書齋とは? わかりやすく解説

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しょ‐さい【書斎】

読み方:しょさい

個人の家で、読書書き物をするための部屋書室


書斎

主に読書書き物をするための部屋空間のこと。基本的に机と椅子書籍本棚などが備えられる

書斎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/28 01:14 UTC 版)

20世紀初頭の西洋の書斎。脚本家・ウィリアム・ニコルソン
夏目漱石の書斎

書斎(しょさい)とは、主に知識人文人の居宅に設けられた、読書や書き物をするための部屋。

中国語では「書房」もしくは「文房」といい、文字どおり書を読んだり文を書いたりする房(部屋)である。「斎」の字は「房」と同様に「部屋」を意味する。「山房」「文閣」など、雅称で表現されることもある。

書庫が単に書物を保管することを目的とするのに対し、書斎には蔵書とそれを収める本棚の他に、机、文房具(文房の道具の意)などが備えられる。所有者が小説家評論家など著述を職業とする者である場合は、その仕事場ともなる。昭和前期までの日本の書斎は畳に和机であることが多かったが、次第にデスクと椅子に移行し、現在ではパソコンが置かれることも多い。

西洋の書斎

英語では「Study」「Library」「Den」「Retreat」「Cabinet」「Home Office」「Writing Room」などの語に「書斎」の訳があてられる。「図書室」「読書室」と訳されていることもある。

講談社現代新書の「書斎 創造空間の設計」に収められている、海野弘「書斎史話」によれば、15世紀はじめに活版印刷の技術が発明され、書物が手に入れやすくなったこと、またルネサンスを機に余暇の扱われ方が変化し、自分だけの世界を楽しむ傾向が出てきたことにより、同世紀末に、ヨーロッパの貴族の住居に書斎の原型があらわれはじめたという。この頃の書斎は、田園や庭など、外との繋がりが重視されており、これについて海野は、イタリア北西部ウルビノの大公であったフェデリコ・ダ・モンテフェルトロの、平野を一望できるロッジア(縁側のような空間)が備わったストゥディオーロ(イタリア語で「書斎」の意)を取り上げた上で、書斎という空間は「都市生活というものがあまりに発達した時に希求されるのかもしれない」「都市生活から自分の内密の空間にこもることと、都市から逃れて、外に出、田園に遊ぶことは別なことではなかったようだ」としている。

その後、18世紀になると女性の間で手紙や日記が流行し、また本棚・机・収納の機能を備えたビューローが登場するなど、書斎文化は徐々に発達していったが、貴族の趣味としての枠を超え、一般市民に普及するのは19世紀になってからであった。ヴィクトリア朝時代のイギリスでは、羽ペンから鉄製のペンへの過渡期だったこともあり、書斎を飾り立てるための文房具が大量に作られ、書斎文化は隆盛を極め、近代の書斎文化が確立されることになった。上述の「Study」という言葉が「書斎」という意味で使われるようになったのも、19世紀になってからのことである。

参考文献

関連項目


書斎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/19 05:27 UTC 版)

モアエニイ」の記事における「書斎」の解説

本を執筆し出版販売し資金得られる購入者レビューがつき、売上ランキング発表されることで農園厨家にはない達成感得られる為、書斎を利用する人口は他の2設備をしのぎダントツ人気がある。 その一方で費やした時間に対して収入微々たるもので、売上ランキングの上位にランクインしない限り安定した収入得られないとうジレンマもある。 執筆者多く採算とれない実情から、印税2002年12月7日より「売上の1/10」から「売上の4/11」に引き上げられたが、やはり元のとれない執筆者は多い。 オリジナル小説出版が多い。売上が多い傾向にあるジャンルは、執筆者対象としたHTML技術関連実用書と、モアエニイでのノウハウ記述した攻略本など。複数執筆者から作品の提供を受け、エッセイ小説集めた週刊誌月刊誌出版するプレイヤーもおり、これも人気博した使用可能なHTML制限されるエニイスタイル後述)が使用できる作品出版前に「著作物無断転載がないか」「公序良俗反しないか」などがチェックされる出版後前項問題該当する発覚した作品取り扱い中止される販売価格執筆者本人自由に設定できる。 1作品あたりの執筆必要な費用 … 「高級原稿用紙:100Any-G」、「使い捨てペン:350Any-G」もしくは万年筆:700Any-G」。 ※使い捨てペン1回執筆消費されるが、万年筆数回使用できる。 ※価格オークションなどを利用せず公式の販売店で購入した場合

※この「書斎」の解説は、「モアエニイ」の解説の一部です。
「書斎」を含む「モアエニイ」の記事については、「モアエニイ」の概要を参照ください。

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書斎

出典:『Wiktionary』 (2019/12/15 21:52 UTC 版)

名詞

しょさい

  1. 読書書き物をするための部屋空間

発音(?)

しょ↗さい

翻訳

語義1


「書斎」の例文・使い方・用例・文例

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