流星 流星の概要

流星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 02:13 UTC 版)

2020年8月のペルセウス座流星群の流星
2001年のしし座流星群の流星

流星物質は、0.1ミリメートル以下のごく小さな宇宙塵から、数センチメートル以上ある小石のようなものまで様々な大きさがある。地球の大気に数十キロメートル毎秒 (km/s) という猛スピードで突入し[2]、上層大気の分子と衝突して摩擦によりプラズマ化して発光する。通常、流星は地上より150キロメートル (km) から100 km程度の高さの下部熱圏で光り始め、70 kmから50 kmの高さの中間圏で消滅する。しかし、元の流星物質が特に大きい場合などには、燃え尽きずに隕石として地上に達することがある。なお、見た目に消滅する場合にも流星塵として地球に降り注いでいる。

明るさがマイナス3からマイナス4等程度よりも明るい流星は、火球と呼ばれる。中には満月より明るい光を放ち、夜空全体を一瞬閃光のように明るくするものもある。

流星を観測する方法としては、流星電波観測流星眼視観測、流星写真観測、流星TV観測がある。


  1. ^ a b 質問5-1)私が見たものは流れ星だったのでしょうか?国立天文台(2018年10月23日閲覧)。
  2. ^ Meteor FAQs”. American Meteor Society. 2020年8月16日閲覧。
  3. ^ 'Meteorite' hits girlBBC(Tuesday, 27 August, 2002, 12:27 GMT 13:27 UK)2018年10月23日閲覧。
  4. ^ 気鋭ベンチャーは人工「流れ星」を作り出すか JAXAと組んだ宇宙ベンチャーALEの実力東洋経済ONLINE(2018年8月6日)2018年10月23日閲覧。
  5. ^ イプシロン打ち上げ成功…人工流れ星衛星を分離 : 科学・IT - 読売新聞
  6. ^ Global Electrophonic Fireball Survey”. University of Kentucky, Ecole Polytechnique Federale de Lausanne. 2010年1月26日閲覧。
  7. ^ 史記』「天官書 第五」。古代日本でも、『日本書紀』の舒明天皇時代に「九年春二月丙辰朔戊寅、大星、從東流西、便有音似雷。時人曰流星之音、亦曰地雷。於是、僧僧曰『非流星。是天狗也。其吠聲似雷耳。』」という記述がある。
  8. ^ Keay, Colin S.L. (1980). “Anomalous Sounds from the Entry of Meteor Fireballs”. Science 210: 11–15. doi:10.1126/science.210.4465.11. 
  9. ^ Zgrablić, Goran; Dejan Vinković, Silvija Gradečak, et al. (2002). “Instrumental Recording of Electrophonic Sounds From Leonid Fireballs”. Journal of Geophysical Research 107 (A7): 1124. doi:10.1029/2001JA000310. 
  10. ^ 「流れ星、毎日1トン降り注いでる?東大・日大など観測」(2020年11月11日朝日)
  11. ^ 『地球の歩き方 モンゴル 2017~2018』ダイヤモンド社、2017年3月10日、171頁。 
  12. ^ 流星のロックマン』『蒼き流星SPTレイズナー』『銀牙 -流れ星 銀-』など。






流星と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「流星」の関連用語

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



流星のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの流星 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS