白水隆とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 白水隆の意味・解説 

白水隆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 07:56 UTC 版)

白水 隆(しろうず たかし、1917年9月14日 - 2004年4月2日[1]は、日本昆虫学者九州大学名誉教授。専門はチョウ類の分類学生物地理学

経歴

1917年9月14日、福岡県福岡市生まれ。1938年旧制宮崎高等農林学校宮崎大学農学部の前身)卒業、1941年九州帝国大学農学部卒業。1942年2月九州帝国大学農学部副手、同年6月助手。1944年召集令状を受け鹿児島県の志布志に配属されるも1年で除隊となり、研究室に戻った。九州大学教養部助教授を経て、1963年九州大学教授。1981年定年退官、同大学名誉教授[1][2]

日本および東アジアのチョウ類の研究で著名。1979年「チョウ自然史の研究」で西日本文化賞受賞。勲二等瑞宝章受章。国際鱗翅学会会長、日本鱗翅学会会長、日本昆虫学会会長、日本昆虫協会名誉会長を務めた[1][2]

著書

単著

  • 原色昆虫大図鑑――蝶蛾編、1959.
  • 原色台湾蝶類大図鑑、保育社、1960.
  • 日本の蝶 : 原色図鑑、北隆館、1965.
  • チョウ、講談社、1981.4.
  • 日本産蝶類文献目録、北隆館、1985.6.
  • 白水隆著作集 1~2、白水隆先生退官記念事業会編集、白水隆先生退官記念事業会、1985.6.
  • 白水隆文庫 その1、ホシザキグリーン財団、白水文庫刊行会 編、ホシザキグリーン財団、2004.11.
  • 日本の蝶界回顧、発行者:白水房江 、2005.3.
  • 日本産蝶類標準図鑑、学習研究社、2006.8.
  • 白水隆アルバム : 日本蝶界の回想録、白水隆文庫刊行会 、2007.6.

共著

  • 原色日本蝶類幼虫大図鑑 第1巻、原章、保育社、1960.
  • 原色日本蝶類幼虫大図鑑 第2巻、原章 、保育社、1962.
  • 蝶・蛾、黒子浩、保育社、1966.7.
  • チョウ・ガ、杉繁郎、講談社、1973.4.
  • 原色日本蝶類幼虫大図鑑、原章、保育社、1976.

編著

  • 日本産蝶類分布表、北隆館、1958
  • 日本産蝶類文献目録 続、白水隆文庫刊行会、2003.6.
  • 日本の迷蝶 1(マダラチョウ科・ジャノメチョウ科)、蝶研、2005.3.

訳書の校訂

  • 日本蝶類図譜、ヘンリー・ジェームズ・ストヴィン・プライヤー 著、江崎悌三 訳・解説、科学書院、1982.11.

監修

  • 原色昆虫大圖鑑 第1巻(蝶・蛾篇)、井上寛、岡野磨瑳郎、杉繁郎、山本英穂共同監修、北隆館、1950.
  • 学研の観察図鑑 1 (昆虫 1 チョウ・ガ・トンボ)、学習研究社、1984.6.
  • ちょう、講談社、1964.4
  • 九州の昆虫 : 採集案内、福岡虫の会、筑紫昆虫同好会編、陸水社、1958.

論文

脚注

  1. ^ a b c 日本人名大辞典+Plus, デジタル版. “白水隆(しろうず たかし)とは”. コトバンク. 2020年2月12日閲覧。
  2. ^ a b 『蝶愛ずる日々』白水 隆”. サイエンティスト・ライブラリー | JT生命誌研究館. 2020年2月12日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  白水隆のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「白水隆」の関連用語

白水隆のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



白水隆のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの白水隆 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS