発見と記載とは? わかりやすく解説

発見と記載

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/31 14:32 UTC 版)

セミヤドリガ」の記事における「発見と記載」の解説

1898年明治31年)、民間昆虫研究家名和靖なわ やすし)は岐阜県養老山ヒグラシ付いた奇妙な幼虫発見し養子名和梅吉がこれを飼育したところ、繭から黒っぽい地味な羽化させることができた。このはすでに1892年明治25年)に岐阜県金華山採集していたが、無論それがセミ寄生する種類であることは飼育で初め判明したであった。そして1903年明治36年)、名和昆虫研究所発行雑誌昆虫世界』に「セミノヤドリガ」という名前で、彩色図版とともに掲載した。この報告見た米国の H.G.Dyar という学者から標本希望があったため送ったところ、Dyar は1904年に Epipyrops nawai の名で新種として記載した。この当時米国留学中だった梅吉も、この珍新種として発表する準備をしていたというが、Dyar の論文の方が早かったため機を失ったまた上記のように、梅吉は和名をセミノヤドリガと名づけたが、現在は松村松年(1905)の『日本昆虫總目録蝶蛾之部)』に始まるセミヤドリガという和名が使われている。 属名epi+Pomponia で、「epi-」はギリシャ語で上・外・表面などの意だが、この場合外部寄生epiparasiteであることを示しており、「Pomponia」は当時ヒグラシ分類されていたタイワンヒグラシ属の学名である。種名の nawai は、本種の最初の発見者である名和靖記念して献名された。

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発見と記載

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 01:51 UTC 版)

ビスタヒエヴェルソル」の記事における「発見と記載」の解説

ビスタヒエヴェルソル最初標本OMNH 10131は、部分的な頭骨と体骨格1990年カーペンターレーマンによりアウブリソドンとして記載された。1992年発見され追加標本 NMMNH P-25049 は亜成体だった。更に1998年にほぼ完全な頭骨発見された。トーマス・カートーマス・ウィリアムソンはこれらを再調査し、2000年アウブリソドンではなくダスプレトサウルス新種ではないか指摘した2010年カーらは、この標本はやはりダスプレトサウルスでもないとし、新属新種ビスタヒエヴェルソル・セアレイ Bistahieversor sealeyiとして再記載した名前の由来は、ビスタヒ(ナバホ族言葉で「干しレンガ(の材料)の採れる場所」を意味する)という地名古代ギリシャ語で「破壊者」を意味する "eversor" の組合せで、「ビスタヒの破壊者」という意味である。模式種 B.sealeyi の種小名古生物学者 H.G.シーリーへの献名である。

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発見と記載

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 15:24 UTC 版)

テイオフィタリア」の記事における「発見と記載」の解説

ホロタイプにして知られている唯一の標本、YPM 1887は断片的な頭骨で、オスニエル・チャールズ・マーシュによって1886年にカンプトサウルス・アンプルス Camptosaurus amplus として記載された。ギルモアはこの頭骨用いてモリソン層カンプトサウルス頭骨復元した。しかし神々の庭にある中生代地層の薄層の微視的な比較では、その地層実際はパーガトイア層に属することがわかり、従ってこの頭骨白亜紀前期のものである発覚したブリルカーペンターによる2006年研究では、頭骨カンプトサウルスのものではないとされた。カンプトサウルス比較し、より長く重く鼻先の皺が多く下顎骨後ろ側が広く前眼窩窓小さく方形骨下顎骨関節丘がより堅固であると指摘された。 そのため独自の属と種設けられた。 テイオフィタリア系統的にカンプトサウルスイグアノドン中間位置付けられた。模式種は Theiophytalia kerri。2010年2011年マクドナルド学生たちが行った分岐分析では、テイオフィタリアスティラコステルナ基盤的位置づけで、ヒッポドラコ近縁であるとされた。 アンキロポレクシアカンプトサウルススティラコステルナウテオドン         ヒッポドラコ     テイオフィタリア         イグアナコロッスス       ランジョウサウルス       ククフェルディア       バリリウム     ハドロサウリフォルメス                

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