HoriPro comとは? わかりやすく解説

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ホリプロコム

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 01:36 UTC 版)

株式会社ホリプロコム
HoriPro com
旧本社ビル
種類 株式会社
本社所在地 日本
153-8660
東京都目黒区下目黒1丁目2番5号
北緯35度37分59.9829秒 東経139度42分49.6026秒 / 北緯35.633328583度 東経139.713778500度 / 35.633328583; 139.713778500座標: 北緯35度37分59.9829秒 東経139度42分49.6026秒 / 北緯35.633328583度 東経139.713778500度 / 35.633328583; 139.713778500
設立 2003年1月(M2カンパニーとしては1994年
業種 サービス業
法人番号 5013201010167
事業内容 芸能タレントの育成並びにマネージメント
代表者 代表取締役社⻑ 岡孝二郎
資本金 1000万円
純利益
  • 1億5,000万円
(2025年3月期)[1]
総資産
  • 19億2,400万円
(2025年3月期)[1]
主要株主 ホリプロ・グループ・ホールディングス 100%
外部リンク com.horipro.co.jp
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株式会社ホリプロコム: HoriPro com)は、日本芸能事務所。株式会社ホリプロ・グループ・ホールディングスの完全子会社。

概要

2003年、お笑いタレント事務所であった「M2カンパニー」をホリプロ完全子会社化して設立。なお、M2カンパニーはもともとは渡辺正行の主宰する芸人のサークルのようなもので、渡辺の個人事務所なべやと兄弟のような関係だった。

長らく男性タレントのみが所属していたが、2011年にホリプロの女性お笑いタレント(『ホリプロお笑いジェンヌ』と称されている)も全員ホリプロコムに移籍している。ホリプロのお笑い部門としての色が強く、当社所属のタレントはホリプロ本体でも同列に扱われている。

なお過去の経緯から、ホリプロ生え抜きのイジリー岡田伊集院光(1993年、星企画からホリプロに移籍)、さまぁ〜ずつぶやきシローアリtoキリギリスは当社に移籍せずホリプロ所属のままとなっている。また当社所属タレント(既に解散・引退・移籍した者も含む)のうち旧M2カンパニー組はX-GUN、バナナマン、スピードワゴン、底ぬけAIR-LINE、天然超ズ脳、ジェット☆キッズ、ライオンヘッド、自然隊できたくん(Aランチ)、末高斗夢、ワイルド、メロンソーダ、阿部今田、女性芸人のくりきんとん、坪井志津香(アンジャッシュ児嶋一哉夫人)らで、それ以外は全てホリプロ本社からの移籍組[2]かホリプロコムになってから入った者である。

初代社長の宮原匡彦は元々M2カンパニーの社長だった。ホリプロコム設立の際、三村マサカズ(さまぁ~ず)は社長に呼ばれ、「子会社を作ることになったけど、どうかな」と感想を求められていたという。

現在は業務提携の形でタレント・文化人のマネジメントにも乗り出しており、古くから交友のある渡辺正行のマネジメントも行っている。ものまねタレントの発掘にも力を入れており、2023年8月現在18名が所属している。

沿革

  • 1994年 - 「有限会社エムツーカンパニー」設立
  • 2003年 - ホリプロに完全子会社化され、「株式会社ホリプロコム」に商号変更
  • 2011年 - ホリプロ所属だった女性お笑い芸人が当社所属に変更

開催システム

月に1度開催される「ホリプロコムライブ」(2023年3月までの名称は「ホリプロお笑いライブ」)が主である。所属芸人のランクで区分された「GOLD」「SILVER」「WHITE」(2023年3月までは「ゴールドプレート」「シルバープレート」「ホワイトプレート」)の3つがあり、毎回の観客と審査員からの投票によってランクが決められる(原則としてそれぞれのランクで上位の数組が昇格し、下位の数組が降格となる)システムである。2014年10月にシステムが変更されており、それまでは「ホリプロお笑いライブ」「ホリプロお笑いライブNEXT」「ホリプロお笑いライブネオ」の3つで、明治安田生命ホールで開催されておりランク変動も1開催ごとだった。システム変更に際して会場も新宿バティオスに変更され、ランク変動は3開催単位となった。また2015年5月から2017年12月までは、これらに加えて格安料金の「ホリプロお笑いライブ〜賄い〜」が開催されていた。最下級の「ホリプロお笑いライブネオ」と「ホワイトプレート」及び「賄い」はアマチュアや養成所在籍中のいわば「芸人の卵」たちにも出演資格があり、ここで高評価を得られればホリプロコムに所属できる可能性もあるという若手発掘の場である。また最上級の「ホリプロお笑いライブ」と「ゴールドプレート」にはランキング対象者とは別に、所属芸人のうち中堅・ベテランクラスが出演する「レギュラーメンバー枠[3]」があり、さらに「ゴールドプレート」と「シルバープレート」には他事務所芸人の出演するゲスト枠がある。2018年1月開催分からは「賄い」の廃止に伴い「ホワイトプレート」のシステムが変更され、毎回開催前に「ホワイトプレート」ランクの芸人たちが事務所内のオーディションに参加し、その回のバトルコーナーに出演する10組とショートネタコーナーに出演する5組を決める形になった。

この他には所属芸人の単独ライブやスペシャルライブがあり、毎年8月開催分は「ホリプロお笑い夏祭りスペシャル」として特別なライブが開催され、ベテラン・中堅・若手と多数のホリプロ芸人たちが集結する一大イベントとなっている。特に2006年以降は複数組の芸人によるユニットでのコラボネタ大会や漫才・コント・ピンネタのジャンル別No.1決定戦など、様々な趣向が凝らされている。

  • 2006〜2009年:ホリプロお笑いコラボネタNo.1決定戦 ストロング混合
  • 2011年:ホリプロお笑い夏祭りスペシャル・ジャンル別No.1決定戦!
  • 2012年:ホリプロお笑い夏祭りスペシャル・コムリンピック〜真夏の20万円争奪選手権〜
  • 2013年:ホリプロお笑い夏祭りスペシャル・帰ってきたストロング混合
  • 2014〜2017年:ホリプロお笑い夏祭りスペシャル・ホリプロガチバトル
  • 2018年:ホリプロお笑いライブ夏スペシャル2018・あのネタを笑うのはあなた
  • 2023年:HORIPRO COM LIVE -SUMMER SPECIAL 2023-

さらに、2017年4月からは月1回の「宿題ネタライブ」が開催されている。内容は、ホリプロコムの所属芸人に毎月テーマに沿った「宿題」を出してそれに沿ったネタを作らせ、事務所内オーディションを行ってライブの出演者を決めるという物。つまり、芸人たちが毎回ライブ出演を賭けて宿題に挑むシステムである。

所属タレント

男性タレント

グループ
  • X-GUN(西尾季隆・さがね正裕)
  • バナナマン設楽統日村勇紀
  • スピードワゴン井戸田潤小沢一敬
  • 号泣島田秀平・赤岡典明)
  • 江戸むらさき(野村浩二)[4]
  • ザ・たっち(たくや・かずや)
  • 磁石(佐々木優介・永沢たかし)
  • ななめ45°(岡安章介・土谷隼人・下池輝明)
  • オキシジェン(三好博道・田中知史)
  • きつね(大津広次・淡路幸誠)
  • さんだる(堀内将人・宗洸志)
  • 観音日和(築山弘知・工藤弘道)
  • 百獣マダム(松尾魂・山口秀明)
  • 6年黄組(長瀬弘人・阿部慎也)
  • ひすいらん(藤原慎平・前原涼太)
  • きついとこいけ(きついゆうき・小池おじさん)
  • うつけもの(井手口史也・中村京平)
  • トップガン(あらしゅん・たいち)
  • きをつけ(マッツ・イブニング・ミッツ・ショータイム)
  • シャンシャン(立田慎之助・光達)
  • よんぶんのさん(三島拓也・堀内朋也・渡邊けいすけ)
  • タチェット(むね・けんた)
  • ゴールデンボイス(たむたむ・やまかつ)
  • 牛鬼(田中すけきよ・ふるや)
  • もののけの迷い家(上田遼馬・川口英之)
  • 京ぎつね(石川三郎・みうら民族)
  • らんちゅう(喜助・なるみ)
  • ぎゅうき(田中すけきよ・ふるや)
  • チンクルホイ(八木謙太・シロウ)
  • フレンキー(酒井隆通・若林凌平)
  • ミラージュ(世界のthe三浦・颯太サンライズ)
  • アカランドセル(真ん中は中田・多和田芸能学校)
  • またの名はドラゴン(工藤・ももこ)
  • 大盤振舞(畑中・ぞえ)
  • 億万ドルチェ(えのき・ケント・フォルティッシモ)
  • ギンセカイ(早川いずみ・清水こうせい)
  • JPOP(佐東所長・小次郎)
  • シャラフー(駒沢・なんとー)
  • スーパーカンブリパンチ(ヨイチ・タイアップ中村)
  • 二阜(やなぎ・あおき)
ピン芸人

女性タレント

グループ
ピン芸人

男女グループ

  • 清姫(あすか、どんぶりのミコト)

業務提携

以上のうち、ホリ、河口こうへい、ジャッキーちゃん、沙羅、メルヘン須長、ハリウリサの、ものまねを持ちネタとして活動している芸人たちは「ホリプロコムものまね軍団」として一緒に活動することも多い[5]

過去の所属タレント

関連項目

脚注

  1. ^ a b 株式会社ホリプロコム 第31期決算公告
  2. ^ これに該当するのは坂道コロンブス、号泣、江戸むらさき、ビーム、ダブルブッキング、プロペラZ、魚でFの7組と2011年以前にデビューしたお笑いジェンヌである。
  3. ^ この枠に入るのはホリプロ本社残留組とX-GUN、バナナマン、スピードワゴンの旧M2カンパニー組、島田秀平、ホリ、江戸むらさき、ザ・たっち、磁石、ななめ45°、ダブルブッキング、クワバタオハラ、たんぽぽである。
  4. ^ 磯山の芸人休業により2018年4月より活動休止、野村はピン芸人として活動中。
  5. ^ ホリプロコムものまね軍団 (@manetube_24) - X(旧Twitter)
  6. ^ 現在は落語家・錦笑亭満堂として活動。
  7. ^ a b c 現在はいずれもノーリーズンに所属。
  8. ^ 松本は解散後は落語家の春風亭昇也として活動。
  9. ^ サンミュージックプロダクションへ移籍。
  10. ^ a b いずれもよしもとクリエイティブ・エージェンシーへ移籍。
  11. ^ ソニー・ミュージックアーティスツへ移籍、2020年1月解散。
  12. ^ 2011年解散後、2016年に再結成しフリーで活動後、東村プロダクションに移籍しワチュワナドゥに改名。
  13. ^ 自ら(株)あっぷるファクトリーエンターテイメントを設立して活動。
  14. ^ 橋本(現・昆布ちゃん)はサンミュージックプロダクションへ移籍した後、フリーに。
  15. ^ 2015年3月解散。海野は芸能界を引退し、ラリゴはピン芸人としてしばらく活動するも2020年10月を以ってホリプロコムを退社し引退。
  16. ^ 斉藤とそんぐば〜どの鈴木は、それぞれのコンビの解散後「ペコ」というコンビを組んでいた。また悉知はプライムに移籍の上元ブリッジマウンテンの橋本和樹と共に「ドロップバギー」というコンビを組んでいる。
  17. ^ 2016年解散後、2018年に「新オレンジサンセット」として再結成しフリーで活動。
  18. ^ みほはPRESENCEに移籍。
  19. ^ a b 2018年12月限りで解散。
  20. ^ 2020年1月31日限りで解散。
  21. ^ ライジング・アップに移籍。
  22. ^ 2017年9月で解散。
  23. ^ 2019年12月限りで解散。
  24. ^ 2019年8月31日限りで解散。
  25. ^ 2019年11月限りで解散。
  26. ^ 2018年11月限りで解散。
  27. ^ 2018年4月解散。
  28. ^ 2018年7月解散。
  29. ^ 2015年5月までは「ロシアン生まれ」のコンビ名で大阪吉本に所属していた(5upよしもと在籍時のプロフィールページ)。2018年10月解散。
  30. ^ 2019年4月解散。
  31. ^ 2019年4月退所。
  32. ^ a b 2016年10月解散。
  33. ^ 2019年8月解散。
  34. ^ 2019年9月解散。
  35. ^ 2017年1月解散。
  36. ^ 2017年12月解散。
  37. ^ 2019年4月解散。おおのはHARUKAZEとのコンビ「ネバーギブアップ」を結成し、2020年にライジング・アップに移籍。
  38. ^ 2020年3月解散。
  39. ^ 2020年11月退所。
  40. ^ 2021年1月解散。
  41. ^ 2021年4月解散。
  42. ^ 2023年3月退所。
  43. ^ 2023年12月31日退所。

外部リンク


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