横浜リトル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:23 UTC 版)
「MAJORの登場人物」の記事における「横浜リトル」の解説
全国優勝もしたことがある、リトルリーグ界屈指の強豪チーム。『メジャー2nd』では、小学生編で直接は登場しなかったが、今も全国大会に出る程の強豪とのこと。中学校編では、風林中野球部員の9人中4人が横浜リトルOGである。 佐藤 寿也 捕手。右投右打。背番号12(小学4年時)→2(小学5、6年時)。 詳細は「佐藤寿也」を参照 真島(まじま) 声 - 水沢史絵 三塁手。右投左打。背番号5。 横浜リトルの4番打者。中学1年生。クールでドライな性格で、プライドが高い。 非常に高い実力の持ち主で、吾郎から本塁打を放った(スタンドインする程)数少ない人物。三船リトルや吾郎を「坊や」と呼び見下していたが、試合の中で吾郎の実力と野球に対する熱意を認めていき、監督の指示を無視して勝負に挑むほど熱くなっていった。延長8回裏の守りでハードラックに遭い、これが自チームの敗戦に直結した。 羽生(はぶ) 声 - 喜田あゆ美 一塁手。左投左打。背番号3。 横浜リトルの5番打者。丸眼鏡が特徴。三船リトル戦では2回裏に、吾郎が寿也のリードに翻弄されつつも打ち返した打球を好捕、併殺にとる。3回表、吾郎のチェンジアップには三振し、この様子が監督を含めた味方ナインの度肝を抜く。真島同様にヘッドスライディングで既にアウトにした場面では「アウトなんだけど」と三船を見下した態度をとるが、試合の中で吾郎の実力と野球に対する熱意を認めていき、彼も熱くなっていった。 伊達(だて) 声 - 久嶋志帆 遊撃手。右投右打。背番号6。 横浜リトルの1番打者。真島と同年代。テクノカットが特徴。三船リトル戦では試合開始早々、叩きつけ打法で出塁。 村井(むらい) 声 - 相田さやか 二塁手。右投右打。背番号4。 横浜リトルの2番打者。たらこ唇が特徴。三船リトル戦では「堅い」と思いつつも初回から送りバント。延長8回表でもその役割を果たすが、直後に相手ナインが奮起したため水泡に帰す。 関(せき) 中堅手。右投右打。背番号8。 横浜リトルの7番打者。彼とともに外野を守るレギュラーは、右翼手が松原、左翼手が坂上。 江角(えすみ) 声 - 松本さち 投手。左投左打。背番号1。 横浜リトルのエース。真島や伊達と同年代。坊主頭とキツネ目が特徴。 30イニング無失点記録を持つ。変化の大きいカーブをウィニングショットにしている。三船リトルはこのカーブを攻略すべくカーブ打ちの練習をして対策を練っていた。そして三船リトルとの試合では打者として両チームを通じて最初の打点を記録するも本業の投球では前述したように対策を練っていた三船リトルに自慢のカーブを攻略されるとプライドの高い性格から後藤のアドバイスを聞き入れずに意固地にカーブを投げ続けるもさらに失点してしまい、味方打線から初回に9点の大量援護を受けたにも関わらず初回で4点を失い監督の樫本からは全力でやっていないと指摘され、交代させられた。ベンチに下がった後は2番手で登板した菊地も三船の追い上げを受けて失点しているにも関わらず薄ら笑いを浮かべたため、樫本から「味方が打たれたのがそんなに嬉しいか?」と注意された。 後藤(ごとう) 捕手。右投。背番号2。 三船リトル戦開始時点での、横浜リトルの正捕手。団子鼻が特徴。江角や菊地に対して懸命にリードを試みるが2回途中で寿也に交代させられる。江角にはカーブを狙われていることに気付き投球パターンを変えるようアドバイスするも否定されてしまった。樫本には交代を告げられた際に「佐藤はまだ新人ですよ」と交代に異議を唱えたが、逆に「お前も江角と菊地をちゃんとリードしていればこんなに(9-0から9-7の2点差に)追い上げられていなかった」とリードの拙さを指摘された。事実横浜リトルは三船リトルに敗北を喫するも寿也がリードしてからは同点に追いつかれサヨナラ負けを喫するまでの失点数が後藤の7に対し寿也がマスクを被ってからは3で菊地を立て直している。 菊地(きくち) 投手。右投げ。背番号10。 三船リトル戦で二番手として、江角に代わって登板した。彫りの深い顔が特徴。自身で「10番が横浜リトルのエースナンバー」と発言している。速球が武器でカーブも投げられるが、吾郎のストレートに見慣れていた三船リトルに、軽く打たれてしまう。後藤と変わって年下の寿也のリードを当初は受けずにいたが、吾郎との対戦で寿也のリードを無視して投げたあわやホームラン性の特大ファールを打たれると調子が悪いと誤解され「監督に報告する」と告げられると「ちょっと待て。お前の言うとおりに投げる」と従いリード通り投げるようになった。寿也のリードを受けてからは立ち直り好投する。6回の守備で安定度を欠いたが、監督は彼の続投による試合決着を図る。その結果、見通しの甘さが裏目に出て、延長戦に入ると川瀬に交代させられ敗因に結びついた。 映画版でもわずかに登場し、北九州リトルに打ち込まれる。 川瀬 涼子(かわせ りょうこ) 声 - 遠藤久美子 投手。右投右打。背番号15。 アメリカからの帰国子女。男勝りで負けず嫌いな性格で、吾郎や寿也より2学年上。ロングヘアーを三つ編みにしている。 父の仕事の都合で渡米した直後、偶然にもテレビに映っていたギブソンに憧れて野球を始め、その影響で彼を彷彿させる投球フォームを持ち味とし、ムービングファストボールを得意とする。 吾郎の初恋の相手で、普段は辛口な彼や他の三船の選手、特に沢村をして「かわいい」と言わしめるほどの容姿。しかし、試合前に寿也と三人で会った際、ギブソンの起こした死球での死亡事故について、その相手が吾郎の父とは知らずギブソンの方に同情しており、「よけられない方が悪い」と悪気なく言い放ったため、吾郎の恋心はすっかり冷めてしまった。 「ウチ(自チーム)で一番の投手」と評価されているが、三船リトル戦では、延長入りして吾郎の体力を削った後にしか登板機会を貰えず、8回裏には吾郎への敬遠策を強いられ、性差による不利を意識させられる。葛藤の末に吾郎と真っ向勝負をするもランニングホームラン(実際にはエンタイトル二塁打の当たりでそのままプレーが続行され、サードクロスプレイ時に偶然脱げ飛んだ吾郎のヘルメットに送球が当たり、途中で一時力尽きながらもホームイン)を打たれ、敗戦投手となった。 その後、埼玉県立大磯高校で男子になりすまし野球部に入部している。 原作ではリトルリーグ編後は登場しない。アニメでは第2シリーズに登場し、山下高校野球部に所属している。規定により公式戦には出場できないため、練習試合のみで登板しているという設定である。第3シリーズでは、大磯国際大学の女性エースとして再登場し、八木沼隼人を三振に打ち取った。また、久里山高校の香取対策として、綾音から頼まれ、聖秀高校のスライダー打ちの練習に協力した(原作では大河がボロボロになりながら最後まで投げ続けている)。第5シリーズでは就職活動をしている最中に、アメリカを相手に奮闘する吾郎の姿を見て、プロ野球の独立リーグのトライアウトに挑戦することを決意した。 作者曰く「ちょっと消化不良に終わった」。 樫本 修一(かしもと しゅういち) 声 - 楠大典 横浜リトルの監督。 茂治の幼馴染で、同じ横浜リトルでプレーした。リトル時代、エース争いの試合で茂治に死球を与え骨折させてしまい、責任を感じて練習に出なくなるが、茂治に励まされ立ち直った過去がある。高校時代は甲子園準優勝経験があり、元千葉マリンズ(千葉ロッテマリーンズがモデル)の選手(プロでは怪我などもあり、あまり活躍できなかったようである)。 横浜リトルでは厳しい監督だが、よく教え子たちの悩みや相談も聞くなど良き監督として慕われている。 試合でも勝利を第一に考えるが、秋季大会での三船リトル戦では選手層で有利ながら控え戦力の温存を図りハンデ戦へ持ち込んだため、相手ナインの奮起を招いたことで負けた。 特徴的なサングラスをかけており、三船ナインからは「サングラスのおっさん」と呼ばれている。 夏合宿における三船リトルとの練習試合で、わざと三船リトル側の不利になる判定をしたり、茂治を愚弄しわざと吾郎を怒らせるなどの憎まれ役を務めることで吾郎の死球恐怖症を克服させた。 原作では中学編で一度登場し、寿也の所属する友ノ浦中の試合を観戦している所で吾郎と久しぶりに再会、寿也の過去を吾郎に話すシーンがあるが、それ以降は登場しない。アニメでは第3シリーズにて、茂野英毅と共に聖秀高校にコーチとして訪れた。清水大河は教え子だったようであり、樫本によって大河の特色が語られた。「またノックを打てるのを楽しみにしていた」と言われた際、普段はクールな大河も苦笑するなどリトル時代に絞られた模様。
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