タイワンヒノキとは? わかりやすく解説

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たいわん‐ひのき【台湾×檜】

読み方:たいわんひのき

ヒノキ科常緑高木台湾産しヒノキによく似るが、小さい。


タイヒ

別名:タイワンヒノキ
学名Chamaecyparis obtusa var.formosana
(ヒノキ科)


台湾北中部高地分布します。日本古くから輸入されており、とくに、耐久性強さがあり、しかも、大きい材が必要な用途には、需要あります。これは、かなり以前から、日本で、天然ヒノキ木材入手することが、難しくなってきているので、その代替材としての需要根強いものがあります

木材
心材と辺材の色の差はとくに明らかではありません。心材淡黄褐色で、辺材淡黄白色です。特有の強い芳香あります大径木からの木材年輪幅が狭く木理通直で、肌目は精です。木材はやや重硬で、気乾比重は0.48です。耐朽性は高く加工しやすい木材です。ヒノキチオール知っている人は多いと思います。この成分は、タイワンヒノキに含まれているのが発見されたものです。この成分発見して、名前を付けるときにタイワン付けなかったために、日本ヒノキ含まれているという誤解はなかなか消えません。

用途
木材はほとんど日本産ヒノキ同じよう使われています。とくに、大きな構造物ですと、ヒノキでは間に合わず、タイワンヒノキを使わなければならなくなります神社大きな鳥居とか木造銭湯建物大きな等には、よく使われています。ヒノキ作りといわれる風呂桶なかには、タイワンヒノキ作りのものもあるでしょう


タイワンヒノキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 04:13 UTC 版)

タイワンヒノキ(台湾檜)は台湾の山地に分布するヒノキ科ヒノキ属の1分類群であり、独立種(Chamaecyparis taiwanensis)とされることもあるが、ヒノキの1変種Chamaecyparis obtusa var. formosana)とされることが多い。タイヒ(台檜)ともよばれる。常緑高木になる針葉樹であり、基準変種である日本産のヒノキに比べてはやや小さく、葉先がやや尖る。球果は球形、種子は基準変種よりやや大きい。は優良であり、大きな材が利用可能であったため、明治神宮の大鳥居など日本の寺社などの建築に多く使われたが、1990年以降、基本的に伐採禁止とされている。




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