第1次中日監督時代とは? わかりやすく解説

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第1次中日監督時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 14:09 UTC 版)

星野仙一」の記事における「第1次中日監督時代」の解説

1986年10月29日同年途中で休養した山内一弘後任として中日監督就任1年契約契約金5000万円年俸4000万円背番号は「77」(川上哲治巨人監督としてこの背番号V9達成したことに肖ったもの)。NPB史上初の戦後生まれ監督となった球団からの監督要請を受ける時、「召集令状がきた」と感じたといい、「笑ってください」と注文をつけてきたカメラマン対し、「これから戦場へ行くのだ。笑えるか」と真剣に怒ったというエピソード存在する総合コーチ木俣達彦投手コーチ池田英俊二軍監督寮長岡田英津也招聘した。就任後谷沢健一水面下引退勧告し谷沢引退ロッテとの4対1トレード上川誠二桑田茂牛島和彦平沼定晴放出し落合博満獲得するなど、大胆な補強行いドラフト会議でも1986年近藤真一1987年立浪和義といった即戦力成り得る高校3年生他球団との競合の末に1位で獲得し以降今中慎二山崎武司上原晃音重鎮大豊泰昭など主力級が3年間で入団する投手では川畑泰博江本晃一宮下昌己打者では仁村徹彦野利勝小松崎善久中村武志といった実績のない若手次々と起用して成功した山本昌広アメリカ合衆国へ留学才能開花させ、先発投手郭源治抑え遊撃手宇野勝二塁手捕手中尾孝義外野手コンバートするなど、チームカラー一新する。特に正捕手だった中村への叱り方は厳しいもので、中村本人第二次星野政権時代に「(第一次政権では)鉄拳制裁を受けなかった日にち数えた方が早かった」と語っている。山本は「第一次政権抜擢され若手鉄拳浴びていないのはおそらく立浪和義ぐらいではないか」と記している。選手怒鳴りプレッシャーをかけ、「俺のプレッシャー負けるような奴が、ここぞの時に踏ん張れるか、そんな奴は要らねぇ」と述べている。 1987年5月2日広島戦では正田耕三のタッチプレーを巡り両軍乱闘広島コーチ伊勢孝夫揉み合い回し蹴りして、伊勢と共に退場処分となり、現役通して初の退場となった監督1年目退場宇野光雄金田正一ジョー・ルーツ次いで4人目1987年5月13日広報早川実運転する愛車メルセデス・ベンツ・ミディアムクラス後部座席乗車中、名古屋市中区当時あった室内練習場入ろうとした際に2トントラックが2030キロ速さ追突病院診断全治10日頸椎挫傷怪我を負う。 1988年4月19日阪神戦岡山球場)で宇野勝のタッチプレーの判定抗議し二塁塁審友寄正人暴言吐き退場処分2年連続で両リーグ最初退場処分受けている。上記2試合監督代行木俣開幕戦1987年4月10日巨人戦後楽園球場)で開幕投手杉本正起用したが、近藤貞雄はこれに対して開幕投手指名は“今年エースはお前だ。シーズン通して頼りにしてるぞ”という監督意思表示だ。とすれば小松かいない。それが杉本だった。杉本もいい投手だが、シーズン通して頼れる投手ではない」と述べている。杉本吉村禎章駒田徳広本塁打打たれ西本聖完封勝利をくらい、0対6で敗戦。2戦も先発鈴木孝政打たれ連敗監督としての勝利巨人戦の3戦目(勝ち投手小松)。この年仁村徹規定打席達しレギュラーになった6月11日熊本藤崎台県営野球場での対巨人戦宮下昌己ウォーレン・クロマティ背中死球与え両軍入り乱れて大乱闘発展宮下昌己によると星野監督からぶつけるように指示出ていたと述べている)。その際巨人監督王貞治対し胸ぐらをつかみ胸を小突き、拳を突き出し挑発ともとれるポーズをとり、喧嘩売った批判された。王に「我々が主役になってダメだ」と諭されたが、「やられたやり返すのが当たり前じゃないですか」と言い返した後年その際のことに触れ、拳を突き出した件については「拳で殴ることはなでしょう?」という抗議の意味であった釈明している。オフ日本ハムとの2対2トレード大島康徳曽田康二放出し大宮龍男田中富生西武とのトレード平野謙放出し小野和幸巨人自由契約となった仁村薫獲得した1988年小野小松先発2本活躍したが、完投数は12球団最少18だった。抑えの郭、鹿島忠川畑中継ぎ陣、米村明山本昌広上原晃若手投手陣彦野立浪ゲーリー・レーシッチ落合宇野仁村川又米利中村強竜打線好調で、1点試合3415敗を記録した。郭がMVP小野最多勝立浪新人王獲得した西武ライオンズとの日本シリーズは1戦目、5戦目先登板した小野山本杉本先発投手打ち込まれ打線4番落合打点0)、5番宇野低迷し西武に1勝4敗で敗れた西武監督森祇晶は「星野監督選手たちに相当にらみを利かせていた。勢いで公式戦乗り切ったが、私は負け相手ではない。中日前年まで西武にいた(第1戦先発の)小野清原特大本塁打打たれた。(第1戦に)小松が来たらイヤだなと思っていた」と述べている。中日生え抜き優勝した監督2018年時点星野だけである。オフ巨人との1対2トレード中尾孝義放出し西本聖加茂川重治獲得監督1年目開幕戦西本ピッチング見ていつか獲得しよう決意し2年後トレード実現させた。 1991年監督として初め開幕戦勝利し前半戦首位に立つも、後半戦失速し優勝した広島に3ゲーム差2位終わった新人森田幸一抑え活躍し球団として初め2年連続新人王輩出するなど、翌年以降チーム采配にも期待持たれたが、9月24日に「健康上の理由」により、退任表明した。健康不安による退任表向き理由であり、実際には妻の白血病発症大きく関係していた。

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第1次中日監督時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 14:42 UTC 版)

高木守道」の記事における「第1次中日監督時代」の解説

1987年からCBC野球解説者となるが、1991年オフ星野仙一監督辞任を受け、後任として監督就任する1992年シーズン後半に上位チーム善戦するものの、主力選手故障等も響いて6070敗の最下位となる。なお、この年セントラル・リーグ全球団が60勝台であった1993年優勝したヤクルト前半大差つけられるも、後半一時逆転して首位立ったが、最終的に2位となる。特に9月5日の対阪神タイガース21回戦ではトーマス・オマリーソロ本塁打1点だけに抑えていた先発山本昌広を7回で降板させたが(点数7-1)、そこから後続ピッチャーが8回1点、9回に8点取られ大逆転負け喫した高木試合後「私が悪かった」と選手頭を下げシーズン終了後には「中日ペナントをとれなかったのは、この試合にある」とまでいわれた。また、落合博満は後に自著でこの試合振り返って勝負事では驕り禁物である。誤った采配を招くからである」と、中4日でこの試合でも102投げていた山本代えたはまだしも、当時リリーフエースだった郭源治を出すタイミング誤ったことに苦言呈し、「何点勝っていても、手を緩めずに完璧に叩きのめしたことを、相手記憶植えつけなければいけない」と述べている。なお同年オフには2年前(1991年オフ)に不祥事起こして横浜大洋ホエールズ(→当時横浜ベイスターズ)を解雇され2年資格停止処分受けていた中山裕章打撃投手として採用し、翌シーズン途中から選手として現役復帰させた。落合FA巨人移籍にした。 1994年首位巨人前半戦大差つけられるが、後半戦巨人もたつきもあり、猛追してとうとう同率首位に立ち、両チームこの年130試合目の最終戦勝った方がリーグ優勝という日本プロ野球史上に残る10.8決戦迎えたが、結果的に敗戦終える。シーズン終盤には監督交代の話が挙がっていたが、後半戦躍進評価され翌年続投となった1995年投手陣崩壊故障者の続出により、チーム低迷続けていた。そのため、成績不振責任取りシーズン途中監督辞任監督としての最後試合となった6月2日の対阪神戦では、友寄正人審判への暴行により退場処分受けた。同シーズンは、当初徳武定祐監督代行務めたが、その徳武シーズン途中解任されその後シーズン終了まで島野育夫監督代々行を務めた当時、たまに打つも、三振多かった山崎武司起用し続け山崎高木監督退任後の1996年には、本塁打王になっている

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