「こどもたちの棟」のシャドー
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「シャドーハウス」の記事における「「こどもたちの棟」のシャドー」の解説
ジョン 声 - 酒井広大 煤量 - 多い / 同期 - ケイト、ルイーズ、パトリック、シャーリー ショーンの主人。すすは火花が散るように出る。自由奔放で多少強引な性格だが、素直で頼れる一面もある。また、近眼のショーンが気兼ねなく眼鏡をかけられるようにと、伊達眼鏡を着用してみせるなど良き主人でもある。緊張すると気が大きくなり、大言壮語する悪癖がある。頭脳戦が苦手。ショーンとの性格の乖離が目に見えて顕著な様子を指摘されている。 偶然見かけたケイトに一目惚れしており、「お披露目」の試験中にいきなり「婚約者になれ」と言い放ってケイトに呆れられた。一方で、無理強いはせず自分のことをもっと知ってほしいと願っている。エミリコとは素直な者同士気が合う様子。お披露目前に偶然にもケイトとエミリコを見かけたことがあり、あの二人のような関係をショーンと築きたい、ショーンには自分の意思をしっかりと持ってほしい、と考えるようになった。 ケイトからの手紙でショーンが洗脳されていることを知り、殴り合いによってショーンを正気に戻した。 お披露目で力があり余りすぎて、岩をも破壊する「すす能力」が開花。ジェレマイアの「蜘蛛手」に影響を受け、この能力に「ジョンパンチ」と名付けた。 シャーリー 声 - 下地紫野 煤量 - かなり少ない / 同期 - ケイト、ジョン、ルイーズ、パトリック ラムの主人。言葉を発さない、すすを出すことが殆ど無いなど、感情が全く読み取れず、お世話もほとんど必要無い。食事もほとんど摂っていなかったらしい。エドワードからは「生命力が弱く、人格も未習得で命が尽きようとしていた」と分析されている。ラムと同じように左手にリボンを付けている。アニメのPVでは、ケイトから「強い意志を感じる」と評されていた。 お披露目ではダンスによって初めてラムとふれあい人格が萌芽、彼女の名前を呼ぶようになるも、ゴール間近で力尽きる。 この時ラムの目の前で塵のように消滅したように見えたが、実際はシャドーとしての形を保てず、モーフの姿に戻っただけだった。この時に人格を得ており、すす能力にも開花する。 すす能力は、自分のすすを纏って変身するもの。小さな体とすす能力を駆使して、一体化の秘密や顔の見えない人形のダミーなどの館の秘密を調べてきた。また、エミリコとショーンが洗脳を解いていることを知っており、エミリコの洗脳が解けた日はケイトの部屋に潜んで様子を伺っていた模様。モーフの姿では話をする事ができないが、リボンに変身してラムの指に巻きついている時だけは心の中で会話ができる。 アニメではモーフの姿に戻った後も、左手に着けていたリボンを頭に着けている。 パトリック 声 - 川島零士 煤量 - 少ない / 同期 - ケイト、ジョン、ルイーズ、シャーリー リッキーの主人。すすは薄く広がるように出る。優秀な貴族らしく振る舞いたがり、何かと他者を見下した発言をするが、まだ幼く行動が伴わない。プライドが高い一方、繊細で傷つきやすい性格で、リッキーを頼りにしている。お披露目の庭園でエミリコに励まされ、エミリコのことが好きになったが、シャドーとしての立場を踏まえ感情をひた隠しにしている。また、従者であるリッキーに頭を下げてエミリコへの助力を頼む場面もあり、決して高慢なだけの人物ではない。同期会では、ケイトが始めたすす粘土遊びを最初は下らないとけなしたものの、皆が楽しそうに遊ぶ様子を見て仲間に入りたそうにしたり、結局一緒に遊んでいたりと、年齢相応に愛嬌のあるところを見せていた。 お披露目に合格した同期4人のうち、ただ一人「すす能力」が覚醒しておらず、それを引け目に感じている。 ルイーズ 声 - 佐倉綾音 煤量 - 普通 / 同期 - ケイト、ジョン、パトリック、シャーリー ルウの主人。すすはカーブを描くように出る。無口なルウとは反対に、お喋りで遠慮をしない性格で、楽しいことが大好き。自分自身と、自身の顔(ルウ)を心の底から愛しているナルシスト。マリーローズから『咲き誇るガーベラ』と呼ばれている。ルウに化粧を施したりする一方で顔以外にはまったく興味がなく、ルウの体が傷ついていても気に留めなかった。ただ、ケイトには「悪意も裏表もない」と分析されており、ルウへの態度も生き人形に性格や疲労というものがあると理解していなかったのが原因の模様。後にベンジャミンから助言され、彼女なりに気遣いをするようになる。自己愛が強い者同士で通じるものがあるのか、サラと仲が良い。 生き人形の精神に干渉することができる「すす能力」を持ち、無自覚のうちにルウの忠誠心や感情を操っていた。後には感情表現を豊かにして、より魅力的な表情を作れるようにもなる。 サラ 声 - 大西沙織 煤量 - 多い / 同期 - ダグラス ミアの主人。エリート願望が強く慇懃無礼な口調で話し、星つきを目指している。すす能力は覚醒していない。自身の地位向上のためにダグラスに婚姻の話を持ち掛けたが断られた。 嫉妬深く独占欲が強い性格で、ミアがエミリコの面倒をよく見ていることに腹を立てて体罰を加えたり、ミアの部屋を荒らしている描写がある。ケイトのことはエミリコを含めてあまり良く思っていないのか嫌味ばかり言っているが、自己愛の強いルイーズとは似た者同士気が合うらしく、彼女を気に入っている。 亡霊騒ぎ後の班の再編成では自分を差し置いてケイトが班長に任命されたことに激怒し、ケイトに詰め寄ったためにバーバラから叱責された。 マリーローズ 声 - 中原麻衣 煤量 - 少ない / 同期 - バーバラ(こどもたちの棟では最年長) ローズマリーの主人。男装と快活で派手な振る舞いが特徴の女性シャドー。エミリコからはカッコいいと評されていた。ダンスが好きで、自身は男性のステップを、生き人形のローズマリーには女性のステップを踏ませる。ローズマリーと同じくあだ名は「ローズ」。 ベンジャミンに胸倉を掴まれて恫喝されてもすすを一切出さないなど、肝が座っている。 ローブ様の正体で亡霊騒ぎの犯人。ケイトと同じくモーフである時の記憶があり、シャドーは生き人形に影響される性質を持っているということ、「お呼ばれ」が生き人形と一体化するということも知っている。ローズマリーのことを非常に大切に思っており、一体化しないためにわざと評価を落として「こどもたちの棟」に留まっていた。シャドーハウスから逃げ出すためにローズマリーと共に奔走していたある日、こびりつきを操る能力が覚醒。亡霊騒ぎを起こして仲間を集めようとした矢先に「お呼ばれ」されてしまい、時間稼ぎのために再び亡霊騒ぎを起こす。 成り行きから亡霊騒ぎの解決に乗り出したケイトとジョンに対峙、経験の差で終始二人を圧倒する。しかし主人の意図を読んだエミリコとショーンの機転と、それぞれの主人との連携に敗れ、星つきに引き渡された。 その後、裁きを受けるために「おじい様と共にある棟」に送られることになるが、ケイトの密かな助力を得て策を講じ、エドワードの隙をついて生存に一縷の望みをかけ、ローズマリーと共に崖下へと身を投げた。 「こどもたちの棟」に居る者には一部の者を除いて「お呼ばれして大人になった」ということになっているが、「おじい様と共にある棟」では一体化に失敗したということになっている。 イザベル&ミラベル 煤量 - 普通 / 同期 - 自分たち 双子のベルの主人。シンメトリーな白いドレスをまとう二人の女性シャドー。イザベルが姉でミラベルが妹。「顔」が双子なので本人たちも瓜二つ。生き人形の肉体を操る精神系のすす能力を持っている。すす能力者としては優秀なようでスザンナに気に入られていた。 生き人形同様意地の悪い性格で、班員のマーガレットからも「心が醜い」と言われていた。星つきのスザンナに評価されているケイトが気に入らず、初対面でエミリコを操って侮辱した。 ベル達が珈琲の瓶を壊したことで、シャドーにとって最大の侮辱であるすす管の掃除を命じられた。すす管清掃終了後、ミラベルのベルは壊れて(死亡して)処分されてしまった。その後は一人になったベルの使用権を互いに争っていたが、ケイトの説得を受け、2人共通の生き人形としてベルを伴うようになっている。 ダグラス 煤量 - 多い / 同期 - サラ ダグの主人。赤いジャケットを着ている男性シャドー。同期のサラ・ミア組と同じく出世欲が強く、星つきを目指している。すす能力で操られたエミリコを嘲笑するなど、生き人形同様性根が悪いため、ケイトから嫌われているが、班のメンバーとの関係を良好に保つなど、リーダーらしい性格ではある。 髪型にこだわりがあるのか、ダグがイザベル・ミラベルに操られて髪を乱した際には非常に取り乱していた。 すす能力の詳細は不明だが、風紀班の設立をめぐるギルバートと決闘の際、球体状のすすを生み出しギルバートの攻撃を跳ね返していた。 ウィリアム 煤量 - 少ない / 同期 - ヘンリー、ヴィクターの主人 ジョンとパトリックの班の班長。すす能力は覚醒していない。臆病で事なかれ主義な性格で、パトリックに「生き残るコツは目立たないこと」とアドバイスし、ジョンが星つきに呼び出された際は「星つきから目を付けられたのでは?」迷惑そうにしていた。 ヘンリー 煤量 - 少ない / 同期 - ウィリアム、ヴィクターの主人 ジョンとパトリックの班の班員。すす能力は覚醒していない。ウィリアムと同じく臆病で事なかれ主義な性格で、ルイーズからは「雑魚っぽい」、リッキーからは「志が低い」「この方たちは大成しないな」と評されていた。 マーガレット 煤量:少ない / 同期:ピーター マギーの主人。オレンジ色のワンピースとカチューシャを着用している女性シャドー。内向的な性格で温室で花を育てている。班長のイザベル・ミラベルのことをあまり良く思っていないらしく「あの2人は心が醜い」とこぼしていた。 ジェイムズ 煤量:普通 / 同期:不在 ダグラス班の班員。ピアスをしているのが特徴。すす能力は覚醒している。ルイーズ(の「顔」をしているルウ)にときめくなど年頃の男子らしい一面を見せる。 ローレンス 煤量:普通 / 同期:不在 ダグラス班の班員。すす能力は覚醒している。髪をかき上げる癖が特徴。ベル1人を伴い外出するイザベル・ミラベルを「処分」コールで嘲笑するも生き人形を操られて返り討ちに遇う。 ピーター 煤量:普通 / 同期:マーガレット ダグラス班の班員。すす能力は覚醒している。チューリップの刺繍がされたセーラー服を着用しているのが特徴。 ロバート 煤量:普通 / 同期:ロレッタ 金髪の生き人形が特徴。すす能力は覚醒している。『顔付き』になってまだ日が浅い班員を指導するなど班員想いな面がある。 ニコラス 煤量:少ない / 同期:ジョージ おかっぱ頭の生き人形が特徴。すす能力は覚醒していない。『顔付き』になったばかりのせいか生き人形の活躍を称賛しフレンドリーに話し掛けるなど洗脳が薄い。無能力者狩りに遭って以降、すす能力の開花を目指している。 ジョージ 煤量:少ない / 同期:ニコラス そばかすのある生き人形が特徴。すす能力は覚醒していない。ニコラスと同じく洗脳が薄い様子。トマスの視察があった後日無能力者狩りに遭う。 ロレッタ 煤量:普通 / 同期:ロバート 水色のワンピースとショートヘアが特徴。班長であるためすす能力は覚醒している様子。 勝ち気な性格で風紀班設立をめぐり対立するダグラスとギルバートに決闘を進言していた。
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