発見された自筆譜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 03:50 UTC 版)
「大フーガ (ベートーヴェン)」の記事における「発見された自筆譜」の解説
2005年10月13日に報じられたところによると、7月にペンシルベニア州ウィンウッドのパーマー神学校の図書館で、1826年に作成された《大フーガ》の4手ピアノ版(作品134として既存)の自筆譜が発見されたという。これまで115年間にわたって失われたとされた手稿である。これは2005年12月1日にサザビーズで競売にかけられ、112万ポンド(米ドルにして195万ドル)の価格で落札された(購入者の素性は不明)。 この自筆譜の由来は以下のとおりである。1890年に競売目録に載せられ、ベルリンで競り出されて、オハイオ州シンシナティの資本家の手に渡った。落札者の娘は、1952年に本作品とモーツァルトの《幻想曲》などの自筆譜を、フィラデルフィアの教会に寄贈した。それから発見場所の図書館にどのように伝承されたのかは、わかっていない。 なお、上記の4手ピアノ版の自筆譜及び出版譜は外部リンクで見ることができる。
※この「発見された自筆譜」の解説は、「大フーガ (ベートーヴェン)」の解説の一部です。
「発見された自筆譜」を含む「大フーガ (ベートーヴェン)」の記事については、「大フーガ (ベートーヴェン)」の概要を参照ください。
- 発見された自筆譜のページへのリンク