設計・建築とは? わかりやすく解説

設計・建築

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 14:45 UTC 版)

三重県立熊野古道センター」の記事における「設計・建築」の解説

地元産の尾鷲熊野ふんだんに使った熊野古道センターは、建築物として注目集めており、建築関係者訪問も多い。第49回BCS賞2008年)、日本建築学会作品選奨2009年)、公共建築賞2012年)を受賞している。三重県立熊野古道センター整備三重県地域振興部が担当し海の博物館当時私立2017年平成29年〕より鳥羽市立)の館長石原義剛が同部の特別顧問務めていたことから民間の手法が数多く取り入れられている。そのため建築設計から展示設計まで公募プロポーザル方式採用し特注家具発注にまで入札導入するなど三重県始まって以来開かれた施設整備となったプロポーザル参加条件緩くして若手参加できるようにし、応募作品はすべてインターネット公開審査公開行われた日本最大級木造建築物であり、木造軸組構法ヒントにした角材ステンレス製リング組み合わせによる新たな木構造採用している。これは木と金属のハイブリッドをしたかったというものではなく無垢材使った木造らしい木造」を造りたかったための構法であった。同じ断面木材組み合わせた熊野古道センターの構法は「等断面集積木材構法」と命名された。トラス集成材使わず柱間10.5m、軒高6.7mを実現したのは「歴史的木造大空間を凌ぐ空間」と評されている。また、展示棟交流棟対称的配置展示棟から交流棟までの全長は98.6m、両棟の間隔は7.4m)と直線的な造形により、建物象徴性力強さ表現している。直線的になっているのは、周囲棚田棚田から海へと広がる平性協調するためで、山々木々の垂直性との対比創出している。 2006年平成18年12月18日竣工。総事業費は約21億円であり、電源立地交付金使用された。総工費は1,153,436,700円である。建築面積は3,366.82m2、延床面積は2,439.69m2である。建築設計建築研究所アーキヴィジョン(戸尾任宏らが担当)、構造設計梅沢建築構造研究所梅沢良三らが担当)、展示棟交流棟施工奥村東建特定建設工事共同企業体研究収蔵棟の施工セルフ建設担当した建築利用した尾鷲環境負荷を軽減するために特定のでなく広域から少しずつ切り出した使用された6,549本の尾鷲には1本1本に産地証明書付いている。当初は150mm角の木材を4本束ねる構想であったが、150角の尾鷲樹齢100年以上となり入手難しいことが判明したため、135mm角という地元広く流通している木材規格変更された。135mm角材活用したことによる日本国産の小中木材の利用拡大可能性示したこと、熊野古道景観構成する木を使って熊野古道センター建設したということ意義深いから、壁に至るまで尾鷲用いている。木材組み上げには、1棟は7日、もう1棟は10日しかかからず建築設計者を驚かせたという。熊野天井板用いられ、2,280m2分が使われた。 建物2014年平成26年時点経年劣化顕在化してきており、修繕必要がある。なお、設計段階から部材交換が容易となるよう構法の単純化図られている。

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設計・建築

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 09:41 UTC 版)

土浦市立博物館」の記事における「設計・建築」の解説

博物館建物1985年昭和60年9月行われた土浦市側が指名した4業者による建築設計競技設計コンペ)で選ばれアトリエ・K設計したのである博物館土浦城跡の亀城公園隣接することから、土浦城歴史たたずまいとの調和考慮して石垣土塀勾配のある屋根などを取り入れた現代的な城郭イメージした外観になっている。(したがって土浦城二の丸跡にあるが、二の丸復元したものではない。)敷地国道354号接するが、交通量が多いため国道側に入り口設けず国道から市道側に入ったところに入り口設けている。建築入札により、地元山本工務店担当した建物鉄筋コンクリート構造地上3階地下1階建てで、敷地面積は1,482.33m2、建築面積は934.213m2、延床面積は2,482.905m2である。

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