開眼法要とは? わかりやすく解説

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開眼法要(かいげんほうよう)

仏教における本尊仏像曼荼羅)・墓 石仏壇位牌などを新しく購入したり、傷んだものを修復して戻す際に、僧侶招いて供養読経頂いて行う入魂式(お精入れともいう)のことで、読経をあげて頂いた寺院僧侶に対して贈る謝礼表書き献辞上書き)に用いられます。
墓石建立場合は、開眼法要と同時に納骨法要行われるのが一般的です。祝賀金は「御入魂御祝」・「御墓石建御祝」、内祝は「入魂内祝」・「墓石建立内祝」などとします
開眼」とは、本来は「仏像目を開くということからきており、作られた物としての仏像に目 を描き入れる(魂を入れる)ことによって霊験ある仏様にするということで、それまで単なる作 り物であったものを聖なるとしての礼拝対象物にすることを言います
「お精入れおしょういれ)」とは、根性正念・魂を入れということです。
浄土真宗本願寺派大谷派など)では、教義違いにより開眼供養用いず建碑慶讃法要」・「入仏慶讃法要とします

開眼法要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/10 22:39 UTC 版)

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開眼法要(かいげんほうよう)は、仏像仏画仏壇などの完成の際に営まれる法要のこと。開眼供養入魂式魂入れとも言う。

例外として浄土真宗では、「開眼法要」・「入魂式」は営まない(詳細は#御移徙を参照)。

概説

仏像を造る際、大部分を完成させておいて最後に「点睛」すなわち「を描き込む」ことにより、人の手で作られた物としての像は仏像に成る。 像に尊い魂が入って完成することから、特に点睛を重要視し、後世「開眼法要」として儀式化した。

東大寺大仏

日本での開眼法要の例としては、天平勝宝4年(752年4月9日 (旧暦)に行われた東大寺大仏毘盧遮那仏)の開眼法要が名高い。

聖武上皇によって開催され、天竺からを経て日本に来た僧侶菩提僊那(ぼだい-せんな)が実際に眼を入れた。 この時、五色の開眼の筆につけて集まった人々に持たせ、利益(りやく)が行き渡るようにした。

御移徙

浄土真宗では、本尊などに魂を込めるという概念が無いため、「御移徙」(ご-いし、お-わたまし)と呼ばれる慶事の法要を営む。

「移徙」(いと)(「徙移」〈しい〉とも言う)とは、「移り動くこと」・「移転」を意味する語であるが、特に「わたまし」とするときは「尊い人の転居」を言う敬語であり、崇拝すべき仏にもあてられる。

脚注

注釈

出典

関連項目


「開眼法要」の例文・使い方・用例・文例

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