竹井家とは? わかりやすく解説

竹井家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:28 UTC 版)

おちょやん」の記事における「竹井家」の解説

竹井千代(たけい ちよ)→天海千代(あまみ ちよ)→竹井千代 演 - 杉咲花幼少期毎田暖乃回想小林咲花本作ヒロイン。 気が強くちゃっかりとしているが、弟思いしっかりした性格。母の形見である月の様に綺麗なビー玉宝物にし持ち歩いている。 明治39年11月19日生まれ5歳時に母を亡くしてからは、幼いながら家事一手に担う忙しさで、小学校ら行けなかった。9歳の頃、父・テルヲの再婚家事から解放されるところが、何もしない継母のため再び不登校に。しかも自身ばかりか弟まで邪魔者扱いしだす継母提案呑み口減らし道頓堀芝居茶屋岡安」へ奉公に出る。 奉公当初は、負けん気強さからつい口答えをするせいもあって、女将シズから不興を買い解雇されるハナ救われる仕事勤しむ合間舞台覗き見るなど、舞台劇関心寄せ始めたある時、入手した人形の家」の脚本読みたいため、一平から読み書きを教わる。 数え歳18歳迎える頃には、明るく口達者な女性成長芝居が好きで仕事中に公演覗き見るうになるシズへの恩返し思いから翌年年季奉公明け後も岡安で働く決意をするも、テルヲが作った借金カタ身売りされそうになり、岡安辞めて逃亡する辿り着いた京都カフェー「キネマ」女給就職スカウト詐欺被害遭ったことや女優目指す同僚影響され自身女優志す劇団山村千鳥一座」に加入当初座長世話係だったが、舞台正チャンの冒険」で急遽務めた主演観客新聞から好評を得る一座解散後千鳥紹介で「鶴亀撮影所」の大部屋女優転身昭和3年8月道頓堀本社配置転換となる。その後一平結婚し天海姓になる。 「鶴亀新喜劇旗揚げ1年後一平不倫灯子妊娠発覚した際には離婚決意し離婚後は姓を竹井戻している。 栗子京都の家で春子と3人で暮らすことになり、料亭仲居をしている栗子勧め同じく仲居として働く。昭和26年に当郎がラジオドラマお父さんはお人好し』の相手役指名したことで桜庭らに訪問され作品出演決める。 モデル女優浪花千栄子竹井テルヲ(たけい テルヲ) 演 - トータス松本 千代の父。南河内小さな小規模養鶏場を営む。陽気で朗らかな性格だが、仕事は娘の千代任せきりで酒浸りの生活をしている。 千代9歳の時、売り行ったまま10日帰らぬどころか再婚相手栗子連れて帰る。それも結婚したいがために「家事をしなくて良い」と約束するなど栗子に頭が上がらず、彼女の言うがまま千代奉公に出す(後に、この時に千代が「うちは捨てられたんやない...うちがあんたらを捨てたんや!!」と涙ながらに言い放って去って行った直後後悔のあまり慟哭した様子描かれた)。 千代奉公出てからますます酒と博打にのめり込んだ結果借金膨れ上がり借金取り追われ一家夜逃げ8年後、千代前に現れ時には栗子にもヨシヲにも逃げられており、2000円借金カタ千代売り飛ばそうとする。 京都逃げた千代女優になると再びあらわれ博打作った借金返すため千代通帳持ち出そうとして、呆れ果て千代持ち金の全て投げつけられ絶縁言い渡されるその後一平結婚し3年過ぎた千代前に現れるが、岡安面々にも千代にも冷淡にあしらわれる。この時は長年自堕落な生活のツケ肝臓患い明日をも知れぬ命だった。宗助を偶然助けて病院に連れて行った際に吐血し病院駆けつけシズにそれを見られるが、「『もうすぐ死ぬから仕方なく許す』ではだめ。」という理由千代には言わないように頼む。シズ口止めされいたものの、千代後悔しないように、許すか許さないかはあくまで千代決め事だ前置きしたうえで話す。それを知って千代冷淡さ変わらないが、「死ぬ前に少しでも父親真似事をしたくなった」と語り今度は本気で千代為に動くが、千代の心が開く事はなかった。千代留守の間天海家を訪ね一平写真撮ってもらう。一平に「笑ってください!」と強く言われ朗らかに笑っている写真を撮るが、その笑顔写真逆に千代怒り増幅させる最終的に自分借金回収するために千代元に取り立て行こうとする借金取り大乱闘起こし警察連行される。その際思わず出てきた千代警察自分身内かと問われた際に敢えて赤の他人装う留置所面会に来た千代は、「こんな事をしてもあんたを許さないと言い捨てて立ち去ろうとするが、テルヲが「わしとサエの間に産まれてきてくれておおきに」と礼を述べ千代産まれ本当に嬉しかった事、千代身売り出した時の後悔の念を吐露した事で千代怒り爆発しそれまで人生でテルヲにされた事を並べ立て唯一の心の支えだったヨシヲとの再会の際も、自分捨てて出て行った捉えられ恨まれていた事で、「あの子はあんただけやなくうちの事も恨んでた! あんたはうちからヨシヲまで奪ったんや!!」と泣きながら罵られる。それを聞いたテルヲも号泣しながら謝罪する結局千代がテルヲを許す事はなかったが、「悔しいけど、どんなにしょうもないでも、あんたはうちのお父ちゃんや...」と、親子としての関係だけは回復させる事に成功する最後に千代芝居を見に行く事を約束して別れるが、その夜二人千代幼少期と現在)の笑顔の幻を見ながら息を引き取る。 しかし死去後も、75ラスト千代一平接吻し、しばらくいちゃついた際に大騒ぎ77話で千代に「お父ちゃんも(千代の事を)心配しとったんやで」と語りかけたが、千代に「どこがや!」と写真立てごと強く伏せられ、「ふげっ!」と悶絶する、後に満州渡った寛治話題になって、みつえが博打と女で金が無くなって仕送りできないのではと冗談言った際には千代に「テルヲのアホ一緒にんといて!」と突然引き合い出されて「な、なんやいきなり!」とツッコむなど、要所要所遺影から声が出てくる。 竹井サエ(たけい さえ) 演 - 三戸なつめ 千代実母16歳くらいまでガラス工場を営む峰岸社長宅で奉公していた。働き者で、幼い頃千代を「かぐや姫」に例えるほどに可愛がっており、千代にとって唯一の心の支えであったが、千代5歳時に病死しビー玉千代への形見として残した竹井ヨシヲ(たけい ヨシヲ) 演 - 倉悠貴幼少期荒田陽向少年期栗田太郎千代の弟。生前実母記憶がなかったため、自分に冷たい態度をとる栗子であっても実母のように慕う。千代同じく奉公出されそうになるも竹井家に残るが、その後8年の間に家を飛び出し消息不明となる。昭和4年千代のもとを訪れ神戸不動産関係の会社勤めていると話すが、実際違い千代のことも「自分見捨てた」と恨んでいた。「親父」と呼ぶ人物から劇場放火するよう指示されマッチ火を付けるが千之助により放火には至らなかった。その後千代との掛け合いで思わず笑うなど、千代対す感情軟化したものの、結局千代引き止め応じる事は出来ず、ヨシヲにとっての「親父」は、千代にとっての「岡安のような存在である事を告げて千代からビー玉渡され道頓堀を去る。 昭和20年時点では満州飲食店働いており、博打負けて絡まれそうになった寛治助けたことで彼と知り合うその後日本降伏することを寛治知らせ千代から渡されビー玉託し逃げるよう勧める自身その後逃げ遅れた女性かばって銃で撃たれ死亡した事がかつての店の常連から寛治伝えられる竹井栗子(たけい くりこ)→上田栗子(うえだ くりこ) 演 - 宮澤エマ テルヲの再婚相手で、千代とヨシヲの継母。元は料理屋仲居妊娠中だが村の男たちも見惚れるほどの美人で、三味線が得意。だが家事を全くしない上に、千代とヨシヲに対し愛情無く連れない態度取り続けるため、千代立腹させ対立することになる。千代とヨシヲを奉公に出すことを画策するが、ヨシヲだけでも残して欲しいと懇願する(この時はさすがにバツの悪そうな様子見せている)千代のみを追い出す千代が家を出てから8年の間に、生まれてきた娘を連れ離縁した旨、テルヲに語られるその後天海一平と離縁して道頓堀飛び出し、行く宛もなく濡れている千代元に現れて、自身暮らしている京都自宅に連れて帰る。そこでかつて千代に酷い仕打ちをした事を謝罪すると共に両親亡くした孫の春子(千代の姪)の面倒を見てあげて欲しいと懇願する借金取り脅かされる日々が続くテルヲの元を飛び出してから、女手一つで娘・さくらを育てるが、さくらの成長見守るにつけ、追い出してしまった千代対す罪悪感苛まれるようになったという。栗子幼少期から学校通わせてもらえず、読み書き知らない事を春子から聞いた千代は、竹井家にやってきた栗子三味線以外ほとんど荷物がなかった事を思い出し栗子自分と同じ境遇だったのかもしれない思い至り同居する千代ラジオドラマお父さんはお人好し』の出演決心し、その初収録の日の朝に花籠渡しそれまで数十年の間、折に触れ匿名千代贈られてきた花籠贈り主自分であった事を明かす。実は千代女優デビュー後は彼女の舞台をこっそり見に行く事で元気を貰っていたため、本心では千代女優として再起する事を望んでいたが、辛い思いをして引退した千代心情思い復帰する気になれないならそれも仕方がない考えていたが、復帰決意した事はやはり嬉しく晴れの日花籠渡して祝福する千代感涙咽び、ここで二人真に和解する。『お父さんはお人好し拡大放送の日からしばらくして亡くなった水野さくら(みずの さくら) 春子実母栗子とテルヲの娘。千代とヨシヲの異母妹千代が竹井家を出てから誕生したため、千代との面識はない。 成人後看護婦として働いていたが、夫(春子父親と共に戦争故人となる。 水野春子(みずの はるこ)→竹井春子(たけい はるこ) 演 - 毎田暖乃(二役) 千代の姪。栗子とテルヲの間に生まれた娘・さくらの子で、栗子とテルヲの孫。春子両親(さくらとその夫)は戦争亡くなっており、祖母栗子2人暮らしていた。千代女優復帰後押しする栗子死後千代養子縁組する。将来の夢看護婦

※この「竹井家」の解説は、「おちょやん」の解説の一部です。
「竹井家」を含む「おちょやん」の記事については、「おちょやん」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「竹井家」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「竹井家」の関連用語

竹井家のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



竹井家のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのおちょやん (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS