安全進塁権
(エンタイトル から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/23 22:48 UTC 版)
安全進塁権(あんぜんしんるいけん)とは、野球用語の一つ。規則により走者(打者走者を含む)がアウトにされることなく進塁を認められることをいう。
注釈
- ^ 公認野球規則5.09(a)(3)【注】
- ^ 日本では、2017年の公認野球規則の改正で、5.06(b)(3)(C)および同【原注】、5.09(a)(1)【原注1】、5.12(b)(6)が改正され、捕球した野手がボールデッドとなる箇所に、倒れ込まずとも踏み込んだ場合に1個の安全進塁権を与えることとなった[1]。日本ではこれ以前に、2007年の規則改正の際、5.10(f)、6.05(a)【原注】、7.04(c)(条項番号は当時)に独自の【注】を設け、ボールデッドとなる箇所に踏み込んだり、倒れこんだ場合に適用としていたが、2011年の改正でこれらの【注】が削除され、倒れこんだ場合のみの適用とした。
- ^ その場合もボールデッドであるが、両手を上方に広げるボールデッドのジェスチャーをするとファウルボールと誤認される。ボールデッドであるのは明らかであるから、ボールデッドのジェスチャーをわざわざ行う必要はない。
- ^ 当時の条文番号。2021年度の公認野球規則5.06(b)(4)(C)に相当する。
- ^ なお、記事タイトルに「テイク3」とあるが、もちろん実際にはテイク3(3個の安全進塁権)ではない。
出典
- ^ “2017年度 野球規則改正” (PDF). 日本野球規則委員会 (2017年1月24日). 2017年2月8日閲覧。
- ^ “虎・マートン勘違い!ファンあぜんの痛恨ミス”. サンケイスポーツ (2011年5月26日). 2011年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月24日閲覧。
- ^ “西川 とんだ珍プレー!アウトカウント勘違いでボールをスタンドに…”. スポーツニッポン. (2015年7月20日) 2021年5月3日閲覧。
- ^ “ボールボーイがインプレーボール取ってボールあげちゃった〜”. 日刊スポーツ: p. 9. (2014年6月10日)
- ^ Brendan Kuty (2014年6月8日). “WATCH: Royals ball boy gives fan fair ball vs. Yankees”. NJ.com. 2014年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月13日閲覧。
- ^ “Ballboy's blunder”. MLB (2014年6月9日). 2014年6月13日閲覧。 “The Royals ballboy mistakingly fields Brian Roberts' fair ball down the right-field line and avoids the next one hit his way”
- ^ “オーティズ、グラブ投げ打球止め三塁打罰”. 日刊スポーツ. (2008年5月5日) 2021年5月3日閲覧。
- ^ “【記録員コラム】エンタイトル二塁打なのに・・・”. 日本野球機構 (2017年8月29日). 2021年5月3日閲覧。
- ^ “阪神糸原悪送球誘った“守備妨害?”意見書提出検討”. 日刊スポーツ. (2019年4月21日) 2021年5月3日閲覧。
- ^ “【ソフトバンク】広瀬隆太の悪送球で一塁走者も生還 なぜ“テイク3”?”. スポーツ報知. (2024年6月23日) 2024年6月23日閲覧。
- ^ “ヤクルト、まさかの“珍プレー”で逆転負け…無走者の一塁へマクガフけん制、2者生還”. サンケイスポーツ. (2020年9月4日) 2021年5月3日閲覧。
- ^ “巨人・佐々木が好判断の激走 直前にボーク判定→牽制悪送球で一気に三塁へ 岡本和の先制打呼び込む”. デイリースポーツ. (2024年6月23日) 2024年6月24日閲覧。
- 1 安全進塁権とは
- 2 安全進塁権の概要
- 3 審判員の宣告の仕方
- 4 具体例
- 5 関連項目
「エンタイトル」の例文・使い方・用例・文例
- エンタイトルのページへのリンク