東京丸物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 07:49 UTC 版)
民衆駅としての池袋駅ビルの建設を目的に設立された「池袋ステーションビル」に出資することで開店した。着工前に買収できた為、新宿と異なり百貨店用のビルとして丸物側の主導で設計・建築され、そごう大阪店を評価した中林仁一郎が自宅に続いて、当店の設計も村野藤吾に任せた。壁面の彫刻や「夢の階段」と呼ばれる大階段がある壮麗な建物だった。 1966年(昭和41年)に赤字転落した2年後、西武鉄道に救済を求めた。そして、近鉄グループの丸物本体への資本参加後、リストラの一環として小佐野賢治の仲介で西武鉄道と同根のセゾングループへ売却されている。建物や法人を引き継いでパルコとなった。パルコへの改装時に西武池袋本店との連絡通路が館内に設けられた一方、彫刻などは無くなっている。 その後、セゾングループから森トラスト、そしてJ.フロント リテイリングと経営主体は移行したが、企業としても存続している。 設計:村野藤吾 施工:大林組 施工:鉄筋コンクリート造地上8階地下3階 塔屋3階
※この「東京丸物」の解説は、「丸物」の解説の一部です。
「東京丸物」を含む「丸物」の記事については、「丸物」の概要を参照ください。
- 東京丸物のページへのリンク