警視庁警備部特科車両二課第二小隊
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「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」の記事における「警視庁警備部特科車両二課第二小隊」の解説
東京都大田区城南島9丁目2番1号に拠点(二課棟)が存在する。かつては同じ城南島の別の場所にあったが、2002年に二課棟が襲撃された事件があり、現在地に移設された。たびたび存続問題が取り沙汰されているが、世間では「ロボットのおまわりさん」とも呼ばれ、それなりに受け入れられている。 泉野 明(いずみの あきら) 演:真野恵里菜 一班・操縦担当(22歳)。丸顔童顔で天然系の小柄な女性隊員。レイバーの出動が激減しているので常にヒマを持て余している。勤務中も携帯機でプレイするほど無類のゲーム好きであり、その腕前も天才的。平衡感覚と運動神経も抜群で進路を間違えたのではないかという節もある。ただ咄嗟の判断は苦手で、私物の整理も苦手。専門的な話はさらに苦手で無知無教養。あまりの無学ぶりにカーシャからは「よくそれで警察官採用試験をパスできたな」などと揶揄され、想像力に欠け妄想体質という点も痛烈に非難されている。性格は明朗快活で特車二課全体のマスコットガール的存在なのだが極度の負けず嫌いで周囲をも平気で巻き込む。愛車のベスパでよくコンビニへの買い出し要員にされている。プライベートで塩原に誘われることもあるが、ナンパの当て馬扱いのため基本的に拒否している。 名前が初代メンバーの1号機操縦者・泉 野明(いずみ のあ)と名前が似すぎていることで、各種紹介文章では「泉と頻繁に間違われ比較される」とされているが、実際の本編では泉の名前について言及されることがほとんど無いため、裏設定的な程度のもの。 後藤田 継次(ごとうだ けいじ) 演:筧利夫 第二小隊隊長(48歳)。無責任な独身中年。普段は昼行灯を地で行き、実際のところ「切れ者」なのか単なる「保身家」なのかは謎。第二小隊初代隊長・後藤の後輩で彼を慕い、一部では“カミソリ後藤の再来”と言われているらしいのだが、上にも下にも「保険」をかけた慎重かつケレン味たっぷりな物言いをし、時に部下たちを命の危険に晒すこともままある難儀な人物。ただしシゲ曰く「(後藤に比べて)詰めが甘い」。下戸で酒は飲めない。部下にタカられることもあるがケチで食費などの出費にも領収書を切る。隊の維持存続のため上層部にはなにかにつけ恩を売ろうと腐心し、逆に本庁には「無用の借り」と「お取り潰しの口実」を与えないため、様々な危機にも特車二課だけでの解決を試みる「自決主義」の方針をとる。問題警察官の集まりではあったが警察官として一芸に秀でるところのあった「初代」と異なり、警察官としては「致命的」か「無能」な部下たちの将来について、本気で心配している節もみられる。 塩原 佑馬(しおばら ゆうま) 演:福士誠治 一班・指揮担当(26歳)。“無能の三代目”の元凶と目されているイケメン台無しのスチャラカ警官。警察官としては不謹慎なことでも平然と言い放つなど自覚に欠ける。勤務時間中に隠れてビールを飲む・プラモを作るなど「仕事以外のことには熱く燃える」とされているが、危急の際には状況を打開するために自ら危険な役割回りを引き受けることもある。男性隊員最年少ながら事実上リーダー格。一回り歳の離れた他の男性陣とも共通の話題で盛り上がれる。大田原とはぶつかることもあるがなんだかんだで気が合い、御酒屋とはオタク体質という共通点からさらに気が合う。趣味はナンパとミリタリー系知識の蒐集&ひけらかし。コンビを組む泉野とはなんだかんだでお互いに最大の理解者同士である。 カーシャ 演:太田莉菜 二班・指揮担当(25歳)。スリムな美人だが気位が高く取っつきにくい女性隊員。本名はエカテリーナ・クラチェヴナ・カヌカエヴァ。ロシア連邦保安庁(FSB)より研修目的で赴任した(モスクワでの人質籠城事件において命令を無視して独断で主犯の男をスナイピングで殺害したが、その主犯の男はロシア連邦軍参謀総長の甥であったため問題となり、交換研修という島流しになった)ロシア人女性。酒豪に加えて重度の愛煙家。火気厳禁の隊舎内でも所構わず煙草をふかしている。同僚に対してはかなりの毒舌家で、他の隊員が解することの不可能なロシア語を使って頻繁に罵倒し、字幕が出る際には伏せ字が入るほど乱暴。常日頃から銃器を使った軍隊式の格闘訓練に励んでおり、昼食も野菜サンドで日本食を拒否している。隊内で唯一の同性である泉野に対して異常なほど手厳しく、相手が上司だろうが誰だろうが一歩も退かないため隊内では孤立気味。かなり偏った女性観の持ち主で「生きているうちに好きにやる」というのが信条。 大田原 勇(おおたわら いさむ) 演:堀本能礼 二班・操縦担当(38歳)。短気単細胞で大酒飲みの中年男。特技は酔拳だが、アルコール使用障害から免職寸前になった過去がある。勤務中にもスキットルを取り出してはチビチビやらないとマトモに働けないのだが、飲むと身体能力や操縦センスが飛躍的に向上する。トリガーハッピーだが、事件に際して実際に銃火器を持ち出(して撃ちまくる)すのはカーシャの仕事。素行に深刻な問題はあるが基本的には真面目で正義感は強く警察官としての自意識も高い。ただしムッツリスケベ。コンビを組むカーシャとは常日頃口論が絶えないが、出動時はしっかり尻に敷かれている。稼働機体確保のため二号機パーツを一号機の維持に転用されている事情から、二機の同時出動という機会は滅多にないため割を食っている節もある。 山崎 弘道(やまざき ひろみち) 演:田尻茂一 一班・キャリア担当(37歳)。体格は大きいが、性格は真面目かつ内気な小心者。愛称はヒロちゃん。過去には主に恋愛面での深刻なトラウマが多いらしく、泉野には様々な機会で「地雷」を踏まれて傷つくことが多い。下戸ながら付き合いで塩原ら男性隊員たちとも行動を共にしているが、共通の話題や趣味の類いはほぼ皆無。ただ深刻に落ち込んでしまった際には周囲からフォローされている。二課棟内で飼育している鶏は仕事よりも大事でヘアスタイルもトサカ型のモヒカン。鶏を愛し世話に明け暮れているのだが、コンビニ飯が常食の隊員たちからは貴重で新鮮なタンパク質の供給源としか思われていない。力仕事のため整備班に駆り出されることも多い。 御酒屋 慎司(みきや しんじ) 演:しおつかこうへい 二班・キャリア操縦(36歳)。真面目そうな見た目に反する眼鏡の不良中年。前職はコンピュータプログラマー。重度のギャンブル依存症であり、勤務中は競馬新聞片手に予想に精を出すかネットサーフィンに明け暮れている。パチンコ好きから違法行為に手をだし免職寸前になった過去がある。離婚歴があり、慰謝料はパチンコで稼ぎ出している。前職に由来する妙な人脈があり、オタク体質で悪ノリやゴシップも大好き。 基本的に「初代」隊員たちの性格をベースに趣向面でアレンジを加えている節がある「三代目」隊員たちの中で、進士との共通点が最も少なく、趣向はむしろ後藤に似ている。
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