自筆譜とは? わかりやすく解説

自筆譜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/17 02:27 UTC 版)

自筆譜(じひつふ、英語:autograph)は、作曲者自身が記した楽譜。これをコピーしたものはファクシミリ版であり、原典をもとにした楽譜は原典版である。写し伝えられたものは写本と呼ばれる。

概要

中世からルネサンス期の自筆譜は現在ほとんど存在しない。現存する最古の自筆楽譜とされるのは、ハインリヒ・イザークのものである。

18世紀以降では、ヨハン・ゼバスティアン・バッハゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルフランツ・ヨーゼフ・ハイドンヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンフレデリック・ショパンなどがあり、現存しないものもあるが、今日でも多くの自筆譜が残されており、研究や出版が盛んである。

著名な作曲家の自筆譜は、年月が経つと、美術品の様にオークションなどでとても高い金額で取引される。自筆譜の一部や手紙契約書の自筆はその作曲家の博物館などで見ることができ、観光産業の一部として使われている。

パーソナルコンピュータが普及してからは、作曲ソフトウェア(ミュージックシーケンサー)や楽譜作成ソフトウェアが使われることも増え、徐々に、字義的な意味合いにおける「自筆譜」は減少する傾向がある。

参考文献


自筆譜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 17:14 UTC 版)

武満徹」の記事における「自筆譜」の解説

パウル・ザッハー財団から武満徹の全自筆譜・メモ・スケッチほかを一律管理したい、と申し出があるが武満夫人を含む関係者はこの申し出2016年現在応じていない。

※この「自筆譜」の解説は、「武満徹」の解説の一部です。
「自筆譜」を含む「武満徹」の記事については、「武満徹」の概要を参照ください。

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