鉄道模型
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鉄道模型(てつどうもけい)とは、実物の鉄道車両を、一定の比率や軌間になるよう縮小した模型。
注釈
- ^ 子供が部屋中に線路を敷き詰め模型を走らせている写真が掲載されている。この子供は、後の歌舞伎役者片岡仁左衛門 (13代目)で、この価格はライブスティーム並みと見られる[8]。
- ^ 原信太郎が祖母に買ってもらったライオネルの電気機関車と客車セットは、濱口雄幸首相の月給450円より高い495円であった[9]。
- ^ 少年技師ハンドブックシリーズを執筆
- ^ 東京帝国大学工学部の助手であった[11]
- ^ 芝浦製作所に勤務していた。
- ^ 本間は『我等の標準5cm』と呼び「軌間の幅は大きすぎず小さすぎず記憶しやすい数をさだめ」[14]とし、また酒井喜房は日本でもメートル法を採用する機運があった時期であり、ラウンドナンバーで判り易いという単純な理由ではないかと見ている[15]。
- ^ カワイモデルが1936年に創刊した鉄道模型雑誌。同誌は月極読者を会員として青写真設計図の配布・見学会など行い最盛期には会員数500人を超えていた。
- ^ 1942年川崎車両に入社しC62の設計にもかかわる。
- ^ この考え方は16番につながる。
- ^ 35mmゲージ擁護派からは「日本人なら35mm・1/30という国鉄のスケールどおりのゲージをつかうべきで、32mm・1/45など外国のゲージを採用するファンは非国民である」等の当時の模型に対する国粋的風潮を後ろ盾に論陣を張っていた[19]。
- ^ 『子供の科学』1963年1月号掲載の科学教材社の通販カタログよりOゲージ製品が消えた。
- ^ 輸出品と比べて日本型が見劣りするのは1962年大卒初任給17,815円の時代にカツミ模型店のOゲージビッグボーイは336ドル(日本円120,960円)もしたからである[26]。
- ^ 1983年頃の有力卸業者の鉄道模型の1年間の売上高は110-120億円で、このうちNゲージ関連が80-85%を占めていた[28]。
- ^ アメリカでは31.75 mm(1-1/4インチ)
- ^ ヨーロッパでは軌間22.5 mm、アメリカでは軌間22.42 mm。
- ^ 模型車両では列車重量に比して車軸軸受やフランジ・レール間の摩擦抵抗が非常強いため、スケールスピードで実物通りに何分間も惰行するようなことは元々望めない。また、通常の電動式鉄道模型車両は制動装置を持たないため、惰行を許す設計を採った場合、下り勾配での速度制御や、勾配上での停止や留置に対する転動対策も必要となる。
- ^ それぞれの車両(動力車)のモーター特性(起動電流値、トルク特性、消費電力など)、歯車比、摺動抵抗、(特に勾配で差が顕著となる)重量が異なる場合は速度がシンクロすることは無い。
出典
- ^ 坂本 衛 『鉄道施設がわかる本』 p.33 山海堂 2004年2月23日発行 ISBN 4-381-10495-1
- ^ 昌平坂学問所の河田八之助(河田興)が跨って乗車した記録がある。斯文会・橋本昭彦 編『昌平坂学問所日記』 3巻、斯文会・東洋書院 (発売)、2006年1月。ISBN 4885943825。 NCID BA3981881X。を参照
- ^ 江戸大博覧会
- ^ a b c 上田龍史「日本鉄道模型小史」『鉄道模型趣味』No.498
- ^ 田口武二郎「日本で最初に走った電車と模型電車」『鉄道ピクトリアル』No.377
- ^ 鉄道友の会60年のあゆみ編纂委員会, Railfan編集部 編.『鉄道友の会60年のあゆみ』、鉄道友の会、2014年、7頁
- ^ 田口達也『ヴィンテージ鉄道模型大全』誠文堂新光社、9頁
- ^ 山崎喜陽「ミキスト」『鉄道模型趣味』No.437、57頁
- ^ 原信太郎『原信太郎鉄道模型のすべて』誠文堂新光社、2008年、150頁
- ^ 田口達也『ヴィンテージ鉄道模型大全』誠文堂新光社、90頁
- ^ 『工作の時代『子供の科学』で大人になった』INAX出版、2007年、67頁
- ^ 「電気機関車の作り方」『模型製作ABC』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 小川菊松『出版興亡五十年』誠文堂新光社、1953年8月5日、485-487頁。
- ^ 本間清人『電気機関車と電車の作り方』新光社、1930年29-30頁
- ^ 酒井喜房「モデルレールローダーの研究室」『模型と工作』1964年3月)
- ^ 上田龍史「日本鉄道模型小史」『鉄道模型趣味』No.499
- ^ 「座談会 模型鉄道昔々」『とれいん』No.19
- ^ 上田龍史「日本鉄道模型小史」『鉄道模型趣味』No.500
- ^ 山崎喜陽「ミキスト」『鉄道模型趣味』No.542
- ^ 松本謙一「山崎喜陽氏を偲んで」『とれいん (雑誌)』No.349
- ^ 田口達也『ヴィンテージ鉄道模型大全』誠文堂新光社、 149頁
- ^ 水野良太郎『鉄道模型入門』廣済堂、1977年、76-79頁
- ^ TMS編集部「国鉄蒸気誌上展」『鉄道模型趣味』No.239-240
- ^ TMS編集部「市販国鉄電気誌上展」『鉄道模型趣味』No.212
- ^ 山崎喜陽「ミキスト」『鉄道模型趣味』No.175
- ^ なんこう「米国型Oゲージ図鑑」『とれいん』No.384、38頁
- ^ 『Tenshodo Book 1949-1999』天賞堂、2000年、21頁
- ^ 山崎喜陽「ミキスト」『鉄道模型趣味』 No.444
- ^ “Electrically Driven Locomotives In 1/480th Scale”. 2015年9月9日閲覧。
- ^ NHK趣味悠々 ようこそ!鉄道模型の世界へ ~レイアウト制作入門~(日本放送出版協会)p10
- ^ The Biggest Little Railway In The World Wiki
- ^ NHK公式ページ
直流方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 14:36 UTC 版)
いわゆるワード・レオナード方式であり、直流発電機を駆動し、その電力で直流整流子電動機を回転させる。直流発電機の励磁を調整することで発生電圧を変化させ、直流電動機の速度を制御できる。 回路構成は簡易であり、最も初期から使われてきた方式だが、整流子の保守・点検に手間を要する上に、やはり、整流子のために電動機の回転数と容量に制限があるため、他方式に道を譲った。
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直流方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/23 12:32 UTC 版)
直流を得るには蓄電池あるいは小型の整流器を必要とした。自動車産業の発達したアメリカ合衆国では、セレン整流器が民生用として市販され始めたので、これを流用して「直流12 V」という規格が成立した。通常は左右のレールのみから集電する直流二線式が用いられるものの、少数ながら直流三線式の鉄道模型も存在する。トリックスでは、直流二線式の「トリックス・インターナショナル」に対して、直流三線式の「トリックス・エクスプレス」が存在する。 直流二線式では、主に車両から見て右側にあるレールにプラスの電気が流れている時に前進する製品が多い。 直流方式の利点は、機械的な逆転装置なくして自由に前進後退を選べることであった。交流方式の直巻電動機の界磁を車載整流器で一定方向磁界とすれば(これを Polarized と言う)手元のスイッチひとつで進行方向を切り替えることができた。第二次世界大戦後は永久磁石の界磁となり、これは分巻電動機の1種であって模型車両の駆動用電動機として最も適しているとは言えないが、広く用いられるようになった。 直巻電動機は、動力車の起動時に電流の2乗に比例してトルクが発生し、実物の発車(起動)状況を再現し易く、巡航時には電流値が減少し、登り坂では回転が落ちて電流値が上昇し、牽引力が増す。それに対し永久磁石による界磁を持つモーターでは、磁石が電機子を吸引することにより、車輪を廻してもギヤを介してモーターが回転しないため、実物の鉄道車両が惰行する様子を再現できない。 現在の最も進んだ駆動方式では、電子制御でモーターの回転数を実物を模した加減速曲線で駆動し、Bemf(逆起電力)を測定して回転数を一定に保つ方式をとっている。また、永久磁石に吸着されない無鉄心型モーター(コアレスモーター)を採用し、逆駆動するウォームギヤとの組み合わせで押して動く(Free-rolling mechanism )動力車が実用化されている。 12 V という電圧は先述のように自動車産業から派生した規格であったが、線路が長くなると電気抵抗が無視できなくなり、電流値を減らして電圧降下を小さくすることができる高電圧化の論議が1980年代に始まった。24 Vへの昇圧という動きもあったが、効率の良いモーターの採用と共に、その声は聞こえなくなった。Oゲージ、Gゲージではレイアウトの規模が大きいので、12 V 車でも場合により16 - 18 V を採用する場合もある。
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