法蔵寺 (岡崎市)とは? わかりやすく解説

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法蔵寺 (岡崎市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/30 11:30 UTC 版)

法蔵寺
本堂
所在地 愛知県岡崎市本宿町寺山1
位置 北緯34度53分19.51秒 東経137度15分41.92秒 / 北緯34.8887528度 東経137.2616444度 / 34.8887528; 137.2616444 (法蔵寺 (岡崎市))座標: 北緯34度53分19.51秒 東経137度15分41.92秒 / 北緯34.8887528度 東経137.2616444度 / 34.8887528; 137.2616444 (法蔵寺 (岡崎市))
山号 二村山
宗派 浄土宗西山深草派
本尊 阿弥陀如来
創建年 伝・大宝元年(701年
開基 伝・行基
正式名 大神光二村山法蔵寺
札所等 三河十二本寺
三河三十三観音12番
三河新四国八十八ヶ所霊場35番
三河七福神(恵比寿
文化財 銅鐸(県文化財)ほか
法人番号 8180305000298
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法蔵寺(ほうぞうじ)は、愛知県岡崎市本宿町にある浄土宗西山深草派寺院。山号は二村山(にそんざん)。本尊阿弥陀如来。所在地は、愛知県岡崎市本宿町寺山1。

歴史

かつては、二村山出生寺と称し、法相宗の古刹であった。飛鳥時代行基観音菩薩像を安置し出生寺を創建した。平安時代空海の来訪により真言宗となる。南北朝時代、竜芸上人により浄土宗に改宗し、二村山法蔵寺と改称した。その後、徳川家の始祖・松平親氏が伽藍を建立して、松平家の菩提寺とし、松平氏2代・松平泰親の長男教然は当寺で戒律を受けた。徳川家康(幼名・竹千代)が、時の住持・教翁上人に就いて、読書きを習ったという(硯箱・硯石・手本・机などが残っている[1])。江戸時代妙心寺崇福寺とともに、深草派三河三檀林のひとつとなる[2][3][4][5]

年表

境内

文化財

愛知県指定有形文化財

岡崎市指定文化財

  • 絹本著色善導大師像[8]
  • 絹本著色山越阿弥陀如来像[8]
  • 絹本著色二十五菩薩来迎図[8]
  • 絹本著色渡唐天神像[8]
  • 木造聖観音菩薩立像[8]
  • 利剣名号御下帷子[8]徳川家康三方ヶ原の戦いで着用)
  • 破魔弓[8](徳川家康愛用の
  • 青磁花瓶[8]
  • 梵鐘[8]
  • 松平蔵人佐元康制札[8]

岡崎市指定天然記念物

  • 法蔵寺の桜[8]
  • 法蔵寺のイヌマキ[8] - 樹高約12メートル、伝行基手植え。

その他

  • 松平家霊廟
  • 夏目吉信
  • 鳥居忠広(鳥井四郎左エ門)墓
  • 鈴木久三郎
  • 近藤勇の首塚 - 三条大橋に晒されていた首を斎藤一が奪取し、三条大橋側の誓願寺にいた孫空義天に供養を依頼し、義天の異動に伴って当寺に埋葬されたとされる。当初は世間の目もあったので、石碑は土で埋められ、無縁仏の様にしていた。
  • 御草紙掛けの松 - 現在の松は2006年(平成18年)3月18日に植えられた4代目である。しかしながら、周囲の石柵は文化12年(1815年)に寄進された物である。

札所

ギャラリー

交通手段

脚注

  1. ^ 法蔵寺”. 岡崎市観光協会公式サイト. 2021年5月5日閲覧。
  2. ^ 新編岡崎市史
  3. ^ 崇福寺新纂浄土宗大辞典
  4. ^ 法蔵寺新纂浄土宗大辞典
  5. ^ 新纂浄土宗大辞典「円福寺」項”. 浄土宗. 2024年7月20日閲覧。
  6. ^ 黒田芳嗣 2017
  7. ^ 洞(伝)の銅鐸”. 愛知県. 2013年5月30日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j k l 岡崎市指定文化財目録”. 岡崎市役所 (2020年9月8日). 2015年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月5日閲覧。

参考文献

  • 黒田芳嗣「六角堂:六道輪廻から放たれ浄土に向かう」『そう:東三河&西遠・西三河・南信応援誌』第53号、春夏秋冬叢書、2017年、40-43頁。 

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