その他のBASICのPEEKとPOKE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 08:54 UTC 版)
「PEEKとPOKE」の記事における「その他のBASICのPEEKとPOKE」の解説
1980年代初期のベンダーであるノーススター・コンピューターズは、独自のBASIC方言・North Star BASIC(英語版)を持つオペレーティングシステム・NSDOSを使用していたが、法的問題の懸念から、コマンド名をEXAMとFILLに変更していた。他に、MEMWとMEMRを代わりに使用するBASIC方言もあった。 BBC Microやその他のエイコーン・コンピュータのマシンで使用されたBBC BASIC(英語版)では、PEEKやPOKEというキーワードはなく、queryと呼ばれる疑問符(?)を関数とコマンドの両方の操作に使用していた。以下にその例を示す(以下の例では、分かりやすさのためにREMの後のコメント内の説明を日本語で表記しているが、実際のBBC BASICでは日本語は使えない)。 > DIM W% 4 : REM 4バイトのメモリを確保し、整数型変数 W% で指定する。> ?W% = 42 : REM 定数 42 を格納する。これは'POKE W%, 42'と等価である。> PRINT ?W% : REM W% が指すバイトを表示する。これは'PRINT PEEK(W%)'と等価である。 42 32ビット値は、plingと呼ばれる感嘆符(!)を使用して、最下位バイトを最初にして(リトルエンディアン)、PEEKやPOKEを実施することができる。さらに、アドレスの後にqueryかplingのいずれかを指定して、オフセット値を指定してアドレスをオフセットすることもできる。 > !W% = &12345678 : REM アンパサント(&)は16進数であることを意味する。> PRINT ~?W%, ~W%?3 : REM チルダ(~)は16進数として表示する。 78 12 文字列は、ドル記号($)を使用して同様の方法でPEEKやPOKEを行うことができる。文字列の終端は、キャリッジリターン文字(ASCIIでは&0D)で示される。オフセットは、ドル記号では使用できない。 > DIM S% 20 : REM 20バイトのメモリを確保し、 S% で指定する。> $S% = "MINCE PIES" : REM 文字列'MINCE PIES'を格納する。文字列は &0D で終端されている。> PRINT $(S% + 6) : REM S% + 6バイトから始まる &0D で区切られた文字列を表示する。PIES
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