オーケストレーション

実用日本語表現辞典

orchestration

別表記：オーケストレーション

「orchestration」の意味・「orchestration」とは

「orchestration」とは、音楽の世界で一般的に用いられる語であり、楽曲をオーケストラ演奏用に編曲することを指す。具体的には、各楽器のパートを割り当て、音色や音量、演奏法などを詳細に指示する作業を含む。また、ITの領域では、複数のシステムやサービスを統合的に管理・制御することを指す。

「orchestration」の発音・読み方

「orchestration」の発音は、IPA表記では /ˌɔːrkɪˈstreɪʃən/ となる。カタカナ表記では「オーキストレーション」と読む。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方は「オーケストレーション」である。

「orchestration」の定義を英語で解説

Orchestration, in the context of music, refers to the process of arranging a piece of music for performance by an orchestra. This involves assigning parts to different instruments, specifying the tone, volume, and playing techniques. In the field of IT, it refers to the integrated management and control of multiple systems or services.

「orchestration」の類語

「orchestration」の類語としては、音楽の文脈では「arrangement」、ITの文脈では「automation」や「coordination」がある。それぞれ、音楽の編曲、自動化、調整や連携を意味する。

「orchestration」に関連する用語・表現

「orchestration」に関連する用語としては、「conductor」（指揮者）、「score」（楽譜）、「symphony」（交響曲）などがある。また、ITの領域では、「cloud computing」（クラウドコンピューティング）、「microservices」（マイクロサービス）、「containerization」（コンテナ化）などが関連する。

「orchestration」の例文

1. The orchestration of the symphony was a masterpiece.（その交響曲のオーケストレーションは傑作であった。）
2. Orchestration is a crucial part of composing music.（オーケストレーションは音楽作曲の重要な部分である。）
3. The IT team is working on the orchestration of the new system.（ITチームは新システムのオーケストレーションに取り組んでいる。）
4. The orchestration of various services enhances the efficiency of the system.（様々なサービスのオーケストレーションはシステムの効率を高める。）
5. The orchestration process requires a deep understanding of each instrument.（オーケストレーションの過程は各楽器の深い理解を必要とする。）
6. The orchestration of the piece was changed to suit the size of the orchestra.（その曲のオーケストレーションはオーケストラの規模に合わせて変更された。）
7. The orchestration of microservices is a challenging task.（マイクロサービスのオーケストレーションは難易度の高い課題である。）
8. The orchestration of the cloud environment is managed by a dedicated team.（クラウド環境のオーケストレーションは専門のチームによって管理されている。）
9. The orchestration of the opera was beautifully done.（そのオペラのオーケストレーションは美しく行われた。）
10. The orchestration tools help in managing the complex IT infrastructure.（オーケストレーションツールは複雑なITインフラの管理を助ける。）

（2023年12月25日更新）

デジタル大辞泉

オーケストレーション【orchestration】

読み方：おーけすとれーしょん

管弦楽の作曲法・編曲法に関する技法、およびその理論。管弦楽法。

音楽用語辞典

オーケストレーション［orchestration］

管弦楽法のこと。オーケストラ用に編曲すること。オーケストラに含まれる弦楽器、管楽器、打楽器などのあらゆる楽器の音域など特徴に精通し、効果的にそれらを使い編曲することが必要である。

ウィキペディア

オーケストレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/07 13:55 UTC 版)

オーケストレーション（英: orchestration）

ウィキペディア小見出し辞書

オーケストレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/08/19 06:45 UTC 版)

「月に憑かれたピエロ」の記事における「オーケストレーション」の解説

器楽セクションは5人の演奏者が担当し、持ち替えによって8種類の楽器が使用される（フルート／ピッコロ持ち替え、クラリネット／バスクラリネット持ち替え、ヴァイオリン／ヴィオラ持ち替え、チェロ、ピアノ）。各曲ごとに異なるオーケストレーションが施され、編成は万華鏡のように変化する。 『月に憑かれたピエロ』のオーケストレーション（器楽セクション）曲名Fl／PiccCl／BsClVn／VlaVcp備考1 月に酔いフルート ヴァイオリン チェロ ピアノ 2 コロンビーヌフルート クラリネット ヴァイオリン ピアノ 3 伊達男ピッコロ クラリネット ピアノ 4 蒼ざめた洗濯女フルート クラリネット ヴァイオリン 5 ショパンのワルツフルート クラリネット→バスクラリネット ピアノ 6 聖女フルート バスクラリネット ヴァイオリン＊ チェロ ピアノ ＊ヴァイオリンは末尾部分のみ。 7 病める月フルート 8 夜 バスクラリネット チェロ ピアノ 9 ピエロへの祈り クラリネット ピアノ 10 盗みフルート クラリネット ヴァイオリン チェロ ピアノ 11 赤いミサピッコロ バスクラリネット ヴィオラ チェロ ピアノ 12 絞首台ピッコロ ヴィオラ チェロ 13 打ち首（前半） バスクラリネット ヴィオラ チェロ ピアノ 13 打ち首（後半）フルート バスクラリネット→クラリネット ヴィオラ チェロ 14 十字架フルート クラリネット ヴァイオリン チェロ ピアノ 15 郷愁ピッコロ＊ クラリネット ヴァイオリン チェロ＊ ピアノ ＊ピッコロ、チェロは末尾部分のみ。 16 悪趣味ピッコロ クラリネット ヴァイオリン チェロ ピアノ 17 パロディピッコロ→フルート→ピッコロ クラリネット ヴィオラ ピアノ 18 月のしみピッコロ クラリネット ヴァイオリン チェロ ピアノ 19 セレナーデフルート＊ クラリネット＊ ヴァイオリン＊ チェロ ピアノ ＊フルート、クラリネット、ヴァイオリンは末尾のみ。 20 帰郷フルート クラリネット ヴァイオリン チェロ ピアノ 21 おお、なつかしい香りよフルート→ピッコロ クラリネット→バスクラリネット ヴァイオリン→ヴィオラ チェロ ピアノ

オーケストレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/01 08:08 UTC 版)

「天野正道」の記事における「オーケストレーション」の解説

（※いずれも、作曲は鷺巣詩郎が担当。） エヴァンゲリオン交響楽（1996年） ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破（2009年） ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q（2012年） マギ The labyrinth of magic（2012年） マギ The kingdom of magic（2013年） 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN（2015年） 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD（2015年） シン・ゴジラ（2016年） ベルセルク（2016年 - 2017年） シン・エヴァンゲリオン劇場版（2021年）

オーケストレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/10/04 08:53 UTC 版)

「亡き王女のためのパヴァーヌ」の記事における「オーケストレーション」の解説

ピアノ版と曲の構成自体は同一であるが、オーケストレーションは次のようになされている。 ロンド主題と言えるA部は、提示の段階では弦楽器のピッチカートに乗り、ホルンのソロで奏でられる。B部ではロ短調に転調し、オーボエにより新たなエピソードが出現する。1度目の再現では主旋律が木管楽器に移り、最初よりも更に穏やかな印象を与える。フルートで提示されて始まるC部ではト短調になり、可憐ながらもやや落ち着きのない音楽。後半ではハープのグリッサンドや高音域が効果的に使われている。ト短調で弱々しく終わった後の2度目の再現では、ハープの分散和音に乗ってフルートとヴァイオリンで旋律が奏され、最後は最弱音で消え入るように終わる。

オーケストレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/13 00:44 UTC 版)

「ディア・エヴァン・ハンセン」の記事における「オーケストレーション」の解説

ミュージカルの楽曲は、音楽監督を含む8人構成のバンド用に編成されている。パートは次の通りである：MD/キーボード、バイオリン、ビオラ、チェロ、ギター1、ギター2、ベースギター、アップライトベース、ドラム。アレックス・スラカモワールが編曲を手がけ、2017年トニー賞で編曲賞を受賞している。

オーケストレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/11 03:50 UTC 版)

「Docker」の記事における「オーケストレーション」の解説

実際のアプリの動作は複数のコンテナ同士が協調し合う事が多いとされる。このため多数のコンテナを自動的に管理する (オーケストレートする) ソフトウエアが必要となる。KubernetesやDocker Swarmは当該機能を提供する。 Docker社は、2018年1月KubernetesをDockerに統合したバージョンのベータ版を提供し始めた。

オーケストレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/11 17:51 UTC 版)

「伊福部昭」の記事における「オーケストレーション」の解説

『日本狂詩曲』以降晩年まで変わることのなかったオーケストレーション技法は著書『管絃楽法』に凝縮されている。

オーケストレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/03/07 01:54 UTC 版)

「ピアノ協奏曲第1番 (ショパン)」の記事における「オーケストレーション」の解説

ピアノ独奏部に対してオーケストラの部分が貧弱であると批判される。このため、何人かの音楽学者あるいは作曲家が補筆を検討している。 カール・タウジヒは原曲の小節構造からピアノパートの音符までを果敢に変更した編集版である。 ミリイ・バラキレフも自作の管弦楽編曲を残している。編成は2.2.Cor I.2.2, 4.2.1.0, Timp, Archiだが、バスーンの音域に問題があるため、現在の楽器では一方がコントラバスーンを使わないといけない。原曲にない対旋律、また原曲のオーケストラパートの変更も見られる。 この曲の自筆譜はほとんど現存しておらず、ヤン・エキエルによるナショナル・エディションによれば、第2番同様に現在の楽譜は他人によりオーケストレーションされた可能性が高い（出版社が複数のオーケストレーターに書かせたという）とされている。しかし、第2楽章で弦楽器に弱音器を付けるなど、第2番と共にショパンが苦労しながらも独自のオーケストレーションを試みていたことは間違いない。 ナショナル・エディションでは、作曲者が楽器の指定を書き込んだ一部現存するピアノスコア、オーギュスト・フランショームがパート譜を元に作成したピアノ編曲譜などを元にしてショパンが本来意図したであろうオーケストレーションをカジミェシュ・シコルスキとヤン・エキエルが復元した「コンサート・バージョン」と、従来の楽譜を校訂した「ヒストリカル・バージョン」を刊行している。 「1台ピアノ・バージョン」と「ピアノ6重奏版・バージョン」もPWMは刊行しているが、これは後世の検証に基づくものである。 ショパンの書簡に基づいた「ピアノ5重奏版・バージョン（6重奏からコントラバスを抜いたもの）」も最近はよく演奏され、CDにも収録されるようになっている。