翌檜
あすなろ【翌=檜】
あすなろ (翌檜)


●わが国の固有種です。本州の岩手県以南から、四国、九州に分布しています。山地の尾根や湿原に生え、高さは30メートルになります。葉は鱗片状で十字対生します。裏面の白い気孔帯が目立ちます。雌雄同株で、5月ごろ枝先に花をつけます。果実は球形で10~11月ごろ熟します。
●ヒノキ科アスナロ属の常緑高木で、学名は Thujopsis dolabrata。英名は Hiba, Asunaro。
アスナロ
(あすなろ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 19:30 UTC 版)
アスナロ(翌檜、翌桧、羅漢柏、雁翅檜、学名: Thujopsis dolabrata var. dolabrata)は、ヒノキ科アスナロ属の常緑針葉樹。日本固有種[1]。アスヒ(明日檜)とも[2][4]。
注釈
- ^ 『枕草子』第40段「花の木ならぬは」「あすは檜の木、この世に近くもみえきこえず。御獄にまうでて帰りたる人などの持て来める、枝さしなどは、いと手触れにくげに荒くましけれど、なにの心ありて、あすは檜の木とつけけむ。あぢきなきかねごとなりや。誰に頼めたるにかと思ふに、聞かまほしくをかし。」
- ^ 松尾芭蕉『笈日記』「あすは檜の木とかや、谷の老木のいへる事あり。昨日は夢と過ぎて、 明日はいまだ来らず。ただ生前一樽の楽しみの外に、明日は明日はと言ひ暮して、終に賢者のそしりをうけぬ。」、井上靖『あすなろ物語』など。
出典
- ^ a b Carter, G. (2013). Thujopsis dolabrata. The IUCN Red List of Threatened Species 2013: e.T42265A2968270. doi:10.2305/IUCN.UK.2013-1.RLTS.T42265A2968270.en. Downloaded on 04 July 2021.
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Thujopsis dolabrata (L.f.) Siebold et Zucc. var. dolabrata”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月20日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Thujopsis dolabrata (L.f.) Siebold et Zucc. var. hondae Makino”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月20日閲覧。
- ^ “明日檜(あすひ)とは”. コトバンク. DIGITALIO. 2022年1月20日閲覧。
- ^ a b c d e 木材博物館 | ヒバ | アスナロ | 翌桧 | Port Orford Cedar[出典無効]
- ^ “03 県木「档(能登ヒバ)」ってどんな木?”. KIZUKI. 石川県木材利用推進協議会. 2020年8月12日閲覧。
- ^ 『広辞苑』岩波書店、2009年11月15日。ISBN 4-00-080102-3。
- ^ a b c d e f g h 田中潔 2011, p. 38.
- ^ 牧野 富太郎 著、大橋 広好 編『新牧野日本植物圖鑑』北隆館、2008年11月。ISBN 978-4832610002。
- ^ 藤山宏『プロが教える住宅の植栽』学芸出版社、2010年、9頁。
- ^ “神戸の「世界一Xマスツリー」物議「かわいそう」「金のにおいしかしない」「エゴだ」…批判殺到で炎上、思わぬ逆風”. 産経新聞 (2017年12月20日). 2021年12月30日閲覧。
- ^ ヒノキアスナロ[リンク切れ]
- ^ 平成10年森林・林業白書、
- ^ “能登のあて” (PDF). 石川県農林水産部 (1997年). 2021年1月20日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名?学名インデックス」(YList)
あすなろ
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あすなろ
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トクヤマの子会社であるトクヤマロジスティクスが所有するセメントタンカー。 2000年(平成12年)建造、366.0総トン、全長49.9m、幅9.8m、出力1,200PS、653.0DWT
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