東京中央鉄道公安室第四警戒班(警四)
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「RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-」の記事における「東京中央鉄道公安室第四警戒班(警四)」の解説
高山 直人(たかやま なおと) 本作の主人公。桐生鉄道高校旅客輸送科の2年生。身長170cm、血液型A型、9月23日生まれ(天秤座)。警四の班長代理に任命される。子供の頃から鉄道好きで、新幹線やリニアモーターカーの運転手と一生安泰の人生を目指し國鉄入社を志望する。学生鉄道OJTで「採算の取れない83の路線について廃止すべき」とするレポートを書いて國鉄に応募し、校内でただ一人選ばれるが、研修先として志望と異なる鉄道公安隊に配属されることになる。事なかれ主義ではあるが、ひとたび事が起これば振り回されつつも仲間とともに解決のために全力を尽くすなど、本質は責任感が強い。しかし、4巻でのテロ事件以降自らの職場をつぶそうとするRJと積極的に対峙していこうという姿勢に変わりつつある。また、氷見がRJの仲間ではないかと疑われた際も、所属は違うが同じ公安隊の仲間として氷見のことを信じていた。能力は平均程度だが、公安隊の各班長からは人の能力をうまく引き出すことができると評価されており、同時に周りの信頼や女性陣からの好意を得る結果に繋がっている。五能からも、短期講習の成績表で最高ランク評価「A」を付けた二人のうちの一人として高く評価されている。また、知らない話や聞かされていない話でも機転を利かせて相手に違和感を抱かせないように話を合わせることができる(ただし、この特技についての自覚はない)。自宅は高崎線沿線にある。 小学校3年の冬に秘境駅に行き、盲腸炎で倒れたところを除雪作業をしていたラッセル車に助けられた。このときから運転手を目指している。 ベルニナの秘密を知る数少ない一人。そのため、あおいやはるかから同性愛疑惑を持たれている。 アニメ版では自室内に鉄道模型のレイアウトを設置している。 桜井 あおい(さくらい あおい) 声 - 沼倉愛美 本作のヒロイン。桜花女子高校2年生。身長163cm、血液型AB型、4月10日生まれ(牡羊座)。公安隊を志願した理由が「痴漢を射殺するため」であるほど大の男嫌い。体つきは華奢であるが、父親が警視庁の警察官で、娘も同じ道に進ませようと海外で射撃訓練を受けさせたり合気道などの格闘術を習わせたため銃器の扱いや格闘術に長けていて、配属前に行われた短期研修では座学とともにクラストップだった。しかしあおい自身は父の部下として働くことは嫌がっている。平穏な研修生活を望む直人とは裏腹に大事件が起こることを常に願い、常時護身用の拳銃(アニメではベレッタM92)を携帯している。そのことで度々直人と口論しているものの、同時に常に自分をどんな時でも信頼してくれている直人に好意を寄せている。ただし本人は直人に対して素直になれないでいる。 幼いころホームと列車の隙間に落ちたことがトラウマになっているため、深い隙間を苦手としており電車の乗り降りの際には思い切りジャンプをして飛び越えている。 痴漢でも射殺しようとすることから「東京駅の死神」の異名を持ち、痴漢以外にも東京中央郵便局の職員からも畏怖されている。名前は桜井線が由来になっている。 尊敬できるただ1人の人物として、五能瞳をあげている。そのため、「ポスト五能」と呼ばれると喜ぶ。 小海 はるか(こうみ はるか) 本作のもう一人のヒロイン。白精華高校2年生。身長158cm、血液型B型、11月5日生まれ(蠍座)。容姿端麗のグラマーで頭脳明晰。記憶力は東京駅に発着する全列車の時刻を全て暗記出来る程抜群だが、運動音痴で短期研修時の射撃訓練では間違って天井を撃って半泣きになるほど。祖父は元國鉄総裁というお嬢様で、アテラ国王子のベルニナとはイギリス留学時の知り合い。このためベルニナが来日した際には通訳として駆り出されることもある。父親は國鉄のことを嫌っているが、学生OJTへの参加は認めている。東京駅長の片町は祖父の知り合い。 幼いころ交通博物館内で誤って倉庫に閉じ込められたことがあり、その際偶然直人に助けられているため直人には好意を寄せている。このため、直人があおい以外の女の子と仲良くしていると、嫉妬から怒ったような態度になる。 知り合いが病気で臓器移植ができずに亡くなった苦い過去があるので、軽井沢で大糸に臓器移植のための臓器運搬の依頼をされた際には真っ先に志願しており、学力の高さを生かしてマニュアル解読と動力操作の担当をする。 岩泉 翔(いわいずみ しょう) 声 - 日野聡 桜堤高校2年生。身長185cm、血液型B型、11月28日生まれ(射手座)。典型的な脳筋で格闘好きのため体力試験でトップだったが、座学は常に追試や補修を受けていたほど学力は壊滅的。乱闘好きで常に防刃チョッキを着込み(防弾チョッキを着ることもある)、スタンガン付きの新型特殊警棒を2本常備している。公安隊配属時に支給された警棒は大宮駅での乱闘で曲がったため、父の骨董品である「天山義一・誠」を携帯している。 脳筋で勉強が苦手である一方、まりのことは乃亜と変わらないくらいの容姿と思っていたり、ぼんやりと聞いていたベルニナの遠まわしな告白を(ベルニナが女性だと知らないにも関わらず)察知するなど、女性方面に鋭い一面も見せている他、達筆である(ただし字の間違いが多いため書き直しも多い)など手先が器用で、(勉強を除き)現場の状況を把握できる洞察力と、それに応じ機転が利く判断力の持ち主でもある。直人については職務中は常に「班長代理」と呼称している。 軽井沢で直人に引き合わせてもらってから、まりと行動を共にすることが多い。 父親から様々な物や知識を受け継いでおり、その特殊性から直人に父親はかなり特殊な職業ではないかと疑われている。また5巻以降旅行時にはダッフルバッグに荷物を詰めている。 11巻では氷見と意気投合している。 18巻で貨物列車で千歳と乱闘した事によって貨物列車から川へ落下して千歳と共に行方不明となる。 飯田 奈々(いいだ なな) 東京中央鉄道公安室・第四警戒班(警四)班長。口調はほんわかとしていることが多いが、まだ高校生の直人らを信用していて色々なことを任せている。東京公安機動隊隊長の五能瞳とは同期でかつては行動を共にしていた。研修時代に瞳と勝負をし、射撃や筆記などで何度も勝ったことがある。 直人に対して絶大な信頼を寄せており、班長代理に任命した。これは、あおいは体力と射撃は長けているが暴走気味、はるかは頭脳明晰だが体力がなく、翔は体力と格闘能力は秀でているが頭脳処理能力が伴わないためで、全てにおいて平均的にまとめ役をこなせる直人に白羽の矢を立てた。 瞳と違い全く出世する気がないため、何年もの間OJT研修の高校生しか配属されない第四警戒班の班長をやっている。身長152cm、血液型O型。 け〜よん 声 - 加隈亜衣(役名は「犬」) 東京駅爆破予告事件の時に、爆弾が取り付けてあったペットのケージの中にいたロングコートチワワ。はるかがこの子犬を気に入ったため事件後は警四で飼うことになった。ただし、直人や翔などの男性が近寄るとものすごい勢いで吠えるため、現在はあおい・はるか・飯田などの女性陣が世話をしている。鹿島乃亜とともに痴漢撲滅のポスターに起用されたため東京駅で働いている人にも人気があり、ペット用のシャンプーなどの差し入れもある。アニメでは、東京駅の爆破騒動こそあった為、それに関わる形で登場したが、その後は飼い主に返されたのか警四が飼うことなく「け〜よん」と名付けられることもなかった。
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