翌檜
あすなろ【翌=檜】
あすなろ (翌檜)


●わが国の固有種です。本州の岩手県以南から、四国、九州に分布しています。山地の尾根や湿原に生え、高さは30メートルになります。葉は鱗片状で十字対生します。裏面の白い気孔帯が目立ちます。雌雄同株で、5月ごろ枝先に花をつけます。果実は球形で10~11月ごろ熟します。
●ヒノキ科アスナロ属の常緑高木で、学名は Thujopsis dolabrata。英名は Hiba, Asunaro。
アスナロ
(あすなろ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/12 09:09 UTC 版)
アスナロ(翌檜、翌桧、羅漢柏、雁翅檜、学名:Thujopsis dolabrata)は、ヒノキ科アスナロ属の常緑針葉樹。日本固有種。アスヒ(明日檜)とも[2]。
- ^ Conifer Specialist Group 1998. Thujopsis dolabrata. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.4.
- ^ 明日檜(あすひ)とは - コトバンク
- ^ a b c d e 木材博物館 | ヒバ | アスナロ | 翌桧 | Port Orford Cedar
- ^ “03 県木「档(能登ヒバ)」ってどんな木?”. KIZUKI. 石川県木材利用推進協議会. 2020年8月12日閲覧。
- ^ アテビはどんな木
- ^ 藤山宏『プロが教える住宅の植栽』学芸出版社、2010年、9頁。
- ^ ヒノキアスナロ
- ^ 平成10年森林・林業白書、
- ^ 能登のあて
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名?学名インデックス」(YList)[リンク切れ]
- ^ 『枕草子』第40段「花の木ならぬは」「あすは檜の木、この世に近くもみえきこえず。御獄にまうでて帰りたる人などの持て来める、枝さしなどは、いと手触れにくげに荒くましけれど、なにの心ありて、あすは檜の木とつけけむ。あぢきなきかねごとなりや。誰に頼めたるにかと思ふに、聞かまほしくをかし。」
- ^ 『広辞苑』岩波書店、2009年11月15日。ISBN 4-00-080102-3。
- ^ 牧野 富太郎『新牧野日本植物圖鑑』大橋 広好、北隆館、2008年11月。ISBN 978-4832610002。
- ^ 松尾芭蕉『笈日記』「あすは檜の木とかや、谷の老木のいへる事あり。昨日は夢と過ぎて、 明日はいまだ来らず。ただ生前一樽の楽しみの外に、明日は明日はと言ひ暮して、終に賢者のそしりをうけぬ。」、井上靖『あすなろ物語』など
あすなろ
あすなろと同じ種類の言葉
- あすなろのページへのリンク