ヒグラシとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ヒグラシの意味・解説 

ひ‐ぐらし【日暮(ら)し】

読み方:ひぐらし

朝から晩まで。一日じゅうひねもす副詞的に用いる。「—読書にふける」

(「」「茅蜩」とも書く)半翅(はんし)目セミ科昆虫体長4センチくらい。体は褐色で緑や黒の斑紋があり、翅(はね)は透明。7〜9月出現し早朝夕方カナカナ鳴くかなかな。くつわぜみ。《 秋》「書に倦むや—鳴いて遅し子規

日暮らしの画像
撮影おくやまひさし

茅蜩

読み方:ヒグラシ(higurashi)

夏から秋にかけ、朝夕カナカナとなく


ヒグラシ

作者鮎沢光俊

収載図書短篇集 ある女神
出版社新風舎
刊行年月2005.2


ヒグラシ

ヒグラシ
Tanna japonensis japonensis(Distant
三郷流山水元観察できる
セミ科

翅端まで4150mm

茶褐色に緑の斑紋のある翅の透明な中型セミである。

住み日の出時と日没時集中してカナカナカナカナーと尻下がり鳴き、大合唱となる。

移動性あるようで、通常いない地域に、突然現れ鳴くこともある。

の中では、比較木の下方にとまっていることが多く林内では人間背丈以下から飛び立つ個体が多い。

セミヤドリガ幼虫寄生されている場合多く、多いときはヒグラシ1頭に、5頭以上のセミヤドリガ幼虫着いていることもある。

三郷水元ではほとんど見かけないが、たまに声を聞くことがある流山には普通。

ヒグラシ

日暮

読み方:ヒグラシ(higurashi)

セミ科昆虫

学名 Tanna japonensis


読み方:ヒグラシ(higurashi)

セミ科昆虫

学名 Tanna japonensis


日暮

読み方:ヒグラシ(higurashi)

ウツボグサ別称
シソ科多年草園芸植物薬用植物

学名 Prunella vulgaris subsp.asiatica


日暮

読み方:ヒグラシ(higurashi)

ネムノキ別称
マメ科落葉小高木園芸植物薬用植物

学名 Albizzia julibrissin


日暮

読み方:ヒグラシ(higurashi)

ボタン科ボタン園芸品種


日暮

読み方:ヒグラシ(higurashi)

中型セミで、からだはやや長め幅狭く、翅は透明、腹部濃褐色金色鱗毛装いところどころ緑青色模様があり、美しい。またその声が美しく秋らしい

季節

分類 動物


茅蜩

読み方:ヒグラシ(higurashi)

中型セミで、からだはやや長め幅狭く、翅は透明、腹部濃褐色金色鱗毛装いところどころ緑青色模様があり、美しい。またその声が美しく秋らしい

季節

分類 動物


読み方:ヒグラシ(higurashi)

中型セミで、からだはやや長め幅狭く、翅は透明、腹部濃褐色金色鱗毛装いところどころ緑青色模様があり、美しい。またその声が美しく秋らしい

季節

分類 動物


茅蜩

読み方:ヒグラシ(higurashi)

作者 竹西寛子

初出 昭和61年

ジャンル 小説


読み方:ヒグラシ(higurashi)

作者 稲垣足穂

初出 昭和23年

ジャンル 小説


読み方:ヒグラシ(higurashi)

作者 梅崎春生

初出 昭和22年

ジャンル 小説


読み方:ヒグラシ(higurashi)

作者 林原耒井

初出 昭和33年

ジャンル 句集


日暮

読み方:ヒグラシ(higurashi)

所在 千葉県松戸市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ヒグラシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 12:28 UTC 版)

ヒグラシ
ヒグラシ(オス)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: カメムシ目(半翅目) Hemiptera
: セミ科 Cicadidae
亜科 : セミ亜科 Cicadinae
: ヒグラシ族 Leptopsaltriini
: ヒグラシ属 Tanna
: ヒグラシ T. japonensis
学名
Tanna japonensis
Distant, 1892
和名
ヒグラシ
英名
Evening cicada

ヒグラシ(日暮、Tanna japonensis)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属する日本固有の中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。

日本ではその鳴き声からカナカナカナカナ蝉などとも呼ばれる。漢字表記は茅蜩秋蜩日暮晩蝉などがあり、季語にもなっている。

特徴

ヒグラシ(メス)

成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼附近、前胸の縁と背面中央は色をしている。ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。

なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガEpipomponia nawai、Dyar, 1904)というの一種が知られ、成虫の腹部に1匹-数匹の虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、Angiometopa cicadina、Kato, 1943)も稀にヒグラシに寄生するとされる。

生態

北海道南部から奄美大島(原名亜種。亜種イシガキヒグラシは下記参照)にかけて、広い範囲に生息する。かつて、朝鮮半島に分布するとされたが別種との混同とみられ、生息は確認されていない。対馬にも生息していない。広葉樹林スギヒノキの林に生息し、北海道から九州北部では平地から山地まで見られるが、九州南部以南ではやや標高の高い山地に生息する。

俳句では秋の季語とされ、晩夏に鳴くセミのイメージがあるが、実際には(地域にもよるが)成虫は梅雨の最中の6月下旬頃から7月にかけて発生し、ニイニイゼミと同じく、むしろ他のセミより早く鳴き始める。以後は9月中旬頃までほぼ連日鳴き声を聞くことができる。鳴く時間帯は、基本的に朝夕である。

鳴き声

オスの鳴き声は甲高く、「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」などと聞こえる。標準的な聞きなしとしては「カナカナ」が使われる。日の出前・日の入り後の薄明時によく鳴くが、曇って薄暗くなった時、気温が下がった時、または林内の暗い区域などでは日中でも鳴く。また奄美大島産は後述のイシガキヒグラシほどではないが、鳴き声が本土産と多少異なる。

朝夕に響く声は涼感や物悲しさを感じさせ、日本では古来より和歌などの題材にも使われてきた。万葉集では「比具良之」や「日晩」などと記されており、ヒグラシを詠んでいるものとされる。日晩とは日が暮れるという意味ではなく、一日を暮らすという意味であり、一日物思いふける感情をヒグラシの鳴き声で象徴的に表現したものという。また古今和歌集の時代には、「暮らし」と「暮れる」が掛けて詠われるようになる。

テレビ番組などでも「夏の夕暮れ」を表す効果音としてこの鳴き声がよく用いられる。しかし間近で聞く声はかなり大きく、遠くで聴く「物悲しい印象」とは異なるともいう。

亜種

イシガキヒグラシ(石垣蜩) Tanna japonensis ishigakiana (Kato, 1960)
石垣島西表島に分布するヒグラシの亜種。分布が局所的で、環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)、さらに石垣島の個体群は沖縄県レッドデータブックで絶滅のおそれのある地域個体群(LP)に指定されている。オスの鳴き声は「キーンキンキンキンキキキキキ…」と聞こえる。基亜種ヒグラシよりも鳴き声が金属音的で、しり上がりにテンポが速くなる。

参考文献

関連項目

外部リンク


ヒグラシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/03 23:06 UTC 版)

ふしぎトーボくん」の記事における「ヒグラシ」の解説

ニイニイゼミをうるさいとバカにした。ニイニイゼミからの提案昼間鳴いて注目された。

※この「ヒグラシ」の解説は、「ふしぎトーボくん」の解説の一部です。
「ヒグラシ」を含む「ふしぎトーボくん」の記事については、「ふしぎトーボくん」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ヒグラシ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

ヒグラシ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 03:31 UTC 版)

名詞

ヒグラシ茅蜩、晩日暮日暮し日暮らし

  1. カメムシ目セミ科ヒグラシ属に属す総称学名:Tanna
  2. 1.属す一種初秋早朝夕暮れにカナカナ鳴くので、別名をカナカナ蝉、あるいは単にカナカナという。秋の季語学名:Tanna japonensis

翻訳

語義2


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヒグラシ」の関連用語

1
かな‐かな デジタル大辞泉
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||




7
寒蝉 デジタル大辞泉
98% |||||




ヒグラシのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヒグラシのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
昆虫観察ガイド昆虫観察ガイド
Copyright (C) 2025 昆虫観察ガイド All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヒグラシ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのふしぎトーボくん (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのヒグラシ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS