特徴的なエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:27 UTC 版)
「ケータイ刑事 銭形シリーズ」の記事における「特徴的なエピソード」の解説
本シリーズには先述の通り、他のテレビドラマには見られないような実験的な演出による、特徴的なエピソードなどがいくつか存在する。 カメラは見ていたワンシーン・ノーカット 〜BS-i 連続殺人事件〜(愛・第13話)番組開始から終了までをワンシーンで撮影。途中CMも挟まずに全てノーカットで放送。 五代と愛がテレビ出演のため放送局に来たら、事件が発生したという設定であり、視聴者はカメラマン目線で事件の経過を見る形式。 犯人当てにはちょっとしたどんでん返しがある。 またBS-TBS放送時やDVDには収録されていないが地上波用のオープニングが追加されているモノがある、もちろんそのシーンを追加するとワンシーンではなくなる。 命・第5話でも同じ構成を前番組、『恋とオシャレと男のコ』のようにしていたが、CMは挟んだ。 スーパー五代、遂に登場!! 〜連続ヴァーチャル殺人事件〜(愛・第25話)番組の大半をブルーバックによるCG合成で撮影。 五代と一緒に階段から落ちた愛が気がつくとなぜか五代の頭の中におり、そこで様々なキャラクターに変化して現れる五代と共に五代の頭の中で次々に起こる不可思議な事件を捜査していく。 シリアスな話が多い「銭形愛」では珍しいコメディタッチ(というかほとんどコント)のお話。 シベリア超特急殺人事件(舞・第5話)映画「シベリア超特急」とのコラボレーション。水野晴郎が「シベリア超特急」の主人公、山下奉文役として登場している。 忙し過ぎる死体 〜チーフ脚本家殺人事件〜(舞・第7話)舞・五代・柴田の3人が時空を飛び越えて『ケータイ刑事 銭形舞』の制作現場に現れ、そこで起きた事件を捜査する。出てくるスタッフは全て実名で、最初は全て本人が演じている(途中からは編成の都合により、本物の役者にバトンタッチされる)。また、制作現場の裏話も多数登場。 最終的に3人は元の次元に戻るが、その間の記憶があったのは柴田のみ。 BS初!! ドラマ公開収録 〜超能力殺人事件〜(泪1st・第9話)公開収録で撮影。ただし、いわゆる撮って出しではなく、2回行われた収録から編集して放送された。 この回のみ、携帯ストラップの網で犯人を拘束するシーンではスタッフが実際に網を被せている(通常はCGを使う)。 BS初のミュージカル!! 〜歌って踊って殺人事件〜(泪2nd・第14話、第15話)ケータイ刑事シリーズ初の前後編作品である。 ミュージカル風に物語が展開。この時に披露された楽曲のうち、何曲かはサントラ盤に収録されている。なお、ゲストの名前は実在の戦国武将またはそのもじり。話す言葉もその武将の出身地の方言。スタッフからつけられたと思われる姓も出てくるが、それも同姓の戦国武将に関連させている。このエピソードの犯人および協力者を全員当てるのは非常に困難である。 ああ、さそり違い 〜銭形泪誘拐事件〜(泪2nd・第16話)BS-TBSのドラマ「さそり」とのコラボレーション。この回が放送された当時「さそり」も放送されていた。 真夏の百物語 〜怪談新耳袋殺人事件〜(泪2nd・第17話)BS-TBSのドラマ「怪談新耳袋」とのコラボレーション。「さそり」同様、この回が放送された当時「怪談新耳袋」も放送されていた。 赤坂の中心で、愛を叫ぶ 〜時効直前!赤坂超美人ホステス殺人事件〜(泪2nd・第20話)最初から最後まで同じ部屋の中で話が進む。また、出演者は主要キャストである泪・高村・柴田の3人のみ(犯人などは写真のみで登場する)。15年前(1989年)に起きた時効直前の事件をその時の記録を元に解明するという内容。 この回における泪による犯人捕獲は通常のパターンと異なる。 耳で楽しむハイビジョンドラマ? 〜雪山湯煙混浴温泉あずさ28号殺人事件〜(零1st・第12話)ラジオドラマ風。 実際に殺人事件が発生するわけではなく、入電ボイスもない。犯人逮捕もかなり強引な部分がある。 演技が出来ずして演出が出来るか! 〜連続監督殺人事件〜(零2nd・第6話)ケータイ刑事シリーズの監督たちが本人役として出演。 基本的にアレな訳なんだけど〜銭形零の悪夢〜(零2nd・第8話)零の夢の中で展開される話。脚本は佐藤二朗。事件は起きず、佐藤が零のニセ者に扮したり、支離滅裂な面接官になって五代潤には昇進試験を、零にはパイ屋の面接試験を受けさせたりと、ほとんどコントに近い内容。 ケータイ刑事百回記念特別企画 ウマと呼ばれた男! 〜織田信長殺人事件〜(零2nd・第9話、第10話)時代劇。戦国時代にタイムスリップ。実在の戦国武将たちが登場する。 雷が凶器? 〜森田正光殺人事件〜(雷1st・第12話、第13話)活弁を取り入れている。放送は前半と後半に分けられ、第12話前半15分は通常と同じスタイルで粗筋の説明、後半15分は山田広野による活弁、第13話では前半が雷(小出)、後半が岡野(国広)の活弁になっている。 わたしの色気でとろけなさい! 〜新人女優殺人事件〜(雷1st・第14話)同シリーズのオマージュ的なキャラクター「イエデン刑事 小銭形パイ」なるものが登場する。この小銭形パイに扮したのは喜多嶋舞である。小銭形パイの設定は「35歳の人妻にして現役女子高生」だった。 何か、ただならない、いわくつきの何か、そんな感じ〜銭形雷の悪夢〜(雷2nd・第7話)零の悪夢と同じく雷の夢の中の話。佐藤二朗・林和義扮する雷のニセ者が出てきたり、回文だけで展開される話、ステージ上で歌を歌う雷など内容はほとんどコント。 ターゲットは雷! 〜殺し屋の殺し屋による殺し屋のための殺人事件〜(雷2nd・第9話)暗殺集団ネプチューンに誘拐された柴田束志の救出に向かった雷と高村がネプチューンと戦いを繰り広げるというお話。 しかし雷と暗殺者の勝負がなぜか料理対決だったり、誘拐されたはずの柴田束志がイケメン外国人になって突然現れたりと、話の展開がどんどんおかしな方向に逸れてしまう。 ラストで実はある人物が脚本を書いていたことが発覚するというオチになっている。 BS初 まさかオペラ!?〜犯人はあなただ!殺人事件〜(雷2nd・第12話、第13話)BS-i初、オペラ仕立てのストーリー。真織、海宝、水月、和田、汐風とゲストキャストを宝塚歌劇団出身者が固めた。泪のミュージカル同様メインキャストの3人(雷・高村・柴田)がそれぞれソロの歌を披露した。 歌だ!祭だ!芸術だ!〜ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森〜前編、後編(海2nd・第11話、第12話)ケータイ刑事初の文化祭。劇や歌などが舞台で公演するという学校の文化祭みたいな構成になっている。劇には、ケータイ刑事初の恋物語などがある。 八代目!ついに登場!~キング・オブ・クイーン殺人事件(結1st・第1話)ゲスト出演した石川梨華、宝積有香、諏訪太朗がそれぞれ実在の芸名の区切りを変えただけの役柄(石川梨華=石香ワリカ(いしか・わりか)、宝積有香=宝舎クユカ(ほうしゃ・くゆか)、諏訪太朗=スワタ・ロウ(すわた・ろう))として出演した。 殺意のリハーサル~ワンシーンワンカット赤坂ブリッツダンサー殺人事件(結1st・第3話)BSオリジナルドラマとして初の試みとして3D映像を使った実験ドラマとして撮影。ただし放送では通常画質(2D)での放映。 なお、3D版はJ:COMオンデマンド(ジュピターテレコムのケーブルテレビ各局向けのビデオオンデマンドサービス)にて2011年1月1日より公開される。 通算200回スペシャル(結1st・第4話)歴代のシリーズの合計放送本数が200回になるのを記念して、前回に続き3Dを生かした映像技法を利用したものである。こちらは通常のテレビでも眼鏡なしで楽しめるようにした「3Dフォトモーフィング」という技術を使った作品。
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