日本で「黒幕」・「フィクサー」と称される代表的人物
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信西 - 貴族・学者・僧。後白河天皇・藤原忠通・平清盛を陰で操った。 天海 - 天台宗の僧。徳川家康、秀忠、家光の三代に渡ってブレーン的役割を果たした。 頭山満 - 玄洋社の総帥。国家社会主義、アジア主義者の巨頭。 杉山茂丸 - 大日本帝国の総理大臣のブレーンとして活躍した。 辻嘉六 - 立憲政友会の黒幕と呼ばれた。 久原房之助 - 久原財閥(後の日産コンツェルン)の総帥。政界に転して黒幕と呼ばれた。 正力松太郎 - 元内務官僚で、内閣情報局参与や読売新聞社社主などを歴任。CIAの協力者。 賀屋興宣 - 元大蔵官僚で衆議院議員、日本遺族会初代会長。アメリカ共和党や中央情報局(CIA)、蔣介石政権との人脈を持ち、国際反共勢力、自民党といった国内外における右派人脈を築いた。 甘粕正彦・石原莞爾・土肥原賢二・辻政信- 満州事変、満州国創建にて暗躍した軍人ら(甘粕は元憲兵大尉。満州映画協会理事)。 安岡正篤 - 陽明学研究者。東洋思想をもって戦中・戦後の政財界に強い影響力を与えた。 三浦義一 - 昭電事件で日本の軍国主義解体を推進する連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)民政局(GS)のチャールズ・ケーディスをスキャンダルで追い落とすのに貢献する。 笹川良一 - 元A級戦犯容疑者。国粋大衆党総裁といった日本におけるファシズム運動家の第一人者。 大橋薫 (経済評論家) - 大蔵省や都市銀行の頭取クラスに対して絶大な影響を持ち、アジア開発銀行やがん保険の認可に関わり、金融界のフィクサーと呼ばれた。 村井順 - 元内務・警察官僚で、実業家。初代内閣総理大臣官房調査室長、綜合警備保障の創業者で、社長・会長。内務省・警察庁OBとして強い影響力を持っていた。 児玉誉士夫 - 暴力団錦政会顧問。右翼団体やCIA、韓国と多く接触し、ロッキード事件にも深く関与した。 田岡一雄 - 三代目山口組組長。山口組を日本最大の暴力団にのし上げた。実業家としても様々な顔を持つ。海外マフィアからも『ジャパニーズマフィアのボス』として一目を置かれる。 田中清玄 - 実業家。戦時期の日本共産党中央委員長。田岡一雄のブレーン。終戦工作や全学連への資金提供、中東の石油取引などで暗躍。 田中角栄 - 内閣総理大臣(第64・65代)、自由民主党政務調査会長、自由民主党幹事長、自由民主党総裁(第6代)などを歴任。 キングメーカーで「闇将軍」と呼ばれた。 中曽根康弘 - 元内務官僚で、内閣総理大臣(第71・72・73代)、自由民主党総務会長、自由民主党幹事長、自由民主党総裁(第11代)などを歴任。 後藤田正晴 - 元内務・防衛・警察官僚で、衆議院議員。田中角栄の腹心で、中曽根内閣の事実上の副総理格。中国と太いパイプを持ち、警察庁人脈のドンとして警察機構内部に独裁的な権力を構築し、選挙情報や政治家の個人情報などの「警察情報」を全て独占していたことから、政官財から恐れられた。 渡邉恒雄 - 読売新聞グループ本社代表取締役会長、読売新聞主筆。大手新聞社の重鎮として各界に影響力を誇示。児玉誉士夫や中曽根康弘と交友関係にある。 四元義隆 - 実業家。元血盟団団員。中曽根康弘や細川護熙など歴代総理大臣の指南役。 瀬島龍三 - 元大本営作戦参謀。伊藤忠商事会長。中曽根内閣のブレーン。山崎豊子の小説「不毛地帯」の主人公・壹岐正のモデルともいわれる。 福本邦雄 - 実業家。「政界最後のフィクサー」と呼ばれた。 矢板玄 - 実業家。亜細亜産業社長 池田大作 - 国内最大といわれる新宗教・創価学会の第3代会長。 山段芳春 - 元京都自治経済協議会理事長。京都の政財界に絶大な影響力を持ち、「京都のフィクサー」と呼ばれた。 森喜朗 - 内閣総理大臣(第85・86代)、自由民主党政務調査会長、自由民主党幹事長、自由民主党総務会長、自由民主党総裁(第19代)などを歴任。清和政策研究会の会長として、小泉・安倍・福田・麻生の各総理大臣の政権運営に影響を与えた。 浅田満 - 実業家。食肉卸売業のハンナンの元会長。部落解放同盟の元地方役員。食肉業界のドンとよばれた。 小沢一郎 - 衆議院議員。田中派、竹下派の実力者として政治手腕を発揮。自らは総理大臣になることなく、幹事長や代表として裏から日本政治を動かしてきた。政党をいくつも潰してきたことから、「壊し屋」の異名を持つ。 安倍晋三 - 衆議院議員。内閣総理大臣(第90・96・97・98代)、内閣官房長官(第72代)、自由民主党幹事長、自由民主党総裁(第21・25代)などを歴任。憲政史上最長の総理大臣在任期間中に「安倍一強」と呼ばれる政治体制を築き、党内最大派閥である清和政策研究会の会長として、菅・岸田の各総理大臣の政権運営に影響力を行使してきたことから、「令和のキングメーカー」「新・闇将軍」と呼ばれた。 菅義偉 - 衆議院議員。内閣総理大臣(第99代)、内閣官房長官(第81・82・83代)、総務大臣(第7代)、自由民主党総裁(第26代)、横浜市会議員などを歴任。憲政史上最長の官房長官在任期間中に、「影の総理」「史上最強の官房長官」「人事の菅」「究極の政治的な策士」と呼ばれるほどの政治的手腕を発揮し、安倍の政権運営に影響力を行使してきた。また、横浜市会議員時代の菅は当選回数わずか2回にもかかわらず、小此木八郎秘書時代に培った政財官の人脈を活かして辣腕を振るい、高秀秀信市長から人事案などの相談を頻繁に受けるなど、「影の横浜市長」と呼ばれた。 杉田和博 - 元警察官僚で、内閣官房副長官。安倍晋三・菅義偉の側近で、内閣人事局長として霞が関の全省庁に情報網を張り巡らせ、人事権を一手に掌握し、諜報・インテリジェンスのプロとして、初代内閣情報官や内閣危機管理監も務めてきた経歴から選挙情報や政治家の個人情報などの「警察情報」を通じて安倍・菅の政策決定に深く関与し、「官邸の守護神」「影の総理」などと呼ばれ、政官界から恐れられた。 北村滋 - 元警察官僚で、内閣情報官。安倍晋三・菅義偉の側近で、アメリカ中央情報局 (CIA) と太いパイプを持ち、選挙情報や政治家の個人情報などの「警察情報」を通じて安倍・菅の政策決定に深く関与してきたことから、「官邸のアイヒマン」「公安の妖怪」と呼ばれ、政官界から恐れられた。
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