銀河帝国正統政府とは? わかりやすく解説

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銀河帝国正統政府

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 03:36 UTC 版)

銀河英雄伝説の登場人物・銀河帝国」の記事における「銀河帝国正統政府」の解説

エルウィン・ヨーゼフ2世 銀河帝国正統政府皇帝。 →#皇帝・皇族 ヨッフェン・フォン・レムシャイド 声 - 小林恭治(旧) / 真殿光昭(D) 伯爵門閥貴族フェザーン駐在帝国高等弁務官。後に銀河帝国正統政府の首相兼国尚書白っぽい頭髪透明にちかい瞳を持つ名門貴族出身男性年齢明示されていない20代前半のケッセルリンクより20以上歳が離れていると記されている。ルビンスキーが自治領主に就任したのと同時期に高等弁務官職に着き以降、ルビンスキーの渾名黒狐」に対応して、「白狐」と呼ばれるうになる。その役職フェザーンにおり、リップシュタット戦役には参加しなかったが、旧体制高官であることや名門貴族プライドからラインハルトに降ることを良しとせず、そのままフェザーン亡命するそのまま安穏とした余生を送ることもできたが、ケッセルリンクに焚き付けられる形で、臨時政府創設首班祭り上げられる。ランズベルク伯らによる皇帝誘拐成功後同盟亡命し、銀河帝国正統政府の樹立宣言すると自らは首相兼国尚書地位につく。また事前内諾なしにメルカッツ勝手に軍務尚書につける結局、これを大義名分に”神々の黄昏作戦が起こることとなり、同盟首都陥落最期ロイエンタール率い軍隊屋敷包囲され服毒自殺する。 藤崎版ではフェザーン設定変更に伴い高等弁務官自体存在せず当初未登場皇帝誘拐エピソードにおいて、有力貴族として原作同じくフェザーン担ぎ出され作中登場し、銀河帝国正統政府の首班となる。 アルフレット・フォン・ランズベルク (Alfred von Landsberg) 声 - 塩屋翼(旧) 伯爵門閥貴族作中ではランズベルク伯アルフレット記述される事が多い。貴族連合軍の一員で後に銀河帝国正統政府に属する。皇帝誘拐事件時に26歳。 詩や小説創作を好むロマンチシズム青年貴族貴族達のサロン発表していた創作物は彼らの間では好評だったというが、ラインハルトには「へぼ詩人」と評され、後にフェザーン出版社では美文調過ぎると丁寧に酷評される。政治・軍事方面才覚まったくないが、門閥貴族の中では稀有なことに、ラインハルト敵意持たず、彼を金髪孺子呼ばわりしないほか、平民出身シューマッハ大佐に対して対等な同志として屈託なく語りかけるなど、門閥貴族ありがちな尊大さ選民思想持たず育ち良さからくる善良な人物として描かれる他方自己陶酔しやすい夢想家でもあり、善良さからくる無邪気さゆえに権謀術数的な発想とはおよそ縁が無く自覚のないままに政治的配慮欠いた不注意な発言をしたり、野心家たちの謀略道具として利用される初登場リップシュタット戦役での事前作戦会議の場で、政治的配慮欠いたシュターデンの策を声高評価し無自覚なままにその計画抱え欠点顕にしてしまう。リップシュタット戦役後はフェザーン亡命生活送り自己の創作能力対す自信から貴族連合軍から見たリップシュタット戦役史」なる著作執筆して生計立てようとする。しかし、出版社から拒絶され記録者ではなく行動者として名をなすべきだと思い至ったところでケッセルリンクの訪問を受ける。その後フェザーン思惑通りに、シューマッハと共に皇帝誘拐事件引き起こしそのまま幼帝連れて同盟へと亡命する。銀河帝国正統政府では軍務次官に任ぜられるが、同盟滅亡後ロイエンタール確保される前に8歳となったエルウィン・ヨーゼフ2世連れだし行方不明となる(この逃亡期間では、シューマッハと共にルビンスキーが何らかの関与をしていることが示唆される)。 ロイエンタール叛逆事件後の新帝国暦2年幼帝と見られるミイラ化した遺体バッグ入れてハイネセン辺境のクラムフォルスに潜伏していたところを不審者として新領土総督府の官憲捕らえられる。この時、精神に異常を来たしていたため、精神病院移送され一生終える。彼の発言と彼が残した幼帝が死ぬまでの詳細な記録」によって、ミイラエルウィン・ヨーゼフ2世同定されたが、後にシューマッハ供述によって覆されエルウィン・ヨーゼフ2世その後永遠の謎となったまた、同盟滅亡から新帝国に捕まるまで記していた架空日記は、エルウィン・ヨーゼフ2世の偽の亡骸本物だと信じ込ませるほどであったので、ランズベルクにとって生涯最高の創作物であった評される藤崎版では一般にフェザーン本星存在しないことになっているため亡命はなく、帝国内にて財産宝飾品売って暮らしていた。皇帝誘拐フェザーン担ぎ出されるのは原作通りだが、秘密通路はベーネミュンデが案内役になるなど、活躍出番減っている。 レオポルド・シューマッハ (Leopord Schumacher) 声 - 中田譲治(旧) / 小谷津央典(D) 大佐。フレーゲル男爵参謀32歳。後に銀河帝国正統政府に所属し物語終了後にはローエングラム朝帝国軍准将となる。 有能なビジネスマン思わせる顔だちをした軍人極めて有能で冷静であり、能力正当に評価されていたとは言い難い旧帝国体制下において、平民出身だが30代で、かつ後方勤務大佐になったという経歴を持つ。そのため、優秀な人材としてラインハルト興味を持つほどであったが、作中では歴史の波に翻弄され不遇な一生を送る。 リップシュタット戦役においてフレーゲルの参謀として貴族連合軍に与する戦役最後の戦いにおいて戦局決した中で、なおも戦い固執するフレーゲルに落ち延びることを勧めるが、これにフレーゲルが「滅び美学」を標榜したため、それが単なる自分無能美化し自己陶酔であること、それに付き合わされる方はたまったものではない手厳しく糾弾する。これに逆上したフレーゲルに殺されそうになるが、逆にシューマッハを慕う部下たちによってフレーゲルが射殺され助かりそのまま部下たちとフェザーン亡命し、アッシニボイヤ渓谷農地開拓事業始める。ところが皇帝誘拐計画立てたフェザーン政府その実行犯役として目をつけられ部下たちを人質取られる形で誘拐計画加担することとなる。その後、ランズベルク伯と共に皇帝エルウィン・ヨーゼフ2世誘拐成功させ、銀河帝国正統政府樹立後は准将任命される上記通りシューマッハ自身はあくまで部下たちを人質取られたがゆえに渋々計画加担しており、ランズベルク伯らと違って、これらの行為無価値なもの、まして時代逆行する行為看破していた。 同盟滅亡後は、ランズベルク伯とエルウィン・ヨーゼフ2世連れて国事犯として指名手配を受ける中で逃亡生活を送るが、本編最終盤、ルビンスキーの火祭り負傷したことがきっかけで憲兵隊拘束される。そこでランズベルク伯が持っていたエルウィン・ヨーゼフ2世とされる遺体別人であること、地球教最後テロ(仮皇宮襲撃事件)を起こそうとしている情報提供し釈放される再度フェザーンでの静かな生活を望むも、守ろうとした集団農場の元部下たちは、帝国軍動乱に際して既に四散しており、叶わなかった。その後シュトライト推薦帝国軍准将となるが、宇宙海賊との戦闘中行方不明となったとある。 OVA版では憲兵隊拘束された際、彼の身元端末で検索するときに、実在F1ドライバーであるラルフ・シューマッハミハエル・シューマッハ似顔絵と名前が一瞬写る。 藤崎版ではフレーゲルの最期大きく変更されたため、原作でのエピソードがない。フェザーン存在しないため、部下たちとフェザーン亡命したエピソードもなく、帝国辺境部下たちと農業始めたことになっている皇帝誘拐エピソードからは原作同じく実行犯として作中登場するが、動機についてフェザーン人に脅迫されている旨のことを述べている(具体的な内容不明)。 ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ 銀河帝国正統政府の軍務尚書詳細は「ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ」を参照

※この「銀河帝国正統政府」の解説は、「銀河英雄伝説の登場人物・銀河帝国」の解説の一部です。
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