その他の88所属メンバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 03:16 UTC 版)
「エリア88の登場人物」の記事における「その他の88所属メンバー」の解説
マリオ・バンディーニ 元イタリア空軍所属。 ウルフ・パック壊滅後に登場。地上勤務で多忙となったサキの機体を受領する。イタリア空軍のアクロバットチームフレッチェ・トリコローリでソロを務めるほどの腕前だったが、アクロバットに飽き足りず「本物の戦闘機」に乗りたくて外人部隊を志願。 エリア88入隊後はシンに対抗意識を燃やす。有名なパイロットに詳しく、フーバーの父や祖父、NATO軍を辞めることになった事件も知っていた。アクロバティックな操縦と的確な射撃技術で一時期、空中戦の戦績でシンを抜くが、敵のミサイル攻撃を回避するため逆宙を行いレッドアウト症状を起こし、ミサイルに撃墜され戦死。 シンは自分より技術が上だったマリオが撃墜されたことが信じられなかったが、フーバー曰く、「アクロバット技術と戦闘技術は別であり、死ぬ確率がはるかに高い戦場では隙間に見える生にすがりつく者だけが生き延びられるが、マリオにはそれが見えなかった」ための結末だった。乗機:クフィール(初登場時はF-100) ルロイ・ヘンダーソン、ライリー・オコンネル 序盤から中盤にかけて活躍。両名共に88メンバーの「その他大勢」の代表的な存在で、新谷の短編『タブル・ニッケル』にもモサク、将軍としてコンビで出演している。 ルロイはヘルメットのパンダが特徴。普段はシャプカに似た毛皮の帽子をかぶっている。 ライリーは波打つ長髪とサングラスが特徴。 ギリシア再編時にルロイはシン、ミッキー、グレッグと並んで大尉に、ライリーは少尉となり、ルロイの中隊の副官となる。中盤の山岳基地からの脱出までの登場だが、二人はその後も海岸基地の他、画面の端々に登場している。乗機:(ルロイ)A-4→ クフィール、(ライリー)クフィール→A-4 キャンベル OVA:大塚芳忠、テレビ:田中大文 物語の初期に登場。右手と右足が義手と義足のパイロット。通称、鉄腕キャンベル。 シンやグレッグらと共にエリア85に派遣されたパイロットのひとり。 地上空母を攻撃する際、義肢を操縦桿とフットバーに固定して故障したエレベーター開口部に機体をぶつけようとしたが、義肢のジョイントが外れず脱出できなかったため、機体と共に突っ込み戦死。その死にグレッグは涙し、地上空母攻略のためマッコイにA-10を注文するが、地上空母決戦にA-10は間に合わなかった。 OVAでは最後の大規模空戦にてミサイルから逃れられず、脱出しようとしたところ義手が操縦桿に引っかかり、脱出する前にミサイルで撃墜され戦死。乗機:クフィール → A-4 チャーリー OVA:井上真樹夫、CB:難波圭一 通称、不死鳥(フェニックス)チャーリー。エリア88から生きて除隊した数少ない男。 シンやミッキーとも旧知で腕は彼らと互角以上。 神崎悟からジュゼッペ・ファリーナ経由でシンの暗殺を依頼され、再びエリア88に舞い戻る。戦闘中にシンを暗殺しようとするが、不意打ちをしなかったため、手傷を負わすものの返り討ちに遭う。死の直前、シンに依頼主が日本人であることを仄めかした。 シンのドラケンとミッキーのF-14が納品されて模擬戦を行った際、それぞれの機体の飛行特性を冷静に分析してマッコイに説明しており、戦闘機に関する豊富な知識を持っていることを窺わせた。 OVAでは、ウルフパックとの大規模空中戦のドサクサにまぎれてシンを撃墜しようとし、バルカン砲でシンの機体(F-5E)に手傷を負わせたが、シンが海岸上空を通り過ぎた直後に飛び立った海鳥の群れに突っ込み、割れた風防の破片が目に入ってひるんだ直後に海面に激突した。乗機:F-4(OVA版はF-16) ジェンセン シンやグレッグらと共にエリア85に派遣されたパイロットのひとり。 短気な性格で、エリア85のヘリパイロットと喧嘩をしたり、地上空母の特性を理解する前に真っ先に攻撃をかけていた。 地上空母を攻撃する際に対空砲火に捕らえられ、最後に体当たりを仕掛けるも果たせずに最初の犠牲者となった。彼の死に熱くなった傭兵たちは、次々と無秩序な攻撃を仕掛けたが、地上空母に有効な打撃を与えられずに終わった。乗機:クフィール→A-4 マロリー OVA:田中和実 シンやグレッグらと共にエリア85に派遣されたパイロットのひとり。特徴はまぶたの下のくま。 老練な性格で、正規軍である85に対して自分たち傭兵の存在意義を十分に理解している。 85はヘリ基地だった為にジェット戦闘機の整備をできる整備兵がおらず、クフィールの整備を自ら行っていたがそれにも限界があり、整備に対する不安を抱いていた。 グレッグらがエリア88に戻ってくる2日前、着陸時にエンジンがストールを起こし機体が滑走路に激突、死亡したことがグレッグの口から語られた。原因は整備不良によるものだった。乗機:クフィール カーライル・ベンディッツ エリア88から生きて除隊できた幸運な男。特徴はアフロヘアとヒゲ。 グレッグ、フーバーとは同期の仲間で、グレッグを除いた最後の生き残り。パリのホテルで、フーバーを偲びドイツワインのシュタインベルガーを注文、ホテルのおかみと運について会話を交わす。 だが、故郷イギリスのヒースロー空港に降り立った直後、空港内の売店で両替中にひったくりに刺されて死亡。 その後、一時88を除隊したシンも偶然このホテルに泊まっており、フーバーとベンディッツの話を女将と交わしている。このことから、エリア88のメンバーは彼の死を知らなかったようである。 劇中、傭兵契約期間満了で更新せずに除隊した唯一のパイロット。乗機:A-4 イーニー、ミーニー、アイニー、ムー 目の治療から戻ったサキにザク国王がつけた護衛で、彼の命令のみを聞く私兵的立場の4人の美女。実のところはサキが死に急がないように監視する役目も負っていた。B-1のパイロットも務めていた。 地上空母撃破後の消息は不明。 この4人の名前を上記の紹介順に並べると、日本語の「どれにしようかな 天の神様の言うとおり…」と同様の意味を持つ言葉となる (en:Eeny, meeny, miny, moe)。B-1A ブリッキー かなりの初期から登場する端役のパイロット。タイガーストライプパターンのスーツを着用し、眉間から頬にかけて大きな切り傷がある。コミック中のシーンによってはこの切り傷の方向が逆になっていることもある。地上空母の攻撃の際に、シンが「ブリッキー」と呼びかけていることから名前が判明している。山岳基地脱出の際に多数のミサイルに追尾され、戦死。乗機:F-4 ランディ クフィール支給時にサキから選抜されたメンバーの一人でエリア88のナンバー4。特徴はスキンヘッドとサングラス。ただ、初登場時はスキンヘッドではなくサングラスもゴーグルだった。 グレッグが撃墜した輸送機に乗っていた反政府軍の作戦参謀の名「ゴールド」を軍資金の金塊と思い込んだため、多数のパイロットが墜落機の捜索に向かってしまう事件の火付け役となった。彼のスカイホークはマッコイから値切って買ったわけのわからないポンプをつけており飛行音でわかるという。 初期は準レギュラーで扉絵にも描かれているが、よく似た容姿の沢松之助が登場して以降は出番無し。乗機:A-4→クフィール マーチン、ショーホー スエズ侵攻阻止作戦まで生き延びたブラウンセクション所属の爆撃機パイロット。搭乗機はスカイホーク。 マーチンは眉が太く、鼻先が黒いのが特徴。ショーホーは故郷がアリゾナ。 ショーホーは被弾して対空砲に体当たりして戦死。対地攻撃作戦でブラウンセクションはマーチンを除き全滅した。乗機:A-4 カーライル 地上空母戦に登場。目の前を飛ぶ敵機に気を取られた隙に、横から接近してきた敵に撃たれ、戦死。乗機:A-4 ロキシー 地上空母戦に登場。ミサイルを受けて機体が損傷。その直後空母に特攻し、死亡した模様。乗機:A-7E エリック、ハリソン エリア88が独立部隊として活動し始めた直後に登場。対空地雷によっての撃墜が明記された最初の犠牲者。乗機:F-111F ヘアバンドの男 本名は不明。ヘアバンドと咥え煙草が特徴。地上空母戦から最終決戦まで登場。 乗機の機関砲を20mmから40mmに変更しており、正規軍整備兵をあきれさせていた。 乗機:不明(エリア88の機体配備状況から考えると、A-4系列の機体の可能性が高い。)
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