『GJ部中等部』の登場人物
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「GJ部」の記事における「『GJ部中等部』の登場人物」の解説
四ノ宮 霞(しのみや かすみ) 声 - 木戸衣吹 / 高木美佑(オーディオブック版(中等部から担当)) 京夜の妹。京夜に懐いており、家では京夜の部屋に入り浸っている。小学5年生の頃まで京夜と一緒に風呂に入っていた程のブラコン。GJ部の校外活動にたまに参加する。真央のことを年下だと思っている。初登場時は小学6年生(『GJ部』第5巻から中学1年生)。中学生になってからは、聖羅やジェラルディンらと度々GJ部の部室へも顔を出すようになり、GJ部への憧れから、中等部でGJ部中等部を設立する。 『GJ部中等部』の主人公で『GJ部中等部』第1巻からは中学2年生(『GJ部中等部』第5巻より中学3年生。『GJ部ロスタイム』から高校生で3人揃って京夜たちと同じ学校である)となり、同好会から正式に部となったGJ部中等部の部長を務める。数学オリンピック級の数学力の持ち主で、暗算が得意だが応用は苦手。また英会話教室に通っていたこともあってか、日常会話レベルなら普通にこなせる。兄同様に『GJ部中等部』の物語の語り部になっていることが多い。『GJ部中等部』第7巻にて急激に大人っぽくなった健太のことが気になりだすのと同時にそのきっかけが冴子であったことにも複雑な感情を示しだし、続く8巻にて健太と「ためし」に交際するも、現状はGJ部のメンバーと居る方が楽しいと思い直して1ヶ月ほどで交際関係を解消した。 『異世界Cマート繁盛記』では他のGJ部メンバーと共に異世界を訪れる事となる。 天使 聖羅(あまつか せいら) 声 - 諸星すみれ / 奥野香耶(オーディオブック版(中等部から担当)) 真央・恵の妹。霞・ジェラルディンとは中学校のクラスメイト(『GJ部』第5巻から中学1年生)。物腰丁寧で礼儀正しい少女であるが、一部の人間にだけ聴こえる副音声(初登場から『GJ部中等部』第7巻までの間で作中の登場人物で聞こえてないとされるのは恵、紫音、仁、冴子の4人)で毒舌を振るうが、本人は聞こえていないものと思っていた。但し、姉達や友人のお気に入りとなっている京夜に対して「私にまで」と告げていることから半ば多重人格とも取れる発言をしている。狐の面を横掛けにしているが、面なら何でもいい模様。何らかの面を着けていないと落ち着きを無くしてしまうが、特訓の結果短時間なら面が無くても平常通りに振る舞えるようになった。真央のことは「姉さま」、恵のことは「姉様」と呼ぶ。聖羅が天使家の当主であり、会ったことのない許嫁が第8候補まで居る。 『GJ部中等部』第1巻からは中学2年生(『GJ部中等部』第5巻より中学3年生。『GJ部ロスタイム』から高校生)になり、GJ部(中等部)の副部長を自称している。メールで頻繁にラブレターを貰うほど、男子に人気がある。森や小森に頼りがちで、日常生活のスキルが低い。GJ部中等部設立の際、男子囲碁部との部室を賭けた囲碁勝負で、囲碁部の助っ人の院生に勝利したほどの実力の持ち主だが、後にリベンジされてしまい、一度は部室を失いかけたが、使っていないプレハブ小屋を新たな部室にしている。仁のことを弟のように見ていたが、成長著しい現状に戸惑っていることを理央から指摘されている他、複雑な家庭事情に踏み込もうとする等、認識を徐々に変えつつある。 ジェラルディン・バーンシュタイン 声 - 葵わかな / 阿保まりあ(オーディオブック版(中等部から担当)) 綺羅々の妹。綺羅々は養女であるため、戸籍上はジェラルディンがバーンシュタイン家の長女である。作中の2度目の春(『GJ部』第5巻)に、姉を慕いカナダから日本にやってきて日本の学校に通い始める。霞や聖羅と同学年で、中学1年生では2人と同じ学校の同じクラスになる。日本語での会話は苦手であり、ホワイトボードを用いて会話をする。霞・聖羅と合わせて「シスターズ」などと書かれることもある。京夜とは初めて会った時から惹かれていたが、『GJ部中等部』第6巻では理央にその気持ちが「尊敬の念」なのか「恋愛感情」なのかが解ってない節を指摘されている。 『GJ部中等部』第1巻からは中学2年生(『GJ部中等部』第5巻より中学3年生。『GJ部ロスタイム』から高校生)。進級して、霞・聖羅とは3人それぞれ別々のクラスに別れてしまった。年の割にスタイルが良く、仁はやきもきすることがある。将来は日本への帰化も視野に入れているが、納豆は苦手。 『異世界Cマート繁盛記』では異世界での戦争の発端となりかけた塩不足の際にその怪力を活かして大量の塩を運び戦争の危機を回避し、その縁で「Cマート」への搬入のアルバイトとなる。 渋井 健太(しぶい けんた) 声 - 新田杏樹(オーディオブック版(中等部から担当)) 『GJ部中等部』から登場する、中学1年生(『GJ部中等部』第5巻より中学2年生。『GJ部ロスタイム』では3年生)。熱血バカ男子で時折、男らしさを雄弁に語る。愛称は「ケンケン」。中学1年生になってすぐの春に、GJ部伝統の方法で捕獲され強制的にGJ部中等部に入部させられる。子供っぽい所が逆に大人っぽいとされ、冴子を中心に同級生から一番の人気を持っている。部室ではよくマンガを読んでいる。霞や聖羅の影響もあってか、時折だが女性恐怖症に陥る。姉(前述)のことを「パズー」と呼んでいる。家では光熱費節約のため、母や葉月と一緒に風呂に入ることがあり、霞や冴子(後述)に何度か咎められている。面識こそは無いが、霞から話を聞く京夜からは「オスガキ」と呼ばれている。霞の「仁とどっちが強い?」の問いに意気揚々と乗っかって対決するも敗北、その後ジェラルディンの特訓を経て、「ケン拳」(『GJ部中等部』第6巻の段階で3倍まで可能)を会得。中学2年生の夏に年相応の助平心を身につけた模様。活発そうな見た目とは裏腹に英語が得意(担当の美子(よしこ)先生と気が合うのが理由)。敬語も特技だが、所々おかしな言葉になっている。『GJ部中等部』第7巻にて冴子に気づかされたことでこれまでの所業を反省し、霞に謝るも、平手打ちを受けてしまう。また、時期を同じくして、マンガからライトノベルへ興味の対象を移した。霞に対しては「イジワルしたくなる」と少なくとも「LOVE」寄りの好意を持っていることを告白、霞の提案で「ためし」に交際するも、前述の理由もあり最終的には解消している。ただ、気持ちそのものは一途と言えるもので繋いだ手を洗うのを拒むといった年相応の一面も見せた。霞たちの卒業後は中等部の部長に就任している。カエルの健太 ある日健太が拾って持ってきた太った蛙に「健太」と名づけられ、部室で飼っている。 周防 仁(すおう じん) 声 - 桑田直樹(オーディオブック版(中等部から担当)) 『GJ部中等部』から登場する、中学1年生(『GJ部中等部』第5巻より中学2年生。『GJ部ロスタイム』では3年生)。成績優秀なクール男子。愛称は「ジンジン」。健太とは幼稚園のころからの腐れ縁。健太がGJ部中等部に入部させられてから、健太に付き添って部室に行くようになっただけで実は部員ではない。読書が趣味で、部室ではよくライトノベルを読んでいる。一人っ子だが、現在居候しており、横溝道場の門下生は兄姉関係に近い他、師範代もしておりその関係で小遣いは多い。女性が多い環境で育っており、女性に対する気配りは心得ているが、異性に対しての年相応な一面も持っている。徹心を「兄さん」と呼び「兄的な人」として、翔子を「姉的な人」として慕っている。高等部のGJ部OGである紫音を「師匠」と呼んで慕い、チェスを教えてもらっているが、その関係で「二代目カワイイ生き物」を襲名する。『GJ部中等部』第5巻から女装する機会も増えた。複雑な家庭の事情を抱えているが、それを他人にはあまり話していない模様で、他に知ってるのは親友の健太くらいで本人の認識としては乗り越えている模様。『GJ部中等部』第6巻からは聖羅を中心にグルーミングする機会が増え、『GJ部中等部』第7巻にてその師匠として紫音経由で京夜にも弟子入りする。『GJ部ロスタイム』では進学して離れ離れになった聖羅を気にかける等、意識している様子が伺える。 小森(こもり) 『GJ部中等部』から登場する、中学1年生(『GJ部中等部』第5巻より中学2年生。『GJ部ロスタイム』では3年生)。いつも無表情な女子。天使家の侍従である森さんの親戚で、サイズ以外の外見は森さんに似ている。6月の終わり頃に聖羅に呼ばれて前の学校から転校してきた。部室では部員の皆に紅茶を給仕しており、それ以外の時はほぼ常に定位置のパイプ椅子に座ってじっとしているが、ノリはよくメイド服や本気モードと称した変装を行うことがある。霞からは「こもりん(訂正している)」、健太からは「トモちゃん(訂正しない)」という愛称で呼ばれる。健太とは愛称のことや携帯電話と称した糸電話で会話することもあったり、冴子(後述)の2度目の来訪時に紅茶ではなく白湯や水を出したり、理央から指摘を受けたりと何かしら思う所がある模様だが、健太からはっきりと「LIKE」の感情しかないと言われ吹っ切るが、心の奥底ではまだ想っている模様。稀に不調の日が来て、その日は皿を割ったり、か弱い一面(霞の認識としては「こもりさん」)を見せる。『GJ部中等部』第7巻にて実は冴子に意地悪で敢えて水や白湯を出していたことが発覚したが「こもりさん」状態の時に助けられたことで仲直りした。 小手指 冴子(こてさし さえこ) 健太や仁のクラスメート。クラス一の美少女。健太のことが好きでラブレターを渡し告白したが振られた。それでも諦めずに健太にアタックを続けている。健太の修行以降、霞を敵視、攻撃するようになる。週に一度、仁を連れ出しては健太についての相談をしているが、2人はそれ程仲が良いわけではない。猫を被っている節があり、健太が居ない時には剣呑としていることがある。霞と健太が交際するようになっても、いずれは別れると達観した様子で見ていた。『GJ部ロスタイム』では聖羅と仁の橋渡し役にも一役買っている。 『GJ部中等部』第7巻にてGJ部中等部に本人曰く「プライドを捨てて」まで入部(それ以前は吹奏楽部に所属していたが退部)。入部直後はそのグダグダとも取れる活動状況に辟易していたが、程なくして適応する。同巻終盤にて色々な原因(呪い、ストレス等)で激太りしてしまうも、聖羅らの尽力と本人の努力もあって無事、元通りの体型に戻る。
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