自筆譜の行方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/15 04:46 UTC 版)
「交響曲第3番 (ブルックナー)」の記事における「自筆譜の行方」の解説
交響曲第3番の自筆譜は、上述の2台ピアノ編曲作業を手伝った経緯から、マーラーが所持していた。マーラーの夫人アルマは、アルマ自身とマーラー、3度目の夫ヴェアフェルのいずれもユダヤ人の出自であったことと、ナチスがブルックナーの音楽を(ワーグナーと同様に)政治利用していたため、ナチスから所持品を没収されることを憂い、マーラーの遺品のトランクの中からこのブルックナーの交響曲第3番の自筆譜を見つけ出し、1939年にアメリカへ密輸した後、戦後オークションにかけた。
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