富山絵
売薬版画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 06:17 UTC 版)
本来の商品に何らかの物品を追加して販売した早い事例として、江戸時代に富山の薬売りが、お得意様に、売薬版画、日用品をサービスとして置いていった記録がある。当時は、おまけの名でなく「進物」「土産物」と呼ばれていた。これらのうち、浮世絵版画から派生した売薬版画は、カラーの印刷物が珍しい時代には需要も高く、さらに、配布する側にとっても軽量であったため、江戸時代から昭和の初期まで、長期に渡り利用されてきた。昭和の初期になると石版印刷が、そして活版印刷が登場すると、売薬版画は廃れた。明治時代後期からは富山で流行っていた紙風船も、おまけとして使用されるようになった。
※この「売薬版画」の解説は、「おまけ」の解説の一部です。
「売薬版画」を含む「おまけ」の記事については、「おまけ」の概要を参照ください。
- 売薬版画のページへのリンク