日本馬のフランス遠征
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「第93回凱旋門賞」の記事における「日本馬のフランス遠征」の解説
日本からはジャスタウェイ、ハープスター、ゴールドシップと、史上最多の3頭が挑戦した。 ジャスタウェイは前年の天皇賞(秋)でGI初勝利を挙げた後にこの年のドバイデューティーフリーで2着に6馬身以上のの差をつけて優勝。ロンジンワールドベストレースホースランキングで、この年の世界単独1位であり日本調教馬としては歴代2位となる130ポンドのレーティングを獲得した。帰国後は安田記念に優勝、凱旋門賞はそれ以来の出走となった。 ハープスターはこの年の桜花賞馬。阪神ジュベナイルフィリーズや優駿牝馬では2着に敗れたがいずれも僅差であり、前哨戦とした札幌記念でゴールドシップなどの古馬を相手に優勝を果たしての挑戦となった。 ゴールドシップは、前年までに中・長距離のGIを4勝しており、この年は阪神大賞典に勝ち、宝塚記念では史上初の連覇を達成。札幌記念ではハープスターに敗れたものの2着馬には5馬身をつけており、さらに5キログラムの斤量差(52kgと57kg)がありながら勝ち馬に4分の3馬身にまで食い下がっていた。 ハープスターやゴールドシップも欧州での前哨戦は走らず、凱旋門賞は渡仏後ぶっつけでの出走であった。 当初はフランスへの直行便を利用する予定であったが、ストライキにより欠航となったため、成田国際空港からオランダのアムステルダム国際空港へ向かった後に、陸路でフランスへ入国した。
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日本馬のフランス遠征
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「第92回凱旋門賞」の記事における「日本馬のフランス遠征」の解説
オルフェーヴルは前年も凱旋門賞に出走した。しかし、最後の直線で先頭に立ったがゴール前で大きく斜走して失速、2着に惜敗した。その直後から管理調教師の池江泰寿は「もうワンチャンスもらえれば、確実にいい結果が残せると思う」と発言しており、12月上旬に2013年も現役を続行することが発表された。2013年の春は大阪杯に勝利したものの、次走に予定していた宝塚記念は追い切り後に発症した運動誘発性肺出血のために回避。一時は「ローテーションについては全くの白紙」とされたが、後に凱旋門賞への出走が発表された。 キズナは、毎日杯、京都新聞杯を連勝し、東京優駿に向かった。陣営は「東京優駿に勝つこと」を条件に凱旋門賞への出走を表明し、実際に勝利したことでフランス遠征に踏み切った。 フランスへの遠征では、前哨戦として、キズナはニエル賞に、オルフェーヴルは前年に続きフォワ賞に出走した。ニエル賞は、同年のイギリスダービー馬のルーラーオブザワールド、パリ大賞勝ち馬のフリントシャーらが出走した。レースではキズナは後方待機から直線に向くとフリントシャーらを交わして先頭に立ち、猛追してきたルーラーオブザワールドも短頭差抑え切り優勝した。フォワ賞は、前年の英二冠馬のキャメロットが取り消し、9頭での競走となったが、オルフェーヴルは3馬身差の圧勝を飾った。
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