あすと長町移転とは? わかりやすく解説

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あすと長町移転

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 13:43 UTC 版)

仙台市立病院」の記事における「あすと長町移転」の解説

五橋地区敷地・建物狭隘化、設備面での老朽化等の問題があり、また、1999年度平成11年度)に行われた耐震診断では大規模地震時に支障なく診療を行うことが不可能であると判断された。2003年平成15年9月現地での大規模耐震化工事断念し2004年平成16年1月移転新築方針打ち出された。 一方1998年平成10年2月都市計画決定され仙塩広域都市計画事業仙台市長副都心土地区画整理事業(約91.1ha)」(2005年平成17年6月14日以降は「仙台市あすと長町土地区画整理事業(約82.0ha)」) の第1街区内に建設予定だった(仮称仙台市音楽堂(以下「音楽堂」) が、市の財政難理由2002年平成14年)に無期限凍結された。総額1189億円の巨大事業であるあすと長町において、集客目玉施設だった音楽堂頓挫する中、プロ野球再編問題(2004年)結果新規参入する東北楽天ゴールデンイーグルス本拠地仙台連日報道全国注目集めた。すると2005年平成17年4月12日中国浙江省投資ファンド・中瑞財団あすと長町に「仙台空中中華街」を建設する構想明らかになった。同施設延床面積5万6800m2で、(1997年開業当時東北最大級規模を誇るショッピングセンターとして開業したザ・モール仙台長町パートI)の85000m2 に伍する規模集客施設であり、仙台の「レッドバブル」の象徴1つとなった。しかし、2006年平成18年2月22日梅原克彦仙台市長は「仙台空中中華街構想反対表明同日音楽堂建設予定地市立病院移転先とする方針示された(同年10月19日正式決定)。 あすと長町への市立病院移転対し仙台市議会からは交流人口創出する施設にはなり得ないとの指摘があった。2007年平成19年5月18日あすと長町都市計画変更され音楽堂廃止市立病院建設予定地(旧・音楽堂建設予定地)ではシルク・ドゥ・ソレイユテント劇場仙台・新ビッグトップ」を仮設し、同年に「ドラリオン仙台公演2010年平成22年)に「コルテオ仙台公演開催した(両公演とも約17万人集客)。 建設予定地での興行による交流人口創出並行して2007年平成19年)の「新仙台市立病院基本構想」、2009年平成21年)に「新仙台市立病院基本計画」、2010年平成22年)には「新仙台市立病院基本設計」が発表された。そして2011年平成23年12月新病院着工当初2014年平成26年)夏の移転開院予定していたが、東日本大震災復興特需による深刻な生コン不足や建設作業員不足により工事に遅れが生じたため、速乾性コンクリートを使うことで遅れを最小限留める努力をした。結局数ヶ月遅れで11月1日移転開院漕ぎ着けた。総事業費は、用地取得費用含めて325億円(総工費厚生棟などを含めて175億7300万円)。 移転伴って院内学級は、中学校仙台市立五橋中学校から仙台市立郡山中学校に、小学校仙台市立荒町小学校から仙台市立八本松小学校移管された。 なお、最寄地下鉄駅となる長町一丁目駅に南2出入り口新設し8月11日正午供用開始となった。 あすと長町移転後、五橋の旧病院では、テレビ東京開局50周年特別企画松本清張黒い画集-」』(2015年3月25日21:00より放送) のロケーション撮影実施された。

※この「あすと長町移転」の解説は、「仙台市立病院」の解説の一部です。
「あすと長町移転」を含む「仙台市立病院」の記事については、「仙台市立病院」の概要を参照ください。

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