電気工学教育の誕生と電力の商業化とは? わかりやすく解説

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電気工学教育の誕生と電力の商業化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 08:45 UTC 版)

電気工学」の記事における「電気工学教育の誕生と電力の商業化」の解説

そのころ、電気研究物理学一分野とみなされていた。電気工学大学学科となるのは19世紀末ごろである。1882年ダルムシュタット工科大学世界初電気工学科創設した。また同年マサチューセッツ工科大学でも物理学部電気工学学位選択できるようになった1883年ダルムシュタット工科大学コーネル大学世界初電気工学カリキュラム導入し1885年にはイギリス初の電気工学科ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン創設された。1886年アメリカ合衆国初の電気工学科ミズーリ大学コロンビア校創設した日本では工部省工学寮工学電信科が1871年発足しているが、これが東京大学工芸学部統合され帝国大学工科大学(後の東京大学工学部となったのは1886年のことだった。 同じころ、電気工学劇的な発展遂げる。1882年トーマス・エジソンマンハッタン59顧客直流110ボルト電力供給する世界初電力供給網を完成させた。1884年チャールズ・アルジャーノン・パーソンズ蒸気タービン発明し、これが今日では電力80%を生み出している。1887年ニコラ・テスラは、エジソン直流方式競合する交流による電力供給方式について複数特許取得している。その後直流交流のどちらが送電方式としてふさわしいかについて、エジソンテスラの間で電流戦争呼ばれる激しい対立生じた。この対立結局送電効率送電距離の長さという面で優れていた交流勝利終わった。 この2人は、他にも様々な業績残している。テスラ誘導電動機多相交流について業績残し、後の研究影響与えたエジソン電信業績残し、特に株価電信知らせ、それを紙テープ記録に残す装置 stock ticker製品化し、その収益ゼネラル・エレクトリック社が生まれた。しかし、19世紀末には電気工学さらなる進展もたらす重要な人々登場しつつあった。

※この「電気工学教育の誕生と電力の商業化」の解説は、「電気工学」の解説の一部です。
「電気工学教育の誕生と電力の商業化」を含む「電気工学」の記事については、「電気工学」の概要を参照ください。

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