒手空拳のみならず、武器を使った戦闘にも長けている。帝王キングカイザー100世 自称、闇闘技界の覇者であり、カイザーアーツの使い手。シベールに恨みがあるらしく、ノワールXを襲撃して大将戦に望もうとする。その正体は弑・四方犠が着ぐるみのようなスーツを纏ったもの。腕にブリギットが使用していた指向性爆薬を仕込んでいる。 紫水ほたる(しみず ほたる) 都立粟の花高校の英語教諭兼担任で、24歳の女性。 三歳の時に事故で両親を失い、父親となる紫水智衛に引き取られ、紫水流眩術を仕込まれる。異常なまでに覚えが早く、14歳の時には人を操って自殺させたり、殺人をさせたりすることもできるようになっていた。その幻術の強力さは、邪眼を越えて「破心眼」とまで呼ばれるほど。生来正義感が強く、十年前に兄の紫水遥を亡くした際には幻術を使って復讐を遂げている。その後もしばらく「正義の使者」として活動していたようだが、米国大統領の下へ単身で乗り込んでいった際、大統領の身辺警護にあたっていたかつての兄弟弟子、ジェレミィ・フリードマンに阻止される。その後、軍需産業を支える部下にならないか、というフリードマンの誘いを受けるが、これを拒否したためナノテクを応用したフリードマンの眩術に破心眼が敗れ、ショットガンで銃撃される。“本当に強い巨悪”の前に敗れてしまったために、それが「最後の犯罪」となった。法的には「脱走中の未決囚 少女S」という存在だが、「手がつけられない」と放置されている様子。 父親をシベールに殺されてしまい、教え子を人質に取られてしまう(正確には阿頼耶は他校の生徒であり、直接的な教え子ではない)も、復讐を果たし教え子を取り戻すため、五対五マッチを企画した ちなみに、彼女も幼い時から頭頂部が奇妙にハゲている(通称・ブリッツつむじ)。しかし、作品中で触れられたことはない。 久我阿頼耶(くが あらや) 聖ヒネモス女学院高等部1年A組に在学中で16歳の少女。推定身長159cm。 華道久我天象流の次期家元候補で、生け花の天才として若くして賞賛を浴びるも、内心華道を退屈と思っていた。幼稚園の時に同じ組の男子(カルロス)を殴り倒して以来、素手で相手を殴り倒す快感に目覚め、成長してからは「喧嘩番長」の異名を持つ、常勝のストリートファイターとしてケンカ三昧の日々を送っていた。その後、再会したカルロスとの対決に破れたものの、生け花の極意をヒントに相手の動きを読みきって、自分の一撃を必中させる「魔弾」を開眼する。なお、その際に華道に対しての認識を改めたらしく、後に「祖母に負けない家元となるのが将来の目標」と語っている。 ファントムによって洗脳され、シベールの手下となって友人たちと戦うことになるが、カルロスの決死の行動で正気を取り戻す。洗脳されていた間にシベールらの監督の元新たな技術を身につけた。 檎桐淋(ごとう りん) 聖ヒネモス女学院高等部1年A組に在学中で16歳の少女。久我阿頼耶の親友。鸞の妹。 阿頼耶から「歩く格闘技通信(データベース)」と称されるほどの格闘技マニア。在籍していた学校に起きた殺人事件に巻き込まれ左目を失い、海賊のようなアイパッチをしている。また、その際に負った傷が顔にある。 島原カルロス(しまばら カルロス) 都立粟の花高校2年C組に在学中で17歳の少年。日本人の父とブラジル人の母を持つハーフ。 16歳の時にインターハイのボクシングライト級で全試合KO優勝を達成し、アマ世界大会でも僅差の判定2位。プロに転進してからは半年で日本ライト級一位を獲得するものの、タイのオカマボクサーに虚を突かれて1ラウンドKO負けを喫してしまう。中塚侑実子に襲われ脾臓全摘の重傷を負わされたが、驚異の回復を見せ日本タイトルも取った。目標は世界三階級制覇と阿頼耶に告白すること。阿頼耶は幼い頃に出会った初恋の相手だが、かつては仲が悪かったせいで阿頼耶には喧嘩のライバルとしか見られていない。英語の赤点を見逃してもらう代わりに紫水流に入門しており、その経緯で紫水流の「邪眼」を使えるようになった。本来はアウトボクサーだが、インファイトも行える万能型。日本タイトルを取った後は紫水ほたるにより、すぐにベルトが返上され、防衛戦は一度も行なわなかった。 番外編『邪眼ボクサー』の主役でもある。邪眼を応用し、運命を操ることができる必殺技「絶対運命改変拳(デスティニー・ファウスト)」を使用する。 檎桐鸞(ごとう らん) 淋の姉。事故で両親を亡くしており、妹の学費を一人で稼いでいた。当時、関東でケンカナンバーワンと言われた不良だったが、弁護士の職業に就く。かつては暴力で正義を行い続けた結果、逮捕されて2年の懲役を言い渡された過去がある。 その後、鸞の仮出所の前夜に脱走した中塚を、刑務所の所長の命令で半殺しにした後、仮出所。そこに五対五マッチのメンバーに誘いに来た妹の淋に対して、一時は「正真正銘の大人になる」と言って突っぱねたが、友を救おうと必死な妹の姿を「青い」と言いつつも、結局はチームメイトして参加する事になる。 ちなみに、同作者の漫画『SCAPE-GOD』にゲスト出演している。こちらではまともな弁護士として働く姿が描かれている。 ノワールX 謎の暗黒仮面。本名は秋津鏡花(あきつ きょうか)。ステンレスのスプーンをこね回す程の圧倒的な指の力を持っており、「KYO」と名乗ってマジシャンを仕事にしていた。自室には空手のオープン大会のトロフィーが多く飾られていたが、本人曰く五年の空手家生活で本気を出したことがない。時代によって武が腐っている事を嘆き、「真剣勝負ができる」という理由でほたるに接触し、チームバトルに参加する。だが帝王キングカイザー100世の超奥義「帝王炎激掌(カイザーガンヘッド)」で頭部を爆破され、右脳の90%を失う重傷を負わされる。
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