Saffron codとは? わかりやすく解説

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コマイ

学名Eleginus gracilis 英名:Saffron cod
地方名カニカイオオヌイ 
脊椎動物門硬骨魚綱タラ目タラ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ
著作権尼岡 邦夫

特徴
日本近海獲れるタラ科の中で最も小さい。水深100m位の底層にすむ。マダラ若魚と非常によく似ている産卵期1〜3月でふだんすむ深場から浅場移動し、氷の下などの低水温域でひしめきいながら産卵するこのため氷下魚(コマイ)と書く。このころ漁期である。凍結した海面穴を開けて釣り行われる

分布:日本海北太平洋 大きさ:55cm
漁法:小型底曳網釣り刺し網 食べ方:干物

コマイ

(Saffron cod から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/27 07:18 UTC 版)

コマイ
コマイの旭山動物園飼育個体
Eleginus gracilis
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: タラ目 Gadiformes
: タラ科 Gadidae
亜科 : タラ亜科 Gadinae
: コマイ属 Eleginus
: コマイ E. gracilis
学名
Eleginus gracilis
(Tilesius, 1810)
和名
コマイ(氷下魚)
カンカイ(寒海)
英名
Saffron cod

コマイ(氷下魚、学名 Eleginus gracilis[1]英語: Saffron cod)は、タラ科に属する魚類カンカイ(寒海)とも呼ばれる[1]マダラスケトウダラと並び、日本近海に生息するタラ類の1つ。

名称

コマイの稚魚

体長によってゴタッペ(幼魚)[1]、コマイ、オオマイ(大型魚)と呼び名を変える場合もある。熟字訓「氷下魚」の由来は厳冬期に氷を割って漁獲(氷下待ち網漁)したことから。

アイヌ語ではコマイ(komay)またはカンカイ(kankay)、ニヴフ語ではカンギ(qaηi)と呼ばれる。ロシア語ではнавага(ナヴァワ)またはвахня(ヴァフニャ)などと呼ばれる。

分布・生息域

黄海日本海オホーツク海ベーリング海を含む北太平洋に分布し、水深200mより浅い海に生息する。日本国内では、北海道の沿岸、青森県から山口県までの日本海沿岸地域、青森県から宮城県までの太平洋沿岸地域に分布する[1]

形態・生態

記録では、最大のもので全長55cm・体重1,300g[2]。3基の背鰭と2基の臀鰭を持つタラの仲間だが、下顎より上顎が前に突き出ていて、下顎にあるひげが短いことから、マダラスケトウダラと区別できる[1]

夜行性で群を作る[1]。オキアミ類や多毛類を食べるる[1]

利用

4~5月と9~12月が旬である[1]。日本では主に北海道で漁獲され、干物魚肉練り製品の材料となる。もっぱら干物にはやや小さめのものを用い、頭とワタだけ取った1匹丸ごとのものと、開いたものがある。稀に生のものが流通している。

干物はそのまま酒肴として、または軽くあぶってマヨネーズ醤油七味唐辛子などをつけて食べる。また、金槌で叩いておくと食べやすいという。ただし匂いに少々癖がある。1匹ものはかなり硬いのが通例で、皮と骨をむしり取った身をよく噛めば美味であるが、歯が丈夫でない人はそのまま食すのは避けた方が無難。身や骨が指先に刺さり、血が出ることもしばしばある。一晩水に浸け、そのまま軽く沸騰させて(蓋は開けて干物臭を煮飛ばす)から焼けば、かなり食べやすくなる。水には出汁が出るので、味噌汁などに使う。[独自研究?]

最近では、一夜干し・生干にして食べやすくしたものも作られている。北海道のコンビニエンスストアでは調味料と共にパックされ、販売されており、また、通販でも売られている。

出典

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