日本食玩史とは? わかりやすく解説

日本食玩史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 06:36 UTC 版)

食玩」の記事における「日本食玩史」の解説

江戸時代 - 庶民旅行難しかった時代富山の薬売り代表される日本中を旅する薬売りは、顧客各地情報名産品等をのおまけとして提供していた。特に江戸時代後期から明治時代にかけての売薬版画は有名。子供には紙風船などの玩具提供していた。 1899年明治32年) - 村井兄弟商会タバコタバコカードトランプ花札軍人写真西洋女性画のカード)が付き始める。アメリカタバコ販促真似たもので、これが日本商業食玩実質的な始祖となる。子供カード目当てタバコを吸うことが問題視され翌年未成年者喫煙禁止法成立1923年大正12年) - 江崎グリコグリコカード付き始める。タバコカードを基にした販促手法で、本製品から近代商業食品玩具が始まる。1927年昭和2年)にはメダル付属し始める。 1952年昭和27年) - カバヤ食品のカバヤキャラメルに点数カード付き始める。点数カード集めて応募する小学生向け名作小説単行本カバヤ文庫)が貰えるというサービスで、1954年まで実施1964年昭和39年3月 - 明治製菓マーブルチョコレート鉄腕アトムシール付き始める。キャラクターおまけにした初めての食玩で、これ以降TVキャラクター食玩化が激化する1967年昭和42年2月 - 森永製菓チョコボール発売されるランダムに付属するマーク集めて応募すると「まんがのカンヅメ」なる景品貰える。これまでの食玩既存菓子販促として後からおまけを付けるという売り方であったが、本製品初めからおまけを付属させる売り方をした初めての食玩である。 1971年昭和46年12月 - カルビー製菓(現・カルビー)の仮面ライダースナック発売される仮面ライダー特製名場面カード付属する子供達の間で大流行となり、おまけの特製名場面カード目当て菓子を買いつつ菓子本体捨てるという社会問題発生した1973年昭和48年) - カルビー製菓プロ野球スナック発売される仮面ライダースナック人気追ったもので、プロ野球選手カード付属する1977年昭和52年) - ロッテの「ビックリマン どっきりシール」が発売されいたずらシール」が付属する。本製品自体は特に大きな人気出ないまま終了するが、10回の改変経て8年後に「ビックリマン 悪魔VS天使シール」が誕生する1978年昭和53年4月 - カバヤ食品ビッグワンガム発売される付属するプラキットパッケージ大部分占めガム1枚だけと「ガムの方がおまけ」とも言われ、後の高級化した食玩の祖とも言えるブラインド式ではなく組み立て説明書書かれ番号見え小窓(穴)が開いていて、パッケージ裏面カタログ併せて中身判別できるカバヤ食品食玩はこの小窓開いた形式主流となる。 1980年代中期頃 - サンヨー食品のサッポロボーイおもしろカップ発売される子供向けカップラーメン容器中にプラキットアクセサリー付属するカップラーメン初の食玩1985年昭和60年) - ロッテの「ビックリマン 悪魔VS天使シール」が発売されオリジナルキャラクターシール付属するロッチ代表される類似商品乱発子供達の間でのシール売買公正取引委員会介入など様々な問題生んだまた、今まで漫画アニメをおまけの原作としてき食玩が、逆に漫画アニメ原作立場になった初めての食玩でもある。本製品成功受けて駄洒落交じりシールおまけにした食玩続々誕生する1985年昭和60年2月2日 - 雪印食品(現・日本アクセス)の電撃戦隊チェンジマンソーセージが発売される電撃戦隊チェンジマン人形付属する。本製品以降スーパー戦隊シリーズおまけにしたソーセージカレーふりかけ発売され続けていく。2001年の『百獣戦隊ガオレンジャー』迄同商品発売し続けてきたが、2002年雪印食品廃業に伴い『忍風戦隊ハリケンジャー』以降スーパー戦隊シリーズソーセージ権利プリマハム移管される。 1985年昭和60年3月15日 - 丸大食品巨獣特捜ジャスピオンソーセージが発売される。『巨獣特捜ジャスピオン』のカード付属する。これ以降スーパー戦隊シリーズ以外の特撮おまけにした食品発売され続けていく。 1992年平成 4年) - カルビーJリーグチップス発売されるプロ野球スナックサッカー版で、サッカー選手カード付属する。袋の外側貼り付けられカード盗まれる事件多発したため、一部店舗では予めカード外し会計時に店員が客に手渡すという対策講じられた。 1997年平成 9年) - カンロからキンダーサプライズ販売される卵形チョコレート中に玩具入っている。イタリアフェレロ社から日本フェレロ社が輸入した製品で、日本での販売2度目2年後に始まるチョコエッグ流行先達となる。 1998年平成10年) - サントリーフーズペプシコーラペプシマンボトルキャップ付き始める。日本初ボトルキャップ食玩1999年平成11年1月 - 不二家のミニミニペコちゃんが発売される世界のペコポコ人形付属する出荷追い付かず3月には販売一時停止するほど大人女性人気博しこれまで子供大人のおたくが中心だと思われがちだった食玩購買層大きく広げた。本製品以後食玩市場大人注目し始める。 1999年平成11年8月23日 - サントリーフーズペプシコーラスター・ウォーズ・シリーズボトルキャップ付き始める。これ以降ボトルキャップ食玩次々と流行し定番化していく。 1999年平成11年9月 - フルタ製菓チョコエッグ 日本動物シリーズ発売されるキンダーサプライズ同様、卵形チョコレート中に玩具入っている。企画段階から実力のある模型メーカー海洋堂参加したことによる造形の質の高さだけでなく、テレビキャラクターのような流行り廃りがない点や、シークレットアイテム混入功を奏し大人をも巻き込んだ社会現象生んだ業界拡大、質の高水準化、主力購買層高年齢化等、食玩・フィギュア業界に与えた影響大きい。 2002年平成14年) - ダイドードリンコ缶コーヒー「ダイドーデミタスコーヒー」に自動車雑誌NAVI」が監修し国産旧車ミニカー付き始める。以後同業他社期間限定追随する2005年平成17年3月14日 - バンダイ神羅万象チョコ発売される。「ビックリマン 悪魔VS天使シール」同様、オリジナルキャラクターカード付属する玩具会社食玩としては、主におたく層からの高い支持得た2005年平成17年9月 - 公正取引委員会サントリーフーズペプシコーラ付属する『機動戦士ガンダムSEED』ボトルキャップについて、景品ではなく懸賞品に当たり、またボトルキャップ懸賞金の上価格超える警告した。これを受けてサントリーボトルキャップ入っている袋を透明な物に変更し懸賞品ではなく景品扱いとなるよう改良した。また公正取引委員会全国清涼飲料工業会に対して同様の販売手法取らないよう要請した2009年平成21年8月31日 - 日清食品カップヌードルしょうゆ味『機動戦士ガンダム』30周年記念コラボレーション商品として「いろプラガンダム」シリーズとしては史上最小 (1/380スケール) となる特製オリジナルガンプラをカップヌードルパックした「カップヌードル miniガンプラパック」が数量限定発売

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