はり‐ぎり【針×桐】
セン
北海道、本州、四国、九州に、また朝鮮、中国、ソ連に分布しますが、産地としては、北海道が最も有名です。この樹種は、木材としてはセン、樹木としては枝にとげがあることからハリギリと呼ばれます。木材をオニセンとヌカセンと呼んで、2種あるとすることがあります。これが分類学上の違いによるものではなさそうです。オニセンと呼ばれるものは、年輪幅が広く、より重硬で、乾燥などで狂い易いですが、ヌカセンは年輪幅が狭く、より軽軟で、加工し易く、どちらかというと、家具用には後者が好まれているようです。 ■木材 ■用途 |
刺楸
針桐
ハリギリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 22:05 UTC 版)
ハリギリ(針桐[5]、学名: Kalopanax septemlobus)は、ウコギ科ハリギリ属の落葉高木。別名、センノキ(栓の木)、ミヤコダラ、テングウチワ、ヤマギリなどがある。肥沃な土地に自生することから、開拓時代は農地開墾の適地の目印とした[5]。材はケヤキに似た年輪模様が美しく、建築材や家具材としても貴重である。若芽は山菜としての利用もある。
注釈
出典
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Kalopanax septemlobus (Thunb.) Koidz. ハリギリ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年5月7日閲覧。
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- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Kalopanax pictus (Thunb.) Nakai var. lutchuensis auct. non (Nakai) Nemoto ハリギリ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年5月7日閲覧。
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- ^ a b c d e f 一般財団法人 アイヌ民族博物館 編『アイヌ民族博物館 民話ライブラリ2 上田トシの民話 2』(PDF)一般財団法人 アイヌ民族博物館、2015年2月28日、101-130頁 。
- ^ 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林: “科学の森ニュース85号” (PDF). 東京大学 (2019年3月10日). 2019年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月1日閲覧。
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