breakdown
「breakdown」とは、故障のことを意味する表現である。
「breakdown」とは・「breakdown」の意味
「breakdown」とは、「壊れて動かなくなること」というコアイメージを持つ英単語で、機械などの「機能停止」や「分解」、交渉などの「決裂」、精神や肉体の「衰退」といった意味で用いられるほか、ビジネスの分野で、資料などの「分析」、会計専門用語としての「内訳書」などといった意味も持つ言葉である。またスラングとしての用法も持ち、音楽用語では、一種類の楽器でリズムだけを奏でるパートを称して「breakdown」というほか、ダンス用語では、アップテンポな2拍子のリズムにあわせて踊るダンスパフォーマンスを「breakdown」と称する。「breakdown」は文法的には名詞の用法に限られるが、動詞として用いる場合は「break down」のように「動詞」+「副詞」の形にする。動詞は自動詞と他動詞の両方に用例があり、自動詞では「壊れる」「衰える」「失敗する」などの意味を表し、他動詞では「壊す」「鎮圧する」「分析する」などの意味となる。なお「break」は不規則動詞であるため、その活用は「breaking(現在分詞)」「broke(過去形)」「broken(過去分詞)」である。
「breakdown」の発音・読み方
「breakdown」の発音記号は「bˈreikdàun」となり、日本語読み風にカタカナ表記すると「ブレイクダウン」である。「breakdown」の語源・由来
「breakdown」は「break」+「down」の英単語の組み合わせに由来しており、「break」はゲルマン祖語で「壊す」を意味する「brekana」が、「down」は印欧語根で「離れて」の意味を示す「apo-」がそれぞれの語源となる。「breakdown」を含む英熟語・英語表現
「breakdown」の目的語とは
「breakdown」は名詞の用法に限られるため、「breakdown」の目的語という場合は、動詞としての働きをもたせるために、「break down」のような動詞+副詞の形に分解する。目的語をとる動詞は他動詞であるため「~を壊す」のように訳し、対象となる目的語はイディオムの後ろに配置して「break down a wall(塀を取り壊す)」などと用いる。
「breakdown」に関連する用語の解説
「nervous breakdown」とは
「nervous breakdown」とは、「神経衰弱」と訳される精神疾患の状態を指していう言葉である。アメリカの神経学者であるジョージ・ビアードによって1860年代に初めて認識された症状であり、デスクワークを伴う知的労働のホワイトカラー層に顕著に表れるのが特徴とされる。具体的な症状は、不安感や睡眠障害、思考障害、自信や希望の喪失などであり、めまいや頭痛といった身体症状を引き起こすこともある。過度なストレスにさらされることによる中枢神経系のエネルギーの枯渇がその原因であるとされる。「nervous breakdown caused by overwork(過労によって引き起こされた神経衰弱)」などのように用いる。
「the breakdown」とは
「the breakdown」とは、ギターやベース、アンプなどに特化した米国の楽器・アクセサリーメーカーである「ダンエレクトロ(Danelectro)社」が開発・復刻した音響機器で、ギターエフェクターの名称の一つである。また、イギリス育ちでフランス在住のミリオンセラー作家B・A・パリス作によるスリラー小説のタイトル名でもある。
「breakdown」の使い方・例文
「breakdown」の使い方・例文としては、「She later had a breakdown and was hospitalized.(彼女はその後、心労がたたって入院した)」、「I'm on the verge of a nervous breakdown.(私は今まさに精神的に崩壊寸前である)」、「A breakdown in the negotiations will mean war.(交渉が決裂すれば戦争を引き起こすことにつながるだろう)」、「Owing to a breakdown, the next train will be ten minutes late.(次の電車は車両故障のため10分程度遅れる見込みだ)」、「A breakdown is as follows.(内訳は次のとおりである)」、「I think you're partly to blame for the negotiation breakdown.(私が思うに交渉が失敗した責任の一端は君にある)」、「Do you have any information on where the cause of that breakdown was?(その故障の原因がどこにあるか、君は何か情報を持っているのか?)」、「To provide a breakdown vehicle carriage truck capable of quick and easy rescue of a breakdown vehicle.(故障車両を迅速且つ簡便に救援できる故障車両の移送台車を提供する)」、「Family breakdown affects people's health.(家庭崩壊は、人々の健康に影響を与える)」などを挙げることができる。break down
「break down」とは破壊する・圧倒する・分類するという意味を持つ表現である。
「break down」とは・「break down」の意味
「break down」には非常に多くの意味があり、使用するシチュエーションによって大きく意味が異なることがあるので注意が必要である。「break(壊れる)」が使われているように核となる意味は「壊れる・ダメになる」である。そこに「down」が加わることで悪くなってしまった状態が確定した意味になる。例えば車や電車、バイクなどが壊れて動かくなってしまった状態を表現するのに使用される。覚え方としては「break(壊れる)」に「knock down(打ちのめす・倒す)」の「down(下に・停止して)」が組み合わさったものと捉えるとよい。単純に日本語の「彼はダウンした」でもよい。正常な状態から壊れてしまいダウンして動けない状態になったイメージである。
過去形は「broke down」、また「have broken down」のように現在完了形で「何かが(すでに)壊れている」という意味で使われることも多いので注意しておきたい。「break」の活用変化を間違えないことが重要である。
なお、「break down」がひとつの単語となり「breakdown」という名詞として使用されることもある。こちらも共通した意味を持っており「破壊・故障」などの意味を持っている。名詞なので「breakdowns」と複数形で使われることもある。
「故障する・壊れる」という核となる意味から派生して、ほかにもさまざまな意味で使われる。例えば「分解する」という意味もある。分解することで動かない状態になるのが中心となる意味だが、そこから「分析する」「分類する」の意味でも使われる。
「壊れる」のは物だけでなく人間の感情や精神状態、あるいは行動や試みの場合もある。「(ショックで)泣き崩れる」「(交渉・話し合いなどが)破綻する・物別れに終わる」などである。これらも結果的に「うまく機能しない」状態に終わるのが特徴である。こうした意味はビジネスでも使用されることも多く、「The negotiation has broken down again(交渉はまた決裂してしまった)」といったように使用される。
スラング的な使い方として「説明する」という意味もある。これは「分解する」から派生した「噛み砕いで説明する・詳しく説明する」という意味になったもので、例えば「I will try breaking it for you」で「それについてあなたに噛み砕いて詳しく説明してみます」といった意味になる。
「break down」の発音・読み方
「break down」の発音・読み方は「ブレイクダウン」である。活用変化では過去形が「ブロウクダウン」、過去分詞形では「ブロークンダウン」となる。「break down」の語源・由来
「break(壊す・壊れる)」と「down(停止して)」が由来で「壊れて停止した状態・機能しない状態になる」意味になる。物が壊れた状態をベースとしたうえで人間の感情や物事の進捗に対しても使用される。「break」の語源はゲルマン祖語の「brekana」や印欧語の「bhreg-」である。いずれも「壊す」の意味である。「break down」と「break」の違い
「break down」は車や鉄道などモーターやエンジンを搭載して「動く」機械が壊れてしまった時に使用されるのに対して、「break」はモーターやエンジンが搭載されていない機械(電化製品など)に対して使われる。例えば「His car broke down(彼の車が壊れた)」は可能だが、「His car broke」と表現することはできない。「break down」を含む英熟語・英語表現
「break down into」とは
「break A down into B」という形で使われ、「AをBの状態に分解・分類する」という意味である。例えば「He broke the project down into manageable tasks.(彼はプロジェクトを管理可能な仕事に分解した)」といった形で使用される。
「break down to」とは
「into」ではなく「to」を使って「~にまで分解する」という意味になる。
「break down」に関連する用語の解説
「break you down」とは
「break you down」で「あなたをダメにする」といった意味になる。「break down」の核となる「壊す・ダメにする・破綻させる」という意味から「あなたを落胆させる・がっかりさせる・打ちのめすことでダメな状態にしてしまう」という意味の表現になる。そのため使用する文脈によって具体的な意味に違いが出てくる点にも注意しておきたい。
「break down」の使い方・例文
「壊れる」の意味では「The train broke down suddenly without a reason.(鉄道はなんの理由もなく突然壊れた)」といった使われ方をする。精神的なショックを受けた時の使い方では「He broke down when he heard the news that his lovers left him alone.(彼は恋人が彼を一人残して去ったニュースを聞いて泣き崩れた)」などがある。ブレークダウン【breakdown】
Break Down
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/19 06:26 UTC 版)
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「Break Down」 | ||||||||||
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REV の シングル | ||||||||||
初出アルバム『MOON』 | ||||||||||
B面 | 最後は君のもとへ | |||||||||
リリース | ||||||||||
規格 | シングル | |||||||||
ジャンル | J-POP | |||||||||
レーベル | ZAIN RECORDS | |||||||||
作詞・作曲 | 出口雅之 | |||||||||
プロデュース | BMF (Being MUSIC FACTORY INC.) | |||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||
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REV シングル 年表 | ||||||||||
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「Break Down」(ブレイク・ダウン)はREVの4枚目のシングル。
内容
REVとしての最後のシングルで、パイオニア「carrozzeria」TV-CFイメージソング。
収録曲
- Break Down
- 最後は君のもとへ
参加ミュージシャン
- 生沢佑一 - コーラス
関連項目
BREAK DOWN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 03:40 UTC 版)
「ライブ・ア・ライブ」の記事における「BREAK DOWN」の解説
なお、出現する敵キャラの組み合わせによっては、敵パーティーの中に「リーダー」と「手下」が設定されていることがあり、その場合、「リーダー」の敵全員を先に倒す事で「手下」全員が残りHPに関係無く消滅する「BREAK DOWN(ブレイク・ダウン)」という現象が発生する。これを行うと敵を簡単に倒せる代わりに、レアアイテムを収集しにくくなるなどのデメリットも存在する。このシステムは、後に同社の『クロノ・トリガー』などにも採用されている。 また、敵と同時にテーブルや岩のような移動しない障害物が戦闘フィールドに配置されることもあるが、これらの障害物は敵ではないため、破壊しなくても他の敵を倒せば戦闘勝利となる。ただし、障害物に挟まれるなどで移動が大きく制限される状況も存在し、場合によってはそもそもこの障害物をある程度壊さないと敵に攻撃が届かないような状況で始まる戦闘もある。
※この「BREAK DOWN」の解説は、「ライブ・ア・ライブ」の解説の一部です。
「BREAK DOWN」を含む「ライブ・ア・ライブ」の記事については、「ライブ・ア・ライブ」の概要を参照ください。
「break down」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
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