教職員とその他のキャラクターたち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:46 UTC 版)
「魔法科高校の劣等生」の記事における「教職員とその他のキャラクターたち」の解説
百山 東(ももやま あずま) 声 - 中村章吾 校長。年齢は70歳ほど。魔法教育と高等教育の権威とされ、魔法師としては十師族の派閥争いに対して中立派を保っている。イギリスに住む英美の祖母とは、古い知り合い。また、九島健とは魔法師の青少年の教育の在り方を模索した同志であると同時に、尊敬できる年長の友人で兄のような存在でもあった。 八百坂(やおさか) 教頭。年齢は50代前半。 廿楽 計夫(つづら かずお) 声 - 荻野晴朗 2年生を担当している教師。実家は百家本流の「廿楽家」。一人称は「小生」。 本職は魔法大学の講師で、魔法幾何学を専攻し魔法工学にも造詣が深い。多面体理論という分野の若き権威であり、若くして助教授になりかけたものの、自由すぎる研究姿勢から「教育者としての経験を積んで来い」という理由で第一高校に足踏みする結果になった。だが本人は「自由に研究できる」とさして気にしていない。そういうマイペースな気質から、一科生、二科生にこだわらないが、生徒のペースを考えない変人である。 構造物を三角や四角柱等の単純な多面体の集合体に抽象化し、その構成要素である仮想単純立体を操作することで大規模構造物全体の変化を制御する「ポリヒドラ・ハンドル」の使い手。 小野 遥(おの はるか) 声 - 丹下桜 達也たちのクラスの総合カウンセラーの一人。美人というよりも、愛嬌のある顔立ちの若い女性。身長160cm、バスト90cm、体重55kg。爆乳カウンセラー。 学生時代は精神衛生を専攻して、医師の資格を所有している。人のエモーショナルコントロール術にも長けている。 正体は公安(警察省公安庁)のスパイで、業界では正体不明の女スパイとして「ミズ・ファントム」の名でも呼ばれる。ただし、カウンセラーの資格は本物であり、本人もカウンセラー業の方に情熱を注いでいる。話術には長けているが、いじられ気質でもある。 系統外に属する気配隠蔽の「隠形魔法」に特化した凄腕のBS魔法師。また達也同様、後述の九重八雲門下の一人でもある(師事するようになったのは彼女の方が後なので、達也は兄弟子にあたる)。 魔法科高校の受験に失敗した後、理科高校に進学し、大学で精神医学を専攻し、精神科医師免許を取得。そして精神科医のキャリア形成のためにカウンセラーとなる。自らのBS魔法を仕事に使う気はなかったが、自分の魔法技能を試したいという出来心で最初はちょっとしたいたずらを行っていたが、次第にエスカレートしていって最終的に明らかな犯罪行為を行ってしまい、そこを自分のBS魔法の天敵である「自らの五感に対してあらゆる魔法的干渉を受けない」BS魔法をもつ公安警察に見つかってしまう。そこで自分の犯罪行為を見逃してもらう代わりに、公安のスパイとなることを承知させられる。こういう経緯から、もともと公安のスパイになることを望んでいたわけではなく、本人は早く公安の仕事を辞職したいと考えている。 藤林響子と同年代であり、魔法科高校に入学できなかった遥にとっては、高校時代に九校戦のヒロインだった響子は憧れの対象であった。 2098年に発生した公安と内情の権勢争いに巻き込まれたことで命の危険を感じ、公安からの脱走を決意し、師匠の九重八雲の助力で日本から脱出し、USNAへ逃れるがカウンセラーとしての実績を認められなかったことで、不本意ながらバンクーバーの探偵事務所で「ルカ・フィールズ」という偽名で働いている。 『メイジアン・カンパニー』では、FEHRからの依頼でシャスタ山でFAIRが無許可の盗掘をしている物的証拠を掴む為に行動しており、FEHR本部で七草真由美と渡辺摩利と再会する。そして、カリフォルニアで起きた魔法テロを達也が解決した後で、レナ・フェールからの紹介でシャスタ山の調査を行う達也と深雪の道案内を務める。 安宿 怜美(あすか さとみ) 声 - 柚木涼香 保健医の女性教師で、ホンワカした雰囲気で男子に人気がある。本人の自己申告では戦闘力は皆無だが、実は合気道の有段者。生体放射を視覚的に捉え肉体の異常個所を把握する医療系の特化型能力者で、視るだけで精密機器以上の正確な診断ができる。 ジェニファー・スミス 2096年4月から魔法工学科クラスの担任教師となった女性。隅守賢人の母。元々は魔法大学の講師で、同僚だった廿楽と面識がある。 銀髪碧眼の北方系白人で、年齢は推定40代。18年前にUSNAから日本に帰化している。USNAの現代魔法研究の中心地でもあるボストンの出身。 紀藤 友彦(きとう ともひこ) 第一高校の男性教師で、1年B組及び2年B組の実技を指導している。 『キグナスの乙女たち』からの登場人物で、アリサと同じ1年A組にクラス替えしたいのに成績に思い悩む遠上茉莉花に、指導教師として助言や手助けを行うが、実は元老院四大老のひとりである安西勲夫の配下の一人であり、同じ配下の誘酔早馬と共に十文字アリサと遠上茉莉花を仲間に引き入れようと暗躍する。 ピクシー 声 - 東山奈央 正式名称は「3HタイプP94」。3Hとはヒューマノイドホームヘルパー(人型家事手伝いロボット)の名称で、P94はその型番(Pはパーソナルユースの略、94は年式)。大手メーカーからその幹部の子息が部員であるロボット研究部に貸し出されているモニター用製品。型番の読みから、ロボット研究部ではピクシーという愛称を与えられている(音声コマンドの呼び出しでも「ピクシー」で登録されている)。 校内に合わせて、通常の3Hよりも低年齢の少女の外見(10代後半)に設定されており、衣服で隠される胴体部分を除けば本物の人間そっくりのデザイン。ロボット研究部の趣味なのか、メイド衣装を着せて運用している。第一高校に訪れた白覆面の吸血鬼、ミカエラ・ホンゴウに寄生していたパラサイトが新たな器として入り込んでおり、バレンタインの日に達也からチョコのお礼を受け取った時のほのかの想念をコピーして自我を形成した。ほのかの「達也の役に立ちたい」という願いが自我の核となっているため、達也に仕えることを存在理由とし、達也を「ご主人様(マスター)」と呼び、彼の役に立つことに喜びを感じている。この事情により、達也は他者がピクシーを第一高校から合法に持ち出せない様、第一高校への貸借契約を引き継いだままメーカーから買い取っている。自分の自我のもととなったほのかはいわば「母」と呼ぶべき存在で、想念のきっかけとなった髪飾りの水晶を通じてほのかと一種のつながりを持っている。二年度の部からはピクシー自身の希望もあり、達也が風紀委員会より転籍した生徒会の生徒会室に配置されており、卒業した真由美に代わり、達也から伝授されたハッキング技術によって校内の監視システムを掌握している。
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