逆修とは? わかりやすく解説

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ぎゃく‐しゅ【逆修】

読み方:ぎゃくしゅ

仏語

煩悩身を任せ真理から遠ざかること。⇔順修

生前に、自分死後の冥福(めいふく)のために仏事をすること。予修(よしゅ)。逆善。逆修善。

年老いた者が、年若くして死んだ者の冥福を祈ること。

生前に、墓石戒名を刻むこと。朱書きとする。また、その戒名。逆修の


逆修

読み方:ギャクシュ(gyakushu)

平安中期仏教語。


ぎゃくしゅ 【逆修】

仏教用語生前にあらかじめ自分死後の冥福を祈るための仏事をすること。そのために建てる石塔婆を逆修塔という。墓石自分戒名刻み朱を入れたりするのも逆修という。法然信者の逆修仏事招かれ導師をし、説法したその記録を『逆修説法』と呼んでいる。逆善とも(正し修行に背くことや若者の死を老人弔うことにもいう)。

法要

(逆修 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/25 05:57 UTC 版)

法要(ほうよう)とは、仏教において釈迦の教え(仏法)を知り、仏法の要点・肝要を知ることを意味する。

その後、転用により、法事・仏事・法会などの儀式祭礼などの仏教行事一般のことをいうようになった。寺の創立記念や落慶(新しい堂宇の完成記念)や仏像開眼などの慶事も含む。

日本では、しだいに故人の供養(追善供養)のことを指すようになり、一般的に死者を弔う儀式をさすようになった。法事(ほうじ)、仏事ともいう。

追善法要

追善法要(ついぜんほうよう)は、亡くなった者に対し、その者の冥福を祈って行われる法要または読経のことをいい、追福追薦ともいう。

亡くなった者の命日に法事を営んで供養することを追善供養と称する。中陰法要(四十九日)も同様。日本では位牌遺影を正面に置き、僧侶が読経する。

逆修

自分より先に亡くなった年長者に対して冥福を祈る法要を追善(供養)というのに対し、生きている間に自分の死後に対してまたは自分より若くして亡くなった者(子や孫など)に対して冥福を祈る法要を逆修(ぎゃくしゅ、逆修善・逆修法会)と称される。なお、生きている間に建墓し、その墓石に自らの名前または戒名を朱書きすることを「逆修の朱(ぎゃくしゅのしゅ)」という。また、その墓石を「逆修塔」という。ちなみに、「逆修」には迷いにより仏教における真理から離れることという意味もある。

寿塔

逆修に似たもので生前に建立する塔婆に寿塔がある。

関連項目


逆修

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/05 00:02 UTC 版)

法要」の記事における「逆修」の解説

自分より先に亡くなった年長者に対して冥福を祈る法要追善供養)というのに対し生きている間に自分死後に対してまたは自分より若くして亡くなった者(子や孫など)に対して冥福を祈る法要を逆修(ぎゃくしゅ、逆修善・逆修法会)と称される。なお、生きている間に建墓し、その墓石に自らの名前または戒名朱書きすることを「逆修のぎゃくしゅのしゅ)」という。又その墓石を「逆修塔」という。ちなみに、「逆修」には迷いにより仏教における真理から離れることという意味もある。

※この「逆修」の解説は、「法要」の解説の一部です。
「逆修」を含む「法要」の記事については、「法要」の概要を参照ください。

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