名和靖とは? わかりやすく解説

なわ‐やすし【名和靖】

読み方:なわやすし

[1857〜1926]昆虫学者岐阜生まれ明治29年(1896)名和昆虫研究所岐阜市設立農作物害虫駆除予防研究翌年から月刊誌昆虫世界」を発刊、これは昭和21年1946)まで続いた。著「名和日本昆虫図説」など。


名和靖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/07 05:59 UTC 版)

名和靖
人物情報
生誕 (1857-11-24) 1857年11月24日
美濃国本巣郡十五条村
(現岐阜県瑞穂市重里)
死没 (1926-08-30) 1926年8月30日(68歳没)
国籍 日本
出身校 岐阜農事講習所
学問
研究分野 昆虫学
主な業績 ギフチョウの命名、名和昆虫博物館の開設
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名和 靖(なわ やすし、安政4年10月8日1857年11月24日) - 大正15年(1926年8月30日)は、明治・大正時代の日本昆虫学者。「昆虫翁」と呼ばれた。

来歴・人物

名和靖が命名したギフチョウ

著書

栄典

1923年(大正12年)1月20日の名和靖夫妻。授与された藍綬褒章と飾版を佩用する。

脚注

注釈

  1. ^ 名和が1883年(明治16年)に、新種のチョウを発見し、ギフチョウと命名した事から、「ギフチョウの発見者であり命名者」とされていたが、最近は「ギフチョウの再発見者で命名者」とするのが一般的である。これは、江戸時代(18世紀初め)の昆虫図録にて、ギフチョウの絵が記載されているからである。但し、この図録での名は「錦蝶」である。この事から、「ギフチョウは江戸時代にはすでに存在が知られており、錦蝶とも呼ばれていたが、目撃例が少ないため知られていなかった。名和靖は錦蝶を発見した際、新種と考えてギフチョウと命名した」と解釈され、発見者ではなく再発見者とされている。

出典

  1. ^ 矢島稔『日本の昆虫館』東海大学出版会、2012年2月、20頁。ISBN 978-4-486-01913-8 
  2. ^ 『日本の昆虫館』東海大学出版会、19頁。 
  3. ^ 『官報』第5367号「彙報」1901年5月27日。
  4. ^ 『官報』第5367号「彙報」1923年1月18日。
  5. ^ 岐阜県師範学校附属小学校郷土徳育資料』岐阜県師範学校附属小学校、1929年。 
  6. ^ 木村小舟昆虫翁 名和靖』童話春秋社、1944年。 

参考文献

関連項目




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