発見と追跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/24 15:19 UTC 版)
「S/2004 S 6」の記事における「発見と追跡」の解説
2004年10月28日に土星探査機カッシーニによって撮られた写真の分析中に発見され、同年11月8日に国際天文学連合のサーキュラーで公表された。なお発見報告の際には、可能性は低いながらもこの天体が S/2004 S 4 と同一の天体である可能性も指摘されている。 F環付近の領域では2005年末までに少なくとも5つの天体が発見されたが、その中では最も軌道の追跡に成功したものである。これと比べて、同じくF環の近傍にある S/2004 S 3 と S/2004 S 4 は S/2004 S 6 発見の数ヶ月前に発見されたが、それ以来存在が確認されていない。S/2004 S 6 の発見直後の11月15日に行われた全体探索の時にはいずれも見つからなかったが、S/2004 S 6 だけはその後再び発見されている。ただしこの天体が固体の実体を持った衛星なのか、あるいは数ヶ月から数年の時間スケールで散逸する一時的な粒子塊 (clump) なのかは不明である。
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