発見と調査史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 01:31 UTC 版)
警固断層の存在が確認されたのは1970年代末で、福岡都市圏の地盤図作成のために調査を行った九州大学と地質コンサルタント会社らのチームにより発見され、1981年に命名された。 阪神・淡路大震災後の1996年に福岡県が行った調査では、前回活動は約17,000年前 - 3,000年前と推定された。このほか、前回の活動は約16,000年前から10,000年前で、活動の間隔は約16,000年、平均変位速度は千年当たり0.1mで活動度はB級とする推定もあった。 2005年に福岡県西方沖地震が発生すると、当時、警固断層の分布は陸域のみと考えられていたことや、警固断層の延長線上に余震が分布したことから、地震と断層との関連性がにわかに注目された。地震後には複数の調査が行われ、従来知られていたものより活動間隔が短いことなどが判明し、それらの結果を基に2007年に地震調査委員会が評価を行った。
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