法師

デジタル大辞泉

ほう‐し〔ホフ‐〕【法師】

読み方：ほうし

１ 仏法によく通じ、人々を導く師となる者。また一般に、僧。出家。ほっし。

２ 俗人で僧形をした者。「琵琶(びわ)—」「田楽—」

３ 《昔、男の子は頭髪をそっていたところから》男の子。

「いつかまた—が母にあひたけの、乱れ心や狂ふらん」〈虎明狂・法師が母〉

４ 名詞に添えて「人」の意を表す。多く「ぼうし」と濁る。「一寸—」「影—」

ほっ‐し【法師】

読み方：ほっし

⇒ほうし（法師）

世界宗教用語大事典

ほうし 【法師】

ホッシとも。仏法に精通した僧。また単に僧のこと。

ほっし 【法師】

→ 法師

ウィキペディア

法師

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/12/04 04:31 UTC 版)

法師（ほうし或いはほっし、のりのし、dharma-bhaanaka）は僧侶に対する呼称

狭義

本来、法師とは仏教、及び仏教の教義が説かれている経典に詳しく、人の師となるほどの学識・経験を備えた僧侶に対する敬称。戒律に詳しい僧侶を律師、禅定修行に長けた者を禅師と呼称する事と同様。

『法華経』法師品では、釈迦が薬王菩薩に法師のすべき事として『法華経』を受持（暗記）、読誦、解説、書写する事を述べている。

• 文字の法師 - 経典ばかり読誦していて実践的な修行を行わない僧侶に対する蔑称。暗証の禅師と対。

広義

日本では僧侶全般に対する呼称、及び、僧侶姿の人物の呼称。中世以前においては、1人前でありながら自らの坊（僧房）を持たない僧侶のことを指した（対義語は坊主（あるいは坊主衆）。

転じて人物一般の呼称。また、それらに似た物に対する呼称。琵琶法師、一寸法師、起き上がり小法師、影法師、つくつくぼうしなど。

外部リンク

• 「俗法師考」喜田貞吉　青空文庫

ウィキペディア小見出し辞書

法師

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2016/06/02 13:57 UTC 版)

「天羅万象」の記事における「法師」の解説

天羅世界の宗教家。モチーフは仏教。法術が使える。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

法師

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 12:17 UTC 版)

この単語の漢字
法	師
ほう 第四学年	し 第五学年
音読み	音読み

この単語の漢字
法	師
ほう > ほっ 第四学年	し 第五学年
音読み	音読み

発音

ほ↘ーし

名詞

法師 (ほうし または ほっし)

1. (仏教) 仏法に精通し、その教えを広める僧侶。
2. 僧形をした俗人。

接尾辞

法 師（ぼうし）

1. 名前の下に添えて「人」の意を作る語。

Weblio日本語例文用例辞書

「法師」の例文・使い方・用例・文例

• それは高い木の影法師にすぎなかった。
• 起き上がり小法師は底に重りがつけてあるので, 傾けると必ず起き上がる.
• 障子に影法師が映る
• 横顔の影法師
• 月が障子に人の影法師を映した
• 起き上がり小法師という玩具
• 戒をさずける法師
• 身分の低い法師
• 5種の法師
• 室町時代の盲目の琵琶法師の官名
• 田楽を舞う法師
• 法師のような心
• 琵琶を弾く法師
• 仏法を説く法師の座席
• よろよろと歩く法師
• 弱法師という遊び
• 仏道修行者らしくない行いをするいかがわしい法師
• 禅家で,供の法師
• 法師になった子ども
• 力者法師という人