タイワンヒグラシとは? わかりやすく解説

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タイワンヒグラシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/21 04:54 UTC 版)

タイワンヒグラシ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 半翅目 Hemiptera
: セミ科 Cicadidae
亜科 : セミ亜科 Cicadinae
: タイワンヒグラシ族 Psithyristriini
: タイワンヒグラシ属 Pomponia
: タイワンヒグラシ P. yayeyamana
学名
Pomponia yayeyamana
(Kato, 1933)
和名
タイワンヒグラシ

タイワンヒグラシ(台灣騒蝉 学名: Pomponia yayeyamana)はセミの一種。和名にヒグラシとあるが、ヒグラシ属とは別のタイワンヒグラシ属に属す。

形態

体長は、オス41-52ミリメートル、メス34-40ミリメートル程度。オスはメスに比べ腹部が長い。体色は全体的に燻んだ緑色や褐色で、胸部には左右対称のオレンジ色の斑点がある。

分布

国内では西表島石垣島に分布。以前まで本種の種小名はlinearisであり、中国、インド、ミャンマー、フィリピン、マレーシアなど、アジア大陸にも広く分布すると考えられていたが、現在は西表島と石垣島と台湾の個体群の種小名をyayeyamanaとし、独立した種と考えられている。

特徴

西表島と石垣島においては、6月初旬から11月上旬にかけて鳴き声がきかれる。鳴き声は「ギュー」という音から始まり、その後「ビンビンビン!」という鋭い音を数回繰り返す。鳴き声はかなり大きい。和名にヒグラシとつく通り、本種は夕方に盛んに鳴く。

参考文献

  • 初宿成彦 『世界のセミ200種』(第2版)大阪自然史センター 2012年4月15日



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